扉の向こう  毎日





 実家は時間がたつのが早いです。
 あっという間に三月も半ば、驚いたね。



 こちらに来ているので、せっかくだから友人と会ったりなんだりしようと思っていたのに、なかなか忙しいとままなりません。なにもできてないのにやることが山ほどあるって、なんともしがたい状況ですね。
 それでも二人ぐらいと飲みに行ってきました。


 一人目の話。

 夜しか空いてない、というので、むしろ日中は私も忙しいし、ちょうどいいやと深夜に待ち合わせをしました。
 ホテルのロビーで落ち合うことになっていたのですが、だらだらやって来たにも関わらず、三十分を過ぎても友人が現れません。私は二十分遅刻していたので、友人はこの時点で五十分の遅刻という計算になります。非常識です。許されません。
 一時間半経った頃、もってきた推理小説を読み終わったので、私は酒が飲めるところに移動して、ひとりで酒盛りを始めることにしました。もちろん、ホテルのバーだからといって雰囲気にのまれてカクテルを飲むなんて愚行は犯しません。
 さらに三十分たち、私は呑み代をおごらせる決意をしました。
 通算で二時間ほど立って、ようやく友人がやってきたのですが、あろうことか明らかに寝起きな雰囲気だったので久しぶりに切れそうになりました。
 バーがしまりそうな気配がしたので、場所を移動して呑み直しです。
 若い人たちがうろうろしているバーに入って、カウンターに座ってだらだら話しながら、友人はひたすらチーズを食べていました。何が楽しいのかへらへら笑っているので、なんどか蹴りを入れました。
 そのうち私の隣に座っていた知らないお兄さんも交えて、テーブル席に移動して、白熱した議論を展開しました。
 哲学科の人間が嫌いだという話を熱心にする友人と、カントに傾倒しているらしい知らないお兄さんは、私がショットを四つ空ける間に、カクテルを三杯飲んでいたので、一時間もたたないうちにつぶれやがりました。
 その後、知らないお兄さんと気持ちよく別れ、前後不覚な友人を引きずって友人の家に突入しました。
 家に着くころにはちょっと復活した友人と、ジャズを好きだという人間のどこが良いのか、というなんだかよくわからない迂遠な議論を展開しながら、古き良きアメリカ的な雰囲気を求めてなんだかんだしつつ、友人の本棚から小説を五冊ほど失敬し、貸していた映画を取り返したりなんだりして、そのうち友人が寝てしまったので、私は出されたカティーサークを一人で開けて、朝方に友人をたたき起し、帰ってきました。
 楽しかったです。
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理屈じゃないから  



 ふん?




 家の玄関のあたりにある氷がやばいです。
 スケートリンクみたいになっていて、滑ったら死にそう。



 ただいま帰省しているんですが、やはり雪が降っていると寒いね。
 雪かきが大変です。
 道路の雪が壁のようにそそり立っていて、なんともいえないほど邪魔です。
 歩くのもやっと、苦労する感じ、一歩家を出るにも勇気と覚悟がいります。冬だなあ、という実感がある。



 人から「虚無への供物」をもらったので、読んでいます。昔一度読んだことがあるので、犯人は知っているんですが。面白いなあ。
 いつのまにか上下巻に分かれているのにも、装丁が新しくなっているのもびっくりした。
 ちょうど読み返したいな、と思っていたんだけど。まさかもらえるとは思わなかった。



 実家は勉強しやすくていいです。
 家事の合間に、家事をしていないときは勉強、という。
 高校生の時とかを思い出します。
 これも慣れの問題かしら。
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死に体のひとでなし  毎日

 面倒くさいので、サボろうと思って日記。
 昨日は友人が我が家に泊まりに来ました。
 夕飯を作って、だらだらテレビを見て、酒を飲んで、眠くなったら寝る。そんな感じの夜でした。次の日の朝から、サンドイッチとカフェオレを飲みながら録りためた夏目のアニメを見て、にゃんこ先生のかわゆさにもだえまくった。やー、なんであんなに足が短いの。かわいいったらないわ。
 そして次の回はタキ登場なんだねー、楽しみ!
 しかしこの調子でいくと、ナトリさんとマトバさんのOPEDからの消失具合とか、アニメでの出番とか、いろいろと気になる。とーこさんがかわいかった。大変。


