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2009/8/18

中小企業での I.T.活用  

 「I.T.」と云う言葉も聞き飽きて久しい。 回顧的なことでバカにされるのは覚悟の上ではあるが、昨今、そのアプローチに疑問を感じることがある。

 半世紀前、民間企業でコンピュータが利用され始めた頃、誰の目にも目新しく、且つ最新の文明機器であった。 しかし、当時コンピュータ利用には明確な目的があった。

 それは、多くの人手を介してしか実施できなかった作業を機械(コンピュータ)によって機械的に処理し、業務の効率化を図ることであり、目的としては簡単明瞭なものであった。 しかし、コンピュータ活用のその様な局面は多くの業務場面で実現してしまい、今や更なる高度な活用方法へと展開されている。

 話題は変わるが、世の中の情勢として、小泉政治やリーマンショック以降、「格差社会」と云うことが議論になっている。 ここで言う「格差」は、立場や労働成果に対する世の中の仕組みが生み出した格差経済のことであり、資本主義経済に於いては必然なのかも知れない。 どうしても、競争社会の中では格差が発生してしまい、行政がある程度それを担保する必要はある。 しかし、全面的に担保することは、国と言えどできない。

 「I.T.活用」についても同様のことが言えると思う。 世の中に手の届く価格でI.T.ツールが氾濫し、目的さえ明確であればいつでも買い揃えることぐらいできる。 しかし、本当に有効に「I.T.ツール」が活用されているのだろうか。 ここに「I.T.活用」に於いても「格差」が生じていると言える。 興味があり、ある程度の知識を持っている人々にとっては便利で楽しい道具であるが、使いこなせない者にとっては故障した家電製品になりかねない。

 EXCELやWORDと云った便利ツールが故に、安易にパソコンが利用でき、また社会環境的にも、メールやインターネット利用で必須アイテムともなっている。 このため、コンピュータ利用に
  ・仕事での有用なツール と 個人で有用なツール
  ・大手企業の業務効率化ツール と 中小企業での業務改善ツール
と云った区別がなくなり、適用範囲が限定されない広く浸透するツールとなってしまった。 とは言え、洗濯機や冷蔵庫の様に安易に使いこなせるものでもない。
 
 コンピュータやネットワークを使用して何を実現することが目的なのだろうか。

 個人であれ、企業であれ、
  ・本当に有用に活用されているのか
  ・目的達成に寄与しているのか
を、今一度問い掛けるべき時期にきているのではないだろうか。
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