2017/10/31

『MX-8+』テクノブレイカー  DearMonster開発記

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(天然ナメコの群生@地元富山。今年も遭遇できました!)

D「コヅセン(小塚先輩)、なんか迷ってんの?
急に小魚(タナゴ)ばっかりやって・・・」

と、ウチ(モンキス社)のタクトくんが10年来の友人Dから最近言われたそうな。
“コヅセン”(ごく近い仲間内が僕をおちょくる呼び方)からわかるように、
Dは事務所にもよく遊びにくる、国内釣友ベスト20には入ってくる距離感の男。
彼がそういうリアクションだとすれば、一般の方にはもっとそう見えるかもしれない。

ちなみに一番近いところにいるタクトくんは
「まったくもって、いつも通りだけど?笑」
と返したそうな(笑)

メディアでの僕のイメージはやはり“怪魚ハンター”で、
世間はそれ(巨大魚を追いかけ続けること)を求めているし、
商売(竿屋)的にも、そっちの方が儲かると思う(笑)
製品には巨大魚のイメージから“最強”を謳い、
「チタラ」のような小型ルアーじゃなくて、ビッグベイトを作る方が“らしい”と思う。
いわゆる“プロ”の中には求められる像を確信犯的に演じている人もいると思うし、
もっと言えば、それを演じられる人が“プロ”なのかもしれないけど……
自分は、その瞬間、その瞬間に面白いと思うことに、リアルでいたい。


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(といいつつも、現在、“らしい”釣りをしにきたアジアで、
ジャングルへの出発までの空き時間を利用して更新してます。笑)

初期衝動のままに駆けた地球1周目が、『怪物狩り』で、
目的意識を持って巨大魚を追った2周目が、『怪魚大全』
“大全”というタイトルに込めた思いでもあるけど、
これで一区切り、現在は地球3周目という意識でいます。
世間のイメージとのギャップがあって仕方がないけれど、
“らしさ”の壁の前で、立ち止ってしまうよりは、
時にその壁に寄りかかってラクさせてもらいつつ(笑)、
登ったり、潜ったり、回り込んだり、破壊したり……
あえて困難な道を選び、楽しく旅を続けていきたいなーと!

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(今日は新作『MX-8+』のお披露目)

毎度のごとく前フリが長くなってしまったけれど、本題。

まずは、この動画(最近見つけた)を見てください。
ディアモンの製造工程そのものではないけれど、
カーボン竿(ブランク)の基本的な製造工程が紹介されています。



この動画を見てもらえると、
『Dear Monster』のこだわり、
「全セクション並継ぎ」という構造

の“心意気”がご理解いただけるかと。

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(例えば今回紹介する『MX-8+』は6ピースの並継ぎ構造。
シンプルなワンピースロッドと比較して、6倍のマンドレル&焼き付け作業が必要なわけで……)

以前書いたブログ記事に詳しく書いているので、
読み返していただけたらと思いますが、
まぁ、工場に嫌がられる竿なわけです(笑)
でも、並継ぎに拘ることには、それだけの価値があるとも信じています。

力が集中する接合部を強化し、またどうしても他より硬くなる(=曲がりを悪くする)接合部に、
これまた曲がりを悪くする(=硬くなる)ガイドを配置、
スレッド(ガイドを巻く糸)によってもブランクの“裂け”を補強しているのがディアモンです。
ベイトタックルの場合、継ぎ目がガイドの影になって見えないのも、
視覚的に気持ち良さをもたらしているかなとも思います。
(フルフッキング&リフトするとき等に不安がない)

従来のマルチピース=弱い、重い、といった常識への挑戦、
どうしても値段に跳ね返ってきてしまうけれど、
前衛的なユーザーさん達からの支持のおかげで、
(結果的にではあるけれど)世界初?のマルチピースロッド専門ブランドとして、
必要十分なラインナップを揃えさせてもらえるまでに成長できました!

