2013/6/3

X-E1 始動  カメラ機材

サブ機として富士フィルムの“FUJIFILM X-E1”を導入しましたので、
簡単なファーストインプレッションとJPG撮って出しの写真を載せたいと思います。

今回の写真は、全てカメラ内部の設定のみを活かした写真となっていますので、
富士フィルムのカメラを導入しようか検討されてる方の参考になれば幸いです。

撮影に使用した組み合わせは、“X-E1”+“XF35mm F1.4R”です。
※画角はAPS-C機なので、換算約52mmとなっています、ご注意下さい。

写真
曇り空の為、外光の差し込みも弱く、加えて明りの一切付いて薄暗い室内にて、まずは1枚試写。

写真
こちらもほぼ同じ条件下で撮影。

少ない光の中でどういう描写が出てくるのか、なるべくカメラにとって意地悪な条件で撮影を行いました。

写真
今度は夜に、肉眼ではほぼ何も見えないような条件下で撮影。

ISO6400で撮影。
富士フィルムのX-Trans CMOSセンサーは、大変高感度に強い印象を受けます。
愛機である“EOS 5D Mark2”で同じ条件で撮った場合、まず使い物になる画質は得られません。

厳密に比べたわけではありませんが、“5D Mark2”のISO1600相当が“X-E1”のISO6400相当くらいではないかと思います。

同条件で、友人の力を借り“EOS 6D”・“EOS 5D Mark3”・“D800”の3機種とも簡単な比較を行いましたが、
これらの現行のフルサイズ機と比べても、“X-E1”の方がノイズが少なく、
ディテールの喪失も少ない画質を提供してくれることも分かりました。

写真
普段は絶対にしない等倍観賞などをして分かったのは、
“X-E1”のノイズは他の機種と比べてノイズの粒子が小さい為、
その分だけ一見ノイズが少ないように見えているのかもしれません。

端的に書くと、ノイズの出ている数は一緒でも、ノイズの一つ一つが小さければ、
数が同じでもノイズは目立たないという事ではないしょうか。

ノイズの数を減らすのではなく、ノイズを小さくするという発想は面白いなと感じました。

写真
蛍光灯下のオートホワイトバランスは、当然緑被りもしていますが、
CANONとは大分違う発色をしている様子。

どうも緑の発色に特徴のある機種のようで、
デフォルトの状態で緑の中に若干青が入ってる感じがします。

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少し話題は逸れてEVFについて。

“X-E1”に搭載されている約236万ドット有機EL電子ビューファインダーですが、
肉眼で見えないような暗い場所でもOVF(光学ファインダー)と違い、
人の目ではほとんど何も見えないような暗所でも、
撮影者に明るく場景表示をしてくれるのは大変助かります。

このEVFの性能は、よくSONYやOLYMPUS以下であると聞きますが、
一時期“OM-D EM-5”を所持していたのと、周りに“α99”ユーザーが何人か居るので、全くその通りだと思います。
ただ、普段OVFメインで使っている人からしたら、十分以上の性能を持っていると感じます。

それよりも暗所のAFには、かなり難を感じます。
明るい場所では、決して高速ではありませんが、それなりに信頼に足りるのですけども、
暗所でのAFはCANONに比べ3世代は遅れを取っているように思います。

暗い場所や夜間は、マニュアル撮影を強いられることが多くなりそうです。
そういった面からもEVFの恩恵は、かなり大きいと言えるのかもしれません。

写真
次に、フィルムシミュレーションについて。

この写真はスタンダートモードとして用意されているPROVIAを使用。
普段一番多用することが多くなるであろうモードだけに、オールマイティに使え大変好印象。
老舗フィルムメーカーならではの拘りと維持のようなモノを随所に感じます。

写真
こちらのモードは、Velvia。

スタンダードなPROVIAに比べ、メリハリの効いた描写をします。
PROVIAよりグッとスタイリッシュな描写に変化。

このモードは、無機質なモノを撮る場合に積極的に使っていきたい印象。

写真
そして、ASTIA。

公式には、肌色の自然な階調と風景の鮮やかな色調を両立させると書かれており、
ふんわりした雰囲気を写し撮るのに向いている感じで、色には派手さが無くどことなく優しい描写。
ポートレート撮影などで使っていきたいモードだと感じました。

