2012/8/7

高知市民の大学での講演  


高知市民の大学(第71期生)が下記日程で開講されました。

在学期間:2012年4月3日〜2012年7月20日

場所:高知市民文化プラザ かるぽーと      

曜日と時間:自然科学コース 火曜日

     :社会科学コース 金曜日  両コースとも18:30〜20:00

募集人員:各コースとも80名(先着順)
 
 私は7月17日(火)に「アカメと浦戸湾」というテーマで講演を行いました。
 
 下記はそのシラバスです。

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            アカメと浦戸湾
 
             アカメと自然を豊かにする会 長野博光

 高知は海の国(目の前全てが太平洋)、山の国(森林面積率日本一)、お日様の国(日照時間日本一)です。
 こうした自然豊かな高知にはすごい魚がいます。アカメです。
 アカメは日本固有種。世界で日本にしかいません。その上、日本の中でも限られた地域だけにしか棲んでいません。主に西日本の太平洋沿岸が主な生息域ですが、最も多く棲息しているのが高知県と宮崎県です。中でも、ずば抜けて生息密度が高く幼稚魚から1メートルを超える成魚までたくさん棲んでいるのが高知市の浦戸湾です。
 豊かな自然の象徴であるかのような巨大魚アカメ。近年、有名になりました。しかし、本当の姿はあまり知られていません。
アカメはどんな魚なのか覗いてみましょう。
 


 長野 博光(ながの ひろみつ)
1950年 高知県安芸市生まれ。
ミカン農家・プロ猟師。
アカメに魅せられて30年あまり、アカメとの付き合いがライフワーク。
2007年5月、アカメと自然を豊かにする会を設立し現在まで代表を務める
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 下記はそのレジュメです。

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     アカメと浦戸湾 

                長野博光(アカメと自然を豊かにする会)

 アカメは鹿児島県から静岡県の主に太平洋沿岸に生息する日本固有種です。なかでも宮崎県と高知県に最も多く生息しています。
 高知県のアカメは昔から人々の生活に溶け込み、多くの地方名で呼ばれてきました。ただアカメは漁業の重要魚種ではなく、アカメと関わる事ができる条件を持つ人が少なかったため「知る人ぞ知る巨大魚」でした。ところがここ数十年で釣りの対象魚として絶大な人気をもつようになり、大変有名になりました。とはいえ、生息の実態についてはいまだほとんど知られていません。
 そうしたなか、高知県ではアカメについて2つの大きな誤解が生まれました。一つはアカメは四万十川にしかいないという誤り、もう一つはアカメが滅多に遭遇できない絶滅危惧種であるという誤りの二つです。まずはこの大きな二つの誤解を解いていきたいと思います。そして、アカメが浦戸湾に世界一多く生息していることを紹介します。

 アカメは高知県レッドデータブック(1992年)で絶滅危惧IA類と評価されています。私と町田吉彦高知大学理学部教授(現高知大学名誉教授)は高知県のアカメの評価は間違っていることに気づき、2006年7月29日より検証作業を始め、2007年2月10日に情報不足種に該当するという結論を得て、高知県の担当課に結果を届けました。私たちは現在も調査を続けていますが、その中で新たな重要な発見などがあり、アカメは高知県では普通種であることが分かりました。
 
 アカメは全長1メートルを超す巨大魚です。ネオンサインの映る水面の下にこのような巨魚がゆうゆうと泳ぎ回る都市は、世界広しといえども高知市だけでしょう。まさに現代の奇跡の地かもしれません。浦戸湾になぜこれほどアカメが多く生息しているのでしょうか。一つは豊かなコアマモ場があることです。コアマモは海草(うみくさ)で浅海域や汽水域の適した環境下だけに生育します。コアマモは人間活動の最も影響を受けやすい河口部などが主な生育場で、多くが破壊されてきました。高知県では浦戸湾以西でしか確認されておらず、高知県絶滅危惧IB類に指定されています。そのコアマモが浦戸湾の広い範囲に繁茂しているのです。コアマモ場はアカメの保育場として活用されます。もう一つは、アカメにとっての餌生物が豊富であるということです。これまでの研究で幼魚は甲殻類、成魚は魚類を主な餌にすることが分かっており、ゴカイからノコギリガザミ(エガニ)・ミミズにいたる広範囲の食性をもっています。幼魚から成魚まで沢山のアカメを育む豊かさを浦戸湾はもっているのです。
 
 世界に誇るべきこのアカメと浦戸湾を大きな観光資源として有効に活用しながら、ともに大切にしつつ後世に残していきたいと思います。
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 高知のアカメの全体像を、そして、県都、高知市の浦戸湾が奇跡の海であることを知ってもらいたいと、慣れない仕事をさせてもらいました。
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2012/6/26