そんな“ディアモン”の登場以後、海外の釣りを念頭に、
大手メーカーがコスパの高いシリーズをリリースしたり、
よりデザイン性に力を入れたブランドが生まれたり、
いわゆる“怪魚ロッド”の方向がマルチピース化してきたのは、
(もちろん、より良いものをより出されたらと戦々恐々としつつww)
ユーザーさんにとって選択肢が増えたのは、いい流れだと思っています。
その上で、グリップ互換構造(詳しくは動画でどうぞ)や、
順並継ぎ構造ゆえの穂先自作可能な点などの拡張性において、
まだまだ、
「世界最“考”の旅ロッドは、ディアモンだ!」
と自負しています(笑)

そんな中で、前回紹介した『MV−55』がシリーズで最・軽薄短小な竿だとすれば、
『MX-8+』はその逆。
仕舞寸50cmで8フィート半、シリーズ最・重厚長大モデルです。


ある意味で最も世間的イメージでいう“ディアモンらしい”竿かも?笑

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(2016年9月、カナダにて。1stプロトで手にしたマスキー。
トローリングではなく、キャスティングで仕留めた。
「大きなルアーを、もっと遠くへ」がベーシックな設計思想)

もっと遠くへ。だから、もっと長く。
もっと高い場所から……だから、もっと長く。


55とは逆の方向性に、できることを拡大させる長竿です。
「短は長を兼ねる」という言葉を聞いたことがありますが、
僕はそうは思わない。

短竿は、確かに感度や操作性が高いけれど、
長さがないとできない仕事がある。そのための竿。

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(2017年7月小笠原にて。
足場が高く、根が張り出した磯からは少しでも長さが必要
&カーボンでは難しい、食い込みに対策に穂先を変更……
基本思想から応用・発展的使用使用まで・・・8+製作の狙いが結晶化した1匹。
これまで専用タックルの敷居の高さに尻込みしていた釣りの、初めの1歩に)

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(竿に関して「短は長を兼ねる」という“ウリ文句”に真理があるならば、
それは仕舞寸についてでしょ(笑)
一見、『MXー∞』と見紛う『MX-8+』&グラス製変え穂。
穂先ケースの影に標準カーボンティップが隠れています。汗)

やばい、ジャングルへの出発の時間が迫ってきた!

詳しくは帰還してから書きますので、写真&簡単な説明だけ!

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(左、グリップを除いたブランクのみセクションが4P、トータル6Pが『MX-8+』
飛距離重視でバット部の最大ガイドは16mmを採用。
比較が右の、『MX-∞』。ブランクのみセクションが3P、トータル5P。
最大ガイドは必要十分な12mm)

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(操作性を重視し、∞と比較してトップガイドを8mm→7mm小径化)

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(横から。上が∞の8mm。下が8+の7mm。強度重視でステンSic。
深海釣りも考え、〜200lb程度までのリーダーを想定した∞と比較して、
〜150lbくらいまでがオススメ)

先代「8」(実際は7フィート10インチ)などと比較した詳しいパワーなどは次回更新で。
8フィート半の長さがありながら「8」と同じく20kgリフトを達成させ、
ふれていただいた神奈川のマグロエキスパート店長からは
「30kgのマグロでも全然いけると思う」とのパワー感を評価いただいた。

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(上から、8、∞、8+)

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(ティップ拡大、一番下が8+。
上から7フィート10インチ、7フィート2インチ、8フィート5インチ)

僕はもうプライベートではやらないけど、障害物周りのアカメには、
この竿ならラインブレイクが減るだろうし、
東北の磯ロックなどには正直これくらい竿にパワーがあった方がつぶしが効くと思う
ド遠投で狙うライギョはド真ん中の用途だし、ビッグベイターやキャロリストにもオススメしたい。
今がまさにシーズンのシーバスのコノシロパターンにも、ジョイクロマグナムが気持ちよくぶっ飛んでいくと思う。
エサだと、アマゾンのナマズなんかには正直、∞の比較的短いゆえのトルクがある竿の方が向いてる気がするけど、
ムベンガやアオウオなど、竿に長さがあったほうがいいエサ釣りなどなど・・・。

