2016/11/20

2016年植生調査秋  植生調査

2016年秋の植生調査結果

そろそろ紅葉の始まった柳川杏畑地区で、恒例の植生調査を10月23日に、K夫人の指導のもと実施しました。

この植生調査は、毎年春秋の2回実施され、今回は24回目になります。今年も多くの草木種が確認され、45種に達しました(写真参照)。

永年の調査の結果、データが多くなりすぎ、煩雑になる傾向がありますので、今回から、春と秋に、さらに草花と樹木に小分けして分析してみました。

これまで秋の調査で確認された草花(草本)の種の数の経緯を図示しますと、第1図のようになります。これはあくまでも目安で、目についたものを全てリストアップしたものではありません。ここ数年ほぼ横ばい状況です。

また、同一種で繰り返し確認された種の数を図示しますと、第2図のようになります。繰り返し確認される種の数は指数関数的に減少しています。

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同様に樹木についても分析し、それぞれの統計値を見ると、以下のようになりました。

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これら統計値の傾向を草本と樹木で比較すると概ね次のようになります。

・各調査時に観察された種の数は、樹木より、草本の方が圧倒的に多い。
・各調査時に観察された種の数は、樹木は15±7、草本49±10と、草本が安定している。これらは、調査時の関心の度合いによるものと推察される。
・繰り返し観察された種の数は、いずれも概ね指数関数的に減衰しているが、草本の方が顕著である。
・草本は世代交代が早く、葉が落ちるなどにより繰り返し発見しづらいことによると思われる。
・これに対して樹木は殆ど世代交代しないので、殆ど減衰しない筈だが、そうでないのは調査時の関心の度合いによるものだろう。
・樹木に恒久的な名札を積極的に取り付けることにより、この矛盾は解消されるものと期待できる。

前回の報告でも述べましたが、調査地域の種の保全を行うには、適切に樹木を間伐し、下草を定期的に刈り取り、山を明るくしておく必要があります。
特に下草刈りでは、草刈り取り機で一網打尽に刈り取るのではなく、名札のある付近では、手作業で丁寧に除草する必要があります。  山の暇人 記

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