他にもフィルムシュミレーションモードは何点か(PRO Neg.Std・PRO Neg.Hi・モノクロetc)有るのですけども、
以上3つが使ってみて汎用性に富んでいて使い易いのかなーと。

まだ届いて2〜3日しか経っていないので、使い込んでから他のモードも機会が有ればピックアップしてみたいと思います。

写真
今度は、マイナスの露出補正した描写について。

センサー性能が悪いと暗所が潰れてしまいがちですが、
かなりアンダーに撮っても、うっすらと暗い部分もディテールが残っています。

写真
カメラによっては、ハイキーが側が苦手だったり、逆にアンダー側に弱点を抱えていたりするので、
この辺りを知ることでカメラの特性を理解していければなと。

ここまで印象では、このカメラはアンダー側に問題は特に感じられず。

写真
青や緑の色調が、やっぱり特徴的だなーと。

写真
“5D Mark2”だと、こういう色はカメラ内設定のみだと出難いのですが、
“X-E1”だと簡単に出るみたいですね。

写真
このカメラは、クセが有るか無いかと問われたら、かなり有る方だと思います。
ゆえに使っていて楽しいカメラなのかもしれません。

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あと何故かMマウントアダプターが、富士フィルム側から純正用品として用意されているわけなのですが、
これは他社のレンズを使ってくださいと言っているようなモノで、
純正メーカーからしたら自社のレンズの売上が減るような行為であるはずです。

しかも、ライカMマンウントレンズの大半が装着出来るという代物で、
どういった経緯でこのアダプターを発売することにしたのか、
ぜひ富士フィルムの中の人に聞いてみたいと思っていましたが、
ここ数日“X-E1”を使ってみて、何となく腑に落ちてしまった感が。

それは、このカメラでMマウントの往年の銘玉達が使えたなら、
凄く幸せで楽しい事だろうなと思えたからです。

写真
少し話は逸れますが“5D Mark2”は、EOSの掲げる3本柱である『快適・快速・高画質』のうち、
敢えて『快適・快速』をトレードオフすることによりコストを抑え、
その分を『高画質』という一点に傾けることにより、
今までプロでしか味わえなかったような画質を広く一般に普及させようとした名機であると、自分は認識しています。

それと同じように、この“X-E1”というカメラには、開発者の信念のようなモノが滲み出ているというか、
これも勝手な感想ですが「写真ってこうだよな!」という、
ある意味暑苦しくて押し付けがましいまでの情熱みたいなモノすら感じます。

写真
最新のミラーレスカメラでありながら、バリアングル無し・ボディ内手振れ補正無し・アートフィルター無し、
しかもAFに難が有り(暗所又は、速度)、画素数も1630万画素と至って普通。
EVFにしても使えると書きましたが、特に秀でている印象はありません。

正直に言ってカメラとしての基本性能は、センサー性能を除いて大手メーカーに比べたら2〜3世代は遅れていると感じます。

それでも少なくても自分は、何故なのかよく分りませんが、使っていて楽しいと思えました。

写真
自分の中のカメラに対する情熱みたいなモノが薄れた時、
こういうカメラを使っても楽しめなくなる、そんな予感すら感じています。

写真
最後に。

画質だけを考えれば、フルサイズ機を凌駕するという触れ込みは、
あながち部分的には嘘ではないと言えると思います。

それはX-Trans CMOSの新開発カラーフィルター配列(粒子が不規則に並ぶ銀塩フィルムの構造)による恩恵なのか、
特に高感度性能には目を見張る点が多く、現行の最新フルサイズ機と比べても遜色無いどころか、圧倒すらしている印象です。

まだまだ光の捉え方や階調性・透明感などに関しては、フルサイズセンサーにアドバンテージを感じますが、
画質だけが写真の全てを決めているわけではないので、
そういう部分も忘れないでいたいなと強く再認識させられた次第です。

写真
手にして数日なので、使いこなせるわけもなく、
雑なファーストインプレッションでしたが、何かの参考になれば幸いです。

それにしても、やっぱり50mm付近の画角は難しいなと、、、orz
それでは、また次の更新でっ!ノシ


↓使用した撮影機材↓
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・FUJIFILM X-E1
・XF35mm F1.4 R

・KENKO 52 PRO1D プロテクター(W)ワイド
・F-Foto 52mm クラシックメタルフード インナーレンズキャップセット

・Lightloom4.4
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タグ: 撮影 機材 X-E1



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