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(こいつは先代「8」にて。危うく、手前のゴロタに糸が擦り切れそうになったが、
長さが生きる場面は確かにある・・・すでに「8」を持っておられる古くからのユーザーさんにも、
何本か並べる釣りのための1本に、同等以上のパワー感で遠征に持ち運びやすい1本として、ドウゾ)

個人的には今後、九州の磯ヒラをマグナムザラ1本勝負で楽しんだり、
ショアからのルアー(スイムベイト)で狙ってみようと思う良型クエ、
付き合いで数年に1回行くGTやマグロ、ヒラマサ、
そしてオトナになったら行こうと思ってる激流の巨大キングサーモンなどなど・・・

時間になりました、1週間ほどジャングルにこもってきます!

ニッチな、かなり尖った竿なんですぐ無くなることはない(と思う)けど、
アマゾンスペシャルの『MX-6+』(完売、増産未定)と同じ、
“無くてもいいけど、あったら楽しすぎるな!”という「+」枠。無くなり次第、増産は未定です
確実に購入したい危篤な方は、直販サイトのコンタクト欄より
必要情報(郵便番号、住所、氏名、電話番号、必要本数)を添えてメールでご予約ください。
年内に初出荷予定、年末・年始の遠征にも間に合います☆

まだまだ書きたいことがあるので、それは帰ってから。
行ってきます!

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(ムベンガbyシンズから続く、ドリームロッドの系譜。
“らしさ”に縛られることもないけれど、
変わり続けるために、変わらずにありたいナニカが、この“8系統”にはある)

2017/10/26

『MV-55』増産ロット発売中  DearMonster開発記

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(オレの秋2017その@。婚姻色が美しい、秋産卵種のゼニタナゴ。秋田にて)

ブログ読者の皆さん、ご無沙汰してます!
『怪魚大全』で燃え尽き、ブログはご無沙汰、
フェイスブックで短文での更新ばかりでしたが、
ぼちぼち、“怪魚外伝”の3章以降含め、まとまった記事を書いていきますね!

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(オレの秋2017、そのA。秋産卵タナゴを探して琵琶湖へ。“宝探し”は楽しいなぁ)

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(『Fielder』さんで新連載も始まりますよ。本日発売
一応、水面下で仕事してますw)

とりあえず、タクトくん(弊社スタッフ・ヨシダ、直営ネットショップ店長)から
「必要な人が買い逃しちゃわないよう、もう1回解説してあげて〜!」
と頼まれている『MV-55』について。
今のところ、ディアモンで唯一在庫があるようです。
去年、初回生産時の説明
からアップデートした部分を中心に、増産(2017年仕様)で変わった部分についても書いて見ます。

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(購入は、直営店 http://monsternet.base.ec が確実です。
ウチからは値引きはできませんが、利用しているECサービス「BASE」には
各種特典があるので、最近はそちらを使って賢く買い物してくださってる方も多いそう)


・・・いきなり蛇足だけど、最近メール問い合わせで、
「もしかして会社の代表者変わりました?」
ってのがあったのだとか。

ないない、他所は知らんが、ウチは絶対ありえない(笑)
本の執筆に集中するため、そして、僕の“ゴリ押し”(笑)とは無関係に
商品力だけでどこまで評価されるかの実験として、
ここ1年ほど竿について語って来なかっただけです。

(株)モンスターキスは、発行株は1株、所有者ボク、
つまり100%自己資金で、苦労しつつコツコツ前進してきた、
いわば僕の“スタンド”(漫画ジョジョでいうところの)。
空条承太郎にとってのスタープラチナが、僕にとってのモンスターキス。


「シーラカンスの“新生息地”を発見し釣り上げる」ことを事業目的にしたのも、
「小塚さんを超えるため、インドネシアにシーラカンスを密漁に行く!」
と言いだし、(内心嬉しかったが、流石にアホかと)大喧嘩になった“副社長”の野望を、
彼の死後、社会とすり合わせ、“法人”として復活させた……そんなイメージでいるから。

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(必要のないものは置かない、そんな事務所にある、唯一に近いインテリア?)

