2015/8/6

八月の歌 折本「御茶ノ水から」  折本

三作目の「折り本」を作りました。これは「うたの日」というサイトの開催している「毎日の歌会」が始まってから500日になる8月13日の記念日に合わせて「合同ネプリ」と同時に「個人ネプリ」も発行すると言う企画に乗っかったものです。
「個人ネプリ」の方は「うたの日」に出した歌を一首以上いれて、前後の日にちで個人で出してくださいと言うものです。私もそろそろ折り本を作ろうと思っていたので「うたの日」内にページも出来たし結構頑張って作りました。コンビニ登録は管理人の、ののさんが代行して下さるというのを無謀にも自分でやってみました。(実は甥に手伝わせたのだけど)ブログからの印刷も出来るようにここへもアップします。
どうか前作のように、印刷して鋏を入れて折ってみてください。

PDFはこちら。(クリックして) 折り方はこちら

「御茶ノ水から」
中央線を降りてあなたは地下鉄で 御茶ノ水橋の上で目が合う

唇を指でなぞられ耳元できみが仕掛けるなぞなぞは何? ☆

夕闇はシフォンケーキのやわらかさ あなたのキスの口どけに似て ☆

この恋は赤信号と人の言う 青で出会ってしまった二人

指先をからめて心ほどきゆく梅雨の合間のくちなしの道 ☆

ニコライの鐘に降る雨さみどりに神田川へと集まってゆく☆

雨だれが私の髪をぬらすのにあなたの傘は何故か傾く

地下鉄の赤いラインが尾を引いてたそがれながら恋は続いた

もう一度足を拭かせてと頼みたい 貴方は私のイエス様でしょう

聖橋の上から二人で地下鉄の走るを見ていた 希望なんてない ☆

うつむいて「流れは逆にならないよ」その言葉だけで別れた黄昏

御茶ノ水駅雑踏にまぎれゆく洗いざらしの貴方のTシャツ

緑濃き季節になれば思い出すあのぬけがらの蝉はわたしと
(☆は「うたの日」に出した歌)

コンビニプリントは13日で終りました。60円ものお金をかけて出してくださった方が40人もいらっしゃいました。「うたの日」のお蔭とこの企画に乗ったことを感謝しています。

ここのPDFからは、家庭用プリンターでA4、無料です。このブログには置いておきますので、更新後はいつでも「折本」のカテゴリーから入って、印刷して下さい。そしてお気軽にコメント欄に感想を頂ければ幸せです。

今回はお盆休みも兼ねて、次の更新は16日の予定です。
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2014/12/3

12月の歌 折本「冬の足音」  折本

ネットやツイッターの人たちにネットプリントが流行って、文学フリマと言うのが大阪と東京で(福岡も?)開かれたり、コンビニから簡単に取り出せたりで「折本」や小冊子をつくるひとが増えているような気がします。
私も六月に「水無月の歌」を初めて作って、周りの人たちに配ったりして楽しみました。コンビニに登録するのは何だか機械が怖くてしないけれど、ブログ公開でいいから作り方を忘れないうちにと、オッティで前と同じサイズ似た装丁で「冬の足音」をつくりました。デザインは素人っぽいですが、下の方にPDF印刷版をはりますので、家庭用プリンターで印刷して折ってみてください。歌は今回は12首です。
「冬の足音」
アスファルトにヒールのかかと乗せるたびあとから迫る冬の足音

飛び立とう冬が近づく身の内の水の部分は君に預けて

あの人の裏切り他人(ひと)から聞いてより胸に凍れる三日月を抱く

風色の溜息古い毛糸玉 冬の訪れ待つひとり住み

タロと行く朝の散歩の曲がり角 ジロつれて来る人を待ちおり

御飯まだと猫がこちらを見る後ろ雀がいそいで窓辺を走る

犬と行く朝の散歩にすれちがう少女の頬に血管の透く

初雪はいつになるだろ霜月の曇り空見上げ考える猫

こんなにも金の色散る並木道ハリーライムは背を向けていく

あの頃はまだ夏だった木枯らしに遠く目を引く大観覧車

妄想をすればどこまで暖かく こたつ、二人で、みかん恋ばな

寒いから身体ぴったり寄せ合って二人で聞こう冬の足音

PDFはこちらfuyunoashioto.pdfをクリック  折本の折り方(こはぎさん)はこちら
是非ご覧ください。
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2014/6/18

「水無月のうた」と折本  折本

ツイッターで交流している若い人たちが(短歌クラスタという集団らしい)こはぎさんと言う人が企画編集で「みずつき」と言う作品集をネットプリントで出している。84人が6首ずつ504首というすごい集まり方で、「水」に関した連作である。
私もお題を見るとすぐ飛びつく方だから、歌は詠んでみた。ただツイッターをやらないので、何となく参加するのははばかられてこのブログにでも載せればいいやと思っていた。
ツイッターやブログをサーフィンしていると、「折本」というのも流行っているらしいと気が付いた。こはぎさんが、ブログ「こはぎうた」に、「折本の作り方」「コンビニネットプリントの作り方」というのを載せてくださっていたので、機械音痴の私がコンビニに予約するのは無理だけど、折本だけでも作ってみようかと、息子に「オッティ」と言うソフトを入れてもらい(こはぎさんのブログからダウンロード出来る)四苦八苦して写真入りの8ページ折本ができたのだ。調整を弟に手伝ってもらい、何とかPDFファイルに出来上がった。苦労の割に仕上がりが良く、名刺代わりになる小ささも手軽でいい。6月末にあるクラス会に持っていこうと、自分一人で気分はるんるんである。

「水無月のうた」
あじさいは天から水を恵まれておずおずと開く水無月の恋

六月の乙女ははだしたわむれに水かけあいて光るその頬

遠い雲忘れてしまった思い出のかわりに買うの水色の傘

水の辺も空の際さえ思わずにゆらりゆらりと飛ぶ揚羽蝶

水瓶をはこぶ二人は水底のいろこの宮に仕えしおとめ

巫女は今みずがめ座へと昇りゆくきみの刻印むねにきざんで

歌だけを並べるのと、折本に縦書きにする、写真を入れる、雰囲気は全然違ってくる。色々な方向があり、自分は「字」だけで行こうと決めてはいるが、面白くもあり「楽しさ」はお薬かも知れないと思う。「折本」には既発表歌2首を足して8首にした。
さて、PDFファイルを何とか載せてみようと思うので、うまくいったら印刷して折本を作ってみてください。
「折本の作り方」(こはぎうた)
「水無月のうた」PDF版はこちら
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