2013/12/30

この一年の述懐  

とうとう2013年も終わりに近づきました。このブログを始めたのが5月でしたから、一年書いてはいないのですがその前からの知り合いの方、私と家族の生存証明のため読んでと言われている親戚友人の方々、お付き合いくださってありがとうございました。そしてこの板やネットの上で知り合って、短歌を通して交流を持ったった方々、検索で思わず読んでくださった方本当にありがとうございました。やっと更新にも慣れて、キーも早く打てるようになりました。機械音痴はあいかわらずですが、訳わからずやると言うことも出来るようになりました。

どなたも思う事でしょうが、今年の夏の長い暑さは本当につらくて、秋が来ないと思っていたら急に晩秋そして冬と後半の半年は坂を転げるような速さでした。私は母の介護があって毎日同じ様な暮らしなのですが、それなりの季節の移り変わりを楽しむことは少なかったなと思う一年でした。ただ短歌生活は、ネット上の若い人たちの活動をただのぞくだけでしたが、刺激を受けたり?と思う事があったり、言葉の使い方に悩むこともありました。歳をとってからのやり直しみたいな部分もあるので、はじめは刺激を受けることが自分の歌の成長になるという実感があったのですが、このごろは少しわからなくなって蛇行している部分があると思います。ネットで離れた地域の方と(私は関西と九州の方が多いのですが)交流していると、食べ物でも物の名でも違いがあって面白いのですが、流行の物など歌に詠むと分かってもらえないのも面白いのかもしれません。

羽根つきの鯛焼き店に並ぶうち飛ぶ夢を見るだけど飛べない                          多香子
これは神田で何年か前に流行った四角い鯛焼きのことを、「羽根つき」として売っていたので詠んだものですが、実物を見ないと分からない歌でした。解説できない歌会や投稿には向かない歌だと言えるかもしれません。
それでも私はどっぷり短歌にはまっているので、来年も詠い投稿し、ブログに文章を書いて暮らすと思います。御読みくださる方来年もお付き合いのほどどうぞよろしくお願いいたします。新年は1月4日に更新の予定です。

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2013/12/26

百人一首の楽しみ  短歌

私が子供のころから息子が中学生ぐらいまでは、お正月には親戚友達が集まって「カルタ取り」をするのが習慣だった。かるたは「百人一首」で、戦後家にあったのは古物やで買ったのだろうか、由緒正しそうだったが端に焼け焦げがあったりした。父方の親戚にはいとこまたいとこが大勢いて、男の子は洟垂れ小僧だったのに皆百人一首はやった。学校で習うわけではなくて、親たちが好きだから子供も自然と覚えるというものだった。だんだん年が行って、紙も出回ると解説本も出るようになって歌の意味もおぼえるようになった。子供たちは暮れが近づくとそういう本や一覧表でおさらいをして正月に備えたものだ。

現在ではかるたは「競技かるた」となって学校でもクラブが出来たりしているが、それは競技であって鑑賞や文学とは離れたものである。確かに昔のお正月かるたも源平戦や取れた枚数を競ったりしたが、競争に血道を上げたりはしなかった。世田谷の田舎人でも皆「ひ」と「し」の区別が付かなかったから、相手の前に「ひと」や「しずこころ」などの札をならべて、わあわあ、きゃあきゃあやって終わったらそれきりお汁粉食べて、大人は酒盛り子供はお年玉数えなんかで他愛なかったが楽しかった。
私達は暮れのおさらいをしながら、歌の意味によって似たような取り札の違いを覚え、作者も覚えて兄弟でクイズにしたりした。それほど覚える気になっていたのは、やっぱり歌が好きだったのかもしれない。
わが家では空想壁があってボーっと考え事をしている人を「夢見る夢子さん」と言っててたが、母も私もその例であったのかも知れないし、息子も遺伝かそういう子供だった。私はかるた会の最中でも、好きな恋の歌が読まれると、ぼーっとその場面を思い浮かべて札を取ることを忘れてしまって失敗することが多々あった。だから競技かるたには向いてないのだろう。自分の一番好きな取り札をおはこ(十八番)と言って、父は「おとめのすがた」母は「まだふみもみず」などと決まっていた。わたしの札は

立ち別れいなばの山の峰におふる待つとしきかば今かへりこむ                       中納言行平
であったが、これを読まれると、私もそういってくれる人が欲しいと思ったりするので、かるた会の時には心して思わないようにしなくてはならなかった。
息子が大きくなるのにつれて、お正月に集まることも少なくなり、かるたもやらなくなった。家持が選んだ百人一首は歌人最高の歌を採ってはいないといわれているが、リズミカルで口に乗せて覚えやすく、様々な恋も詠われているので、競技かるただけでなく鑑賞もしていただきたいと思う。
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2013/12/22

NHK短歌1月号  NHK短歌

驚くことに一月号でも胸キュンで一首佐伯裕子さんにとっていただきました
気の弱い私は(?)いつもとられなくなること、その期間が長くなることを覚悟しているので、なんだか複雑な気持ちです。去年は暮れから今年の六月まで半年の辛抱があつたので、入選なんて考えるより佳作に一杯とって貰いたいと言う気持ちになったものです。投稿をして選を気にして右往左往するのは邪道だと言う人もいますし、それは本当だともいえるのですが、選を励みにして歌を作り続けるのも大切という先生もいます。継続は力なりと思って続けて行きたいと思います。

お題「遊園地」佐伯裕子選佳作

あの空のてっぺんで想い告げるからぜったい乗ろう大観覧車                         多香子
私は高所恐怖症なので、現実大観覧車なんて乗らないのです。胸キュンは若い人に短歌を始めてもらいたいという思惑から出来た番組なので、私もどうせ婆だし気楽に詠んでしまうのですが、もともと佐伯さんの欄は他の選者と同じだったので、年の人も続けて出している人が多いのです。ほかの方で大人っぽい詠み方の歌を採られていることがあるのに、私は大人っぽく詠んだのがだめでこの前の「アルバイト」やこの歌のように「若者成りすまし」のようなのが採られるのは精神が若いのか幼稚なのかと悩みます。
佐伯さんはお写真でもテレビでも四十代ではないのかと思うほどお若いのですが、実は私達とそれほど違わないのにびっくりします。胸キュンの始まったころは戸惑いもあったようですが、今は若い人相手を楽しんでいるようです。近藤芳美にあって歌の道にはいった学習院出の異色な歌人というところはなくなって、朗らかで自信に満ちた感じになったのは好感が持てます。
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