まだまだ道半ば、やりたくても力不足でやれないことはあれど、
人から言われ、やりたくないことまでやるつもりはない。
最近、周りを見ていて思う。自腹でリスクを背負い、
覚悟を決めて作るモノやサービスにしか宿らないナニカってのは、やっぱりあると思う。

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(釣ったことないカスザメの写真が届いたゼ。面白い形してんな〜!)

・・・だから、「Monster Kiss」と刻まれた竿が、
ユーザーさんから届く写真の中で僕自身がまだ出会ったことのない魚と並んでいたり、
アイツが行けなかった世界で曲がっていることは、これ以上ない喜びなのです。
起業時からの「自分が欲しいものを作る」という信念はもちろんブレないけれど、
ここ数年、喜んでくださる方のために作るのも悪くないな〜なんて思ったりもする。

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(今回プッシュする『MV-55』で。自分もスポット入りのナイフ釣りたいなぁ)

さて、そんな中で、まず、最も喜んで欲しい人が、旅の先輩・武さんだった。
高校時代、受験期に読んだHP『世界怪魚釣行記』は青天の霹靂だった(後に書籍化)
今につながる、世界へ釣り旅に出るキッカケをくれた氏に、
氏が必要とする竿を一緒に作ることで、恩返しをしようと。

「VALE TUDO」(バーリートゥード)、ポルトガル語で「なんでもあり」。
そんな武さん自身のブランドと、僕のモンスターキスがコラボする形で、
最初に作ったのが『MV-65』。バーリートゥードの頭文字「V」を刻んだ。
個人的サブネーム(印字はしてない)は、「MONSTER HUNTER」


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「これこそが“怪魚ロッド”だ!」という、
ある意味“思想”を世に問う竿。
“旅行者”ではない、“旅人”のための竿。
“専用”、ではなく、“バーリートゥード”(なんでもあり)なロッド。

1ピースロッドは、ありえない。
1&ハーフも、“旅行”ならいいけれど・・・実際、“旅”した人はわかると思う。

硬すぎず、柔らかすぎずの、レギュラーファーストアクション、
船からも岸からも使える6フィート半のベーシックな長さに、
仕舞い寸46cm(×ブランク部4セクション、グリップ合わせて5ピースロッド)という
シリーズ最短のコンパクトさ。
主にルアー釣りにこだわる武さんのスタイルを尊重し、
グリップの分割構造は導入せず、グリップエンドもシンプル&コンパクトな形状で、
少しでも軽く仕上げ、操作性を向上させた。
また、同じく操作性を重視してガイドは5.5〜8mmの小口径セッティングにした。
PE〜5号まで、リーダーは〜70ポンドくらいまでを想定し、
ルアーは5g〜50g程度、7cmミノーからジョイクロまで・・・
僕と武さんの、50か国、合計30年近い旅の経験を総動員して
日本を含む地球上の淡水のキャスティングルアーゲームにおいて、
最も汎用性が高いと思う1本に仕上げた。

・・・以下は僕のM「X」シリーズと共通で、
耐久性でステンSICガイドをセレクト、必然的に全WフットWラッピング、
当然、ブランクは全て並継。
違いといえば、細部デザインと、あと、ブランクの表面処理が、
武さんの好みでサンド&マットブラックになっているのが「V」の特徴。
長さでもパワーでも『MX−6』と『MX-7』の間に位置する。

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(デザインという意味では、何か付け加えて行くというよりは、断捨離して行く方向、
今も、10年後も、50年後も飽きがこない、ベーシック&シンプルを意識してます。
でも、“遊び心”は、今も、そのうちオトナになってもw、爺さんになっても、変わらないでしょう。
僕の「X」では日の丸ですが、武さん強いの希望により「V」では旭日旗になってますww
わざわざ製品にこんな“火種”を刻むのはウチぐらいだと思うけど、
自著を韓国語に翻訳&韓国で販売し、韓国人の友人も沢山いる武さんだからできる&説得力の“遊び心”。
過去のこと、細かいこと、グチグチ言ってくるのもしょーもないし、それに過剰反応する日本人もアホ、
何より情けないのは、思考停止してアンタッチャブルで片付けるコト・・・
な〜んて難しいことは置いておいても、僕個人も、旭日旗はデザインとしてかっこいいと思います。
シンプルな日の丸も好きですが)