 さて、夏に向けてやること。
 勉強。孝行。鍛練。根性。


 とりあえず教育てきな実習てきなサムシングを頑張ってこよう。勉強する時間を食われてしまいそうなのが痛いけど、これも忍耐。社会勉強だと思ってやろう。
 そして、版本一本とにかく自力で全部翻刻する。でないと読めるようにはならない。
 崩し字読めないとかマジで役立たずだからね。いずれは漢文もやらなくてはならないとは思うけど、とにかく今は知識をつけないとまずお話にもならない。
 英語もやろう。一週間はそれ以外しない時間を作ったほうがよさそうだな。短期集中。そのほうが多分向いている。
 さー、ヒナタンやらなきゃ。がんばろー。
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わたしのまもの  毎日


 ブッダみてきた。



 感想はあとで書きます。改めて。


 歯磨きの順番待ち時間に日記でも書こうと思ったよ。
 とりとめのないことをつらつらつらつら書くだけだけどね。







 というわけで、現在絶賛帰省中なわけです。
 実家に帰ると、忙しいわりに他のことが何も出来ないので、日記を書く比率が上がる。
 本日の朝、例によって夜行バスで着きました。高速道ではなく一般道を通ってきたので、朝早く目が覚めてからずっと窓の外の景色を見ていました。
 わたしの育ったところは、ごく一般的に連想する平凡な一昔前の日本、みたいな雰囲気がまだ当たり前に残っているところなので、バスから流れていく、田園とか金融業の看板なんかを目にする度に、どことなく懐かしいような気分になります。
 なんども通ったような、見覚えがある気がするのに、本当のところ全く見知らぬような、そういう誰かの漠然とした空想の中を走っているような。あいまいもこもこ。
 霧深い青田の中の、清涼な明るさがとても美しかったです。
 幼い頃、わたしにとって田園の道は、理想境への入口でした。歩いて行けば、その先がどこか遠い、普陀落浄土にでも繋がっているのだと本気で確信していたのです。棒になって思うように動かない足と、日に焼けて真っ赤になった皮膚の痛みと、段々と重みを増すカバンをひとつ抱いたきり、泣くことも止まることも出来ずに歩きつづける、遡っても定かでない、何度か繰り返されたはずの記憶のなかにある理想境です。それは、むずがゆさと、せつなさと、叫びだしたくなるような焦燥と隣り合わせで、記憶のなかにあるその景色は、決まって夏なのです。
 どこか知らない場所へと繋がっているのだと、なんの根拠もなく確信していた道が、結局はどこにも繋がっていないのだと知る以前の、馬鹿馬鹿しいくらい単純で殺風景な理想境の名残を、擦り切れたビデオで見せられているような錯覚に陥りました。
 普段は気がつかないのですが、土地にはそれぞれ、それ自体の空気があります。湿度とか気温とか植物とか土とか、そういったものが混ざり合ってひとつのものになった匂い。バスから降りて、朝もやの中をそのことについて考えながら歩きました。




 映画館に向かう道すがら、そのことを一緒に行った人に話したら、その人は、子供には桃源郷が見える時期があるんですよね、みたいなことをよくわからない言葉でひとりごちていました。




 というわけで、これを読んだ人は、桃源郷についてわたしに報告するように。
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悪夢を食べるならお皿よりボウルになさいな  毎日






 親戚の兄さんが、モップをかける私を横目に、友人達に幼い頃の恥ずかしい話を暴露しようとするので、必死になって気を引いている夢を見た。



 なんて胸糞の悪い!



 大体、私はもう学校の廊下にモップなんぞかけなくても身だ!
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