2014/6/22

(無題)  Just a Ronin ! 日記

平成26年6月22日


 塩村文夏都議に対する性差別ヤジの問題で、世間はかまぶすしい。

 古今東西を問わず、このような舌禍事件は後を絶たない。でも陰湿な差別発言に対しあざやかに切り返し、溜飲を下げたいい話もあるんですよ。

 次の二話はその典型です。

 まず一つはイギリスの話。
 
 スコットランドではオーツ麦(えん麦)をよく食べるそうです。

 一方イングランドではオーツ麦は馬の餌だそうで、あるイングランド人が、「スコットランド人は馬の食う物を食べる」と偏見と蔑みに満ちた差別発言をしました。

 腹に据えかねたスコットランド人が「その通り。だからスコットランドは人が優秀で、イングランドは馬が優秀なんだ」と言い返しました。

 これはボズウェル著「サミュエル・ジョンソン伝」の中で紹介されているあまりにも有名な話です。

 切り返しの鮮やかさは、まさに剣の達人を彷彿とします。こうしたユーモアを交えた切り返しというのは、日本人は不得手のようですね。

 でもこんな胸のすく切り返しで、失礼な相手をギャフンと言わせた日本人がいます。

 日清戦争前、小村寿太郎が駐清特命全権公使で北京にいる時のことです。

 彼は万寿節の祝賀会に招かれ、各国が集まる宴席で中国の李鴻章と対面した時、巨漢の李に「この宴席で閣下は一番小そうございます。日本人とは皆閣下のように小そうございますか?」と背の低さを揶揄されたそうです。

 小村は平然として、こう切り返したといいます。

 「残念ながら日本人はみな小そうございます。無論閣下のように大きい者もございます。しかし我が国では『大男 総身に智恵が回りかね』などといい、大事を託さぬ事になっているのでございます」。

 最近、国会も地方議会もこんな知的で、ユーモアのある応酬をとんと聞いていませんねえ。


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               ボズウェル


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               サミュエル・ジョンソン

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               小村寿太郎
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