キハダ  


 2012年6月中旬、上杉事務局長が土佐湾でキハダを釣りました。

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 20.5キロ

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 20.8キロ

 キャスティングゲームで、タックルハウスの飛沫V187dpとブリットペンシル145で釣ったそうです。

 おめでとうございます。
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2012/6/20

2012.6.19桂浜水族館  取材


2012.6.19 きょうは「かるぽーと」で開かれている「高知市民の大学」でアカメと浦戸湾という講演することになっていたのですが。
 台風で中止(延期)となりました。

 テレビの取材があることになっていましたが、中止になったので桂浜水族館の取材と今後の取材のうち合わせをしました。
 桂浜につくと数社のテレビ局のスタッフが忙しそうに台風の影響を受ける桂浜の様子を取材していました。
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 アカメ担当のスタッフ大町さんからアカメのレクチャーを受けているテレビ取材の方々。

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 展示水槽には大小のアカメが30尾はいっています。そのうち1メートル以上のアカメが3尾、最大が120センチ、30キロほどあるそうです。昨年8月に釣り人から寄贈されたアカメで元気よく餌も食べてコンディションも良いといいます。
 さすがに1メートルをこすと風格があります。その姿態の迫力には圧倒されます。頭部からぐっと盛り上がる体躯、背鰭や尻鰭の付け根を見るとシーラカンスを連想します。
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 水族館のバックヤードで経過観察中のアカメや展示予定のアカメの若魚を見せてもらいました。
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2012/6/19

水族館へ  

 2012年6月17日、岡田さんが2尾のアカメを釣りました。
 今回はT&Rではなく、依頼を受けていた県外の水族館へ寄贈となりました。

 とっても元気なアカメだそうですので引き取られた先の水族館で人気者になることでしょう。

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 釣獲日:2012.6.17
 釣り人:岡田 勝さん
 全長:約50センチ・40センチ

 2尾のアカメは土佐の観光大使として活躍してくれることでしょう。
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2012/5/29

化け物退治  アカメ釣り


 2009年7月26日のことです。

 アカメの国農園のミカン収穫のアルバイトに来てくれている友人から聞いた話です。
 その友人は退職後、普段は釣り三昧の生活をおくっています。(うらやましい)

 毎日、ある漁港で釣りをしていたのです。
 チヌとかこっぱグレとか、小アジとか小鯖とか、とにかく釣れる魚なら何でもよしという釣りです。
 
 ところがしょっちゅうその獲物を横取りされるのです。友人だけではなく近くで釣りをしているおじいさん、おばさんたちの獲物も同様にひったくられるように奪われていたそうです。

 正体はわかっていました。

 大きな化け物のようなアカメです。

 獲物をかけて水中でやりとりしていると、突然ぐんと引き込まれたかとおもうとハリスがぱちんときれるのだそうです。それだけではなく獲物を浮かせてさあ取り込もうとすると下からいきなり化け物が現れて、反転しながらガボリと吸い込んで横取りされるのだそうです。

 腹を立てた友人は、段々と仕掛けを太くして挑戦したそうです。
 
 しかし、ことごとく仕掛けを切られて敗退していたのです。

 まあ、ここまでは土佐ではよくある話です。

 さらに腹を立てた、友人の友人は近くの釣具屋にいって事情を話し、相談しました。

 釣具屋は「よし、わしが仕掛けを作っちゃろ。まかいちょけ」と言ってワイヤー仕掛けを作ってくれたそうです。

 何を餌にしたのか、聞いていたのですが、忘れました。とにかく仕掛けを投入するとすぐにあの化け物アカメがかかりました。

 二人がかりで引っ張り合いをしたそうです。やがて沢山のギャラリーが集まり応援します。「逃がすなよ!」「どいたち逃がすなよ!!」みんな被害者ですから応援にもさぞかし熱が入ったことでしょう。
 
 「逃がいたらしばきたおすぞ」ぐらい言ったかもしれません。

 さすがのアカメもワイヤー仕掛けと2人を相手にしてはたまりません。がばっと浮いたのです。

 さあ、そこからが大変でした。「おい、どうやってあげりゃあや?」水面からは数メートルたかい漁港の岸壁です。いくらワイヤーとはいえ、岸壁の角でずるずるこすりながらあげることは無理です。普通の玉網など何の役にも立ちません。

 そこはそれ、漁港です。漁船がたくさん係留されています。一人の人がふと漁船の船上に目をやるとそこには錨があるではありませんか。

 なんと、船を止めるイカリをアカメのエラに引っかけてらんでぃんぐという破天荒な荒技でアカメを取り込んだのでした。
 
 常連の釣り人は大喜びしたそうです。

 万歳三唱はしたのかどうかしりません。
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 釣獲日 2009年7月26日
 釣り人 松浦正人さん
 全長  130センチ
 体重  28.5キロ

 釣具屋の主人は私の同級生。現認者です。かれにも裏付け取材をしましたので間違いのないお話です。

 そうそう、取り込んで岸壁に横たわったアカメの口からナイロンのハリスが4本出ていたそうです。
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タグ: アカメ



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