2016/10/28

「NHK短歌テキスト」11月号  NHK短歌

一時東京で雀が減ったとか、みなくなったという報道がありましたが、皆さんのお家のあたりはどうですか。我が家のベランダは秋の実りと共に雀が寄り集まって賑やかに囀っています。といっても紫蘇の穂や露草の種が出来るためで、そういう小さな種が雀には良いのでしょう。鳩の口に合うような実や柿がなったりしたらカラスが来て大騒ぎになります。大抵の動物は好きですが、カラスに傍に来られるのは嫌です。(経験あり)
今頃の雀は冬の寒さと違って過ごしやすいのだろうか、とても元気で十羽以上が何だかんだとお喋りして種をついばんでいます。
夏の終わりに死にかけた小太郎も、元気になった代りに痩せこけて、それで身軽になったのか台の上などぴよんと飛び乗ります。さすがに15歳では雀を取ろうと云う気もなくて、羽音がすると顔を上げますが「なんだ」と言う顔でまた寝てしまいます。勿論両者の間にガラス戸はありますが。

「N短テキスト」11月号で佳作に一首とって頂きました。坂井修一選「読む」です。

海辺にて身内つらぬく夏の陽の痛みに耐えて読む「異邦人」    河野多香子

いろいろな本の「題名」が並んで、また心を読む、手を読むと言うような歌もありました。「異邦人」の「太陽がまぶしかったから」という突然の殺人を裏側に置きました。坂井さまありがとうございます。

前にも書いたようにテキストの佳作に知った人と名前が並ぶのは嬉しい物だと言うのは今回もで、ことに掲示板【風】のお仲間も佳作に入って喜んでいます。ツイッターなどで今月は駄目で悔しいと言っている方には、月に二首載ることもあれば半年なにも載らない寂しさに耐える時期もあったと教えてあげたいです。
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2016/10/21

童謡「里の秋」  短歌

私が子供の頃「幼児舞踊(モダンバレーの子供用の様なもの)」を習っていたので、童謡は身の回りにいつもあった。母たち三姉妹も戦前にやっていたので、レコードもあったしラジオでも童謡は歌謡曲と一緒にいつも流れていたので、耳について育ってきた。だから季節季節に色々な歌が口をつくし(音痴だから歌わないけれど)短歌の下敷きにもちょいちょい使う事になる。秋の歌は色々あるけれど「里の秋」の歌詞を上げる。

「里の秋」貝沼実作曲 斎藤信夫作詞

1)しずかな静かな 里の秋     2)明るいあかるい星の空
 お背戸に木の実の落ちる夜は    鳴き鳴き夜鴨の わたる夜は
 ああ母さんとただ二人       ああ父さんのあの笑顔
 栗の実煮てます いろりばた    栗の実たべては思い出す

3)さよならさよなら 椰子の島
 おふねにゆられて帰られる
 ああ父さんよ ご無事でと
 今夜も母さんと祈ります    『美しき日本の歌・歌詞集』より

この歌の「父さん」は兵隊の復員を詠っているのだろうと、子供心にも思ったが、現在は南洋漁業の船員とも読める。やがて安保に依る自衛隊員家族の歌にならない事を祈る。去年、この歌を下敷きにして詠んだ歌が
「里の秋」口ずさみつつ茹でる栗 今年の秋も母と二人だ
 
というもので、その時だって四人家族だったけれど、母と二人と詠んでみた。今年は母も亡くなったのでまた詠み変えてしまった。

「里の秋」口ずさみつつ茹でる栗 今年の秋はわたし一人だ  多香子
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2016/10/14

納骨と読売歌壇掲載  毎日歌壇他

(納骨の事)先日母と以前に亡くなった父の納骨をすませて、御香典返しも発送、やっとすべて済んで平安かというとそうでもない。大抵雑事は残るし、はっと我に返って自分のお医者だとか、家族の健康なんて考えるとそこはかとない不安もやってくる。しみじみとした気持ちなど一年後くらいになるのかもしれない。
新しい納骨堂というのは地下鉄「早稲田」駅から徒歩二分くらいの、外観は寺院風だが五階建てのビルのお寺の地下にある。結構地下鉄の中やネットでも宣伝しているが、そこに決めてから思いを巡らすと母が「帰りたかった」江戸川橋の家の近くであった。以前ブログにも書いた(帰りたい家) 戦前旅館をやっていた山吹町の家から車で二分ぐらいの所で、縁があって引かれて行ったような気がする。

先月9月19日の読売新聞に小池光選欄で一首掲載になりました。私は読売は小池さんだけに出しているので「小池さんに採って頂く」ということがとても嬉しいのです。そうそうは掲載されないので、評のある三席までに入ることなど中々と思うけれど、それを目指して続けたいと思っています。歌は

昔見し映画の中身は忘れ果てヘップバーンの赤きくちびる  河野多香子

ヘップバーンは世代、人によってキャサリンとオードリーの二人を思い浮かべるだろうと映画の題名も出さないで詠みました。新聞投稿用の歌は別の場所に詠んで少し貯めておくので、これも投稿したのは葬儀の後でしたが、夏前に詠んでおいたものです。さすがに夏が終わって納骨が済んでももまだ思うような歌は詠めないなと感じています。
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