そんな『MV-65』は、現在品切れ中ながら、年内に増産されます。
(直営店 http://monsternet.base.ecの「Contact」から予約受付中)
いわゆる“怪魚釣り”、
世界の淡水のキャスティングゲームで基準となる1本かなと!


・・・で、長〜い前フリを経てようやく、『MV-55』(現在発売中)について。
個人的サブネーム(印字はしてない、名前は持ち主が決めればいいと思うから)は、
「TREASURE HUNTER」
“モンスターハンター”(65)と対をなす、“トレジャーハンター”(55)、
和訳すれば、“宝探し”。
「これが“珍魚ロッド”だ!」という竿を作ろう、珍魚=宝、そんな思いで作った。
武さん的には、怪魚ロッド(MV-65)&珍魚ロッド(MV-55)、
最低限この2本で、地球上の淡水のルアーキャスティングゲームを、
とりあえず一通り網羅できるラインナップにと。


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デザイン的な部分は“65”より踏襲。
65よりはやや長い48cm仕舞い寸(×ブランク3セクション、グリップと合わせて4ピースロッド)ので、
グリップは65の40cm(TCS17番)より1段階短く&コンパクトにした35cm(TCS16番)
「X」を含めたウチのラインナップでも、
『MX-6』(“6”と言いつつ5フィート半、長さはほぼ55と同じ)より柔らかい、
“最ライトモデル”という位置付けです。
とはいえ『MX-6』のグリップ(30cm、TCS16番)よりエンドが長く、
つまりブランクが短いわけで、ボートはもちろん、渓流などの小場所で、
より、細かいルアーフィッシング(珍魚と戯れ)をやりやすくなってます。

さて。
先に55を“最ライトモデル”と書きました。
一番強い“最強”と、1番柔らかい“最柔”と、
僕はシリーズのラインナップの両極端を見れば、だいたい、
そのシリーズの方向性や、メーカーの姿勢までもわかると思ってます。
なぜなら、両極端というのは概して、真ん中のボリュームゾーンより数売れない番手だから。
それを「じゃぁコストかけないで行こう」とするか、「どうせ他より数出ないんだったら、
“遊び心”を加えよう!」とするか。
その両極端をそこに設定するかにも、センスが見える部分。
(そして、柔らかい竿の方が、作っている“工場”の技術の差が見えやすい。※“ブランド”ではない)

ウチでいうと、1番強いのは
“シーラカンスドリーム”『MX-8』(生産終了)からの系譜で、『MX-∞』。
8から∞へ、長さじゃなくて強さだゼ、って進化にメッセージ性を込めたりも・・・。

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(近々書きますが、今年度は弊社5周年アニバーサリーイヤーということで、
「8」の向こう側、長さで「8」のその先を行く「8+」も作ってます。
傷だらけのブランク・・・酷使無双なう)

・・・また脱線しましたが、本題『MV-55』へ話を戻します。
じゃぁ“最柔”『MV-55』の個性はといえば、やっぱり、
「オールトルザイトリング&チタンガイド」
という最高級(値段という意味で。性能はケースバイケース)ガイドの中で、
このクラスでも「オールダブルフット&ダブルラッピング」しているという点。

魚(の引きに対して)には、多分55のライトなブランクには、
ダブルフットガイドも、ダブルラッピングも必要ない。
でも、ハードな“旅”、移動において、大事に酷使してもらうため。し続けてもらうため。
となるとここは、多少原価が上がっても譲れない部分だなと。
使用想定シチュエーション的にも、渓流なんかだと、実際、転倒して物理負荷もかかりやすいし。

