2018/7/13

「毎日歌壇」掲載と豪雨禍  毎日歌壇他

梅雨明けが六月中なのは何年振りとか騒ぐよりも、ひどい暑さが続いてクーラー嫌いのわが家でも仕方なくクーラーを入れざるを得ませんでした。七月に入っても暑さは続きそれから一転台風のニュースです。今年の豪雨も西日本でひどい災害の様子がテレビで映し出されあちらこちらの知り合いを思ってうろうろする日々でした。
その中で気象庁が梅雨明けの発表をしたりすると、そんなことはどうでも良いのではと思ったりしました。日本列島はすっかり「異常」で無くなった荒い気候、異国の話と思っていた「竜巻」の頻発、毎年気の揉める季節と言う事ですね。この暑さでの避難生活の困難さを思いつつも、ネットで各地に繋がっていることを良しとして皆様のご無事を祈っています。

七月二日付「毎日歌壇」米川千嘉子選で一首掲載されました。歌集に気を取られながらも、新聞投稿は気長に続けたいのでありがたいことです。

栞ひも取れてしまえばこの恋もすぎこしゆくすえ夢の紫陽花  河野多香子

六月の初めぐらいに出したので紫陽花の歌でしたが、今年の紫陽花は早く咲いて早く終わってしまいました。(場所によってはまだ咲いているのかもしれませんが)六月に叔母の葬儀で鎌倉(大船)に行った時、道の両側に綺麗に咲いている紫陽花を見ました。昔は鎌倉の主人の家の紫陽花が何処よりも綺麗と言った頃もあったと思い出します。歌はこんがらかりそうな恋の歌ですけれど。米川さまありがとうございました。
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2018/7/6

七月の歌  短歌

先週家のフロアーだけの停電騒ぎがあって(器具の漏電らしい)暑くてもお風呂にも入れず、またまた疲れてしまいました。今年の夏は暑いのだろうなーと思わせる六月の気温、七月はどうなるのか、東京オリンピックなんてやれるのか、などとぐちぐちと思っています。
童謡や物語、小説などを下敷きにした(本歌取りともまた違う)歌を作るのがすきで、歌集にも取り入れましたが、入れられなかった歌で七首月の歌を組んでみました。

「下敷きのある歌」

花散る日寺山修二を思い出し本をしまいて街に出てみる

あのひととあなたと彼とわたくしとロンドは続く仮面舞踏会

塗り箸の若狭はゆかし恋に泣く山川登美子が眠れる地ゆえ

むくげ咲く、きみを待てどもきみは来ず笛吹川に水は少なし

正直の名を持つ者の生きにくさ、汚染の海に老人は出るのか

このごろは暗殺なども流行らない 八幡宮の大銀杏倒れ

きみたちに口語短歌はあたりまえ『サラダ記念日』知らなくっても

台風雨で、少しは気温が下がったけれど、湿度を含んだ風というのもまとわりつく様でつらいものですね。
皆様の地が平穏無事でありますように。
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2018/6/29

秀歌(77)蒔田さくら子「角川短歌」四月号より  秀歌読みましょう

この頃の私は、若い人(大体私の言う若い人はアラフォーである)の歌に魅かれることが多いのだけど、角川五月号の馬場あき子さんや、この四月号の蒔田さくら子さんの歌を読むと、やはりあーとうなってしまう。殊に蒔田さんは途中さすがに年の陰がさしたかなと言う感じから、それを自然に自分の中に納めつつ、歌として紡ぎ出している所がすごいなあと感心するのだ。
蒔田さんは東京生まれの89歳短歌人の重鎮でもう前に編集委員は引かれたが、略歴をみると私の生まれた年に短歌を初めて居られたのだと感嘆する。

「雨もよひ」

しあはせといひつつ虹を見し日ありきふたたび虹を見ることありや

和田倉濠と馬場先濠を分くる道ゆりかもめ来てゆうらりと飛ぶ

残り雪凍るとこころしてあゆみビル入り口の段差にころぶ

この国はもうなりたってゆきませんなどいふ日のあるかあらぬか

頼られてゐるはすなはち私も頼りゐるなり二人暮らせば

夫を見舞ひて帰るさのみち池袋北口きらきらホテル街なり

布巾かたく絞りて独りの厨ごと終へたりぱんと布巾をたたく

巻頭28首から七首を並べたがご主人が入院なさったらしく、お見舞いに行き来する道すがらなどを詠んでもまだまだ明るい。七首目の布巾を絞ってぱんと叩く処、江戸っ子のきりりとした風情がある。
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