2013/2/11

はじめての香水  

香水を初めて買ったのは、もう十年以上前のことになります。

二十歳になったばかりの私は、初めてだからこそよいものが欲しいと思いました。

ドラッグストアや通販では安いものがたくさんあったし、芸能人と同じものはやっぱり気になりました。


ボトルもかわいらしいし、安くても別にいいと何度も思いました。
でも、友達とかぶらなくておとなっぽく、本格的なものが欲しいとどうしても思ったのです。

 がんばっていろいろ調べて、デパートのカウンターを一週間以上まわりました。

バッグにムエットがためすぎて、あとで確認しようと思っても混ざりあってわけがわからなくなっていたこともありました。


 それだけ時間をかけたのに、いまひとつこれという香りにはめぐりあえませんでした。

歩き疲れた私に、あるカウンターの美容部員さんがすすめてくれたのは春限定の桜の香りがするもの。

ムエットにつけてみるとふわっと甘く、とても上品で、やさしくどこか懐かしい香りにうっとり。私が欲しいのはこれだとぴんときました!


 ところがいざ、値段を聞いてみるとびっくり! 
なんと予算の倍以上でした。

心の中ではもっと安いのがあるのじゃないかという声がします。


でも春限定だし、レトロなガラスのボトルもきれいだし、何よりあの香りは忘れられません。


迷いに迷って、即座に思い切って購入しました! 

紙袋を持って家に向かうとき、ほんとうにうきうきしていたことをはっきりと思い出します。

大好きな香りだから毎日使いたいけれど、なくなっていくとなんだかとても寂しかったことも今となってはよい思い出です。


あのボトルは空になりましたが、かすかな香りの残った空き瓶を今も大事にとってあります。




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