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(アルデバランBFSと合わせ、チタラミニが、地元・黒部の源流で大活躍。去年の夏の話)

その上で、さらに。
当然、65より細い糸の使用が増えてくるわけで、となるとトップガイドの耐久性にはこだわりたい。
詳しくはガイドメーカー・フジ工業のカタログ説明でも熟読してもらえばいいと思いますが、
「いいものは高い、けど必要!」として、
R(レギュラー)ガイドではなく、F(フランジ)ガイドを搭載しました。

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(加工が大変だと思いますが、トルザイト樹脂が盛り上がって見えるのが、フランジトップ)

Rガイドのプロト作って耐久テストしたんですが、
Rガイドでは、激しい旅で傷が入るのでしょう、リングが割れ、
ラインがスパスパ切れちゃうこと、2本・・・。
「トップガイドだけは、Sicにしようかな〜」と思っていたところに、
このフランジガイドがラインナップされ、めでたくオールトルザイト・チタンのロッドが完成したわけです。

また、比較の意味で同じブランクに同口径のステンレスSicガイドを乗っけたプロトも作ったんですが、
ブランクそのものが違うのでは?と感じるくらい、全く違う竿になりました。
それはそれで面白い&コストも抑えられるのだけど、

「でもMV-55には、トルザイト・チタンガイドの方が気持ちのイイ竿になる!」

ということで、ただでさえ原価率の高さを会計士さんに怒られるディアモンシリーズにおいて、
最高の原価で生産にGO出したロッドです(笑)

でも、それだけの竿になったと思います!
事実、自分が国内で釣りする際は、これ1本ということも多いです。
(“三大怪魚”とか、そういう大物釣りを卒業したから、というのもありますが)
『怪魚大全』を出し終えたこの夏以降だけでも、こんな感じ。

イセエビを釣り、

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地元のマイクロジギングで活躍。

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(地元・富山では最もポピュラーなターゲットがキジハタ。僕のルアー釣りの歴史も、
バスからではなく、小4の時にこの魚から始まった)

クロマグロwを仕留め、

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(コシナガじゃないよっww)

比較的柔らかいティップと、それなりに強いバッドで、
シロサバフグのカットウ釣りを確立@富山湾

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(富山湾に多いシロサバフグ。でも、地元釣具店にカットウ針は置いてない。
東京湾の超ハイレベルな“湾フグ”は、後述する変え穂で対応を!)

琵琶湖でも、レイクジギングでのビワマス釣獲に貢献・・・

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タクトくんはオプショングリップ等との組み合わせで、
イカなんかにも使ってますね。

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もちろん、どの魚も専用品を使ったり、
専用品を作り深めていくことにも楽しみがあるのは理解してます。
ただ、四季折々、気のむくまま、人に誘われるままに釣りに出かけるのに、
年に1、2回程度の釣りに専用品を買っていては、
少なくとも僕は年に何回も海外に行ってられなくなります(笑)

独身の僕はまだ大丈夫ですが、際限なく増えていく道具は、
家族にもあまりイイ顔されないでしょうw

最小限の装備で、最大限に楽しむために。
それは『MV-55』に限らずディアモンシリーズすべてに通じるコンセプトですが、
中でも“最柔”であるこの『MV-55』は、端っこの竿ゆえに、
ライトな方向に楽しみの範囲を一気に拡大させます。

そしてそれは、僕や武さんの“釣り旅”のスタイルの、その本質でもあると思ってます。
限られた“旅行”の中では、大物狙いしか手が回らないことも多いでしょう。
僕や武さん自身、メディアでは大物を求められるので良くも悪くも誤解されますが、
ぶっちゃけ、より大きく!といった方向には(少なくとも僕は)冷めている。

誤解を承知で書くなら、大物は運。
お金と時間があれば(=ガイドがしっかりしてれば)、誰でも釣れる。

でも、“旅”では、小物に癒されるしかない辛い展開に陥ったり、
時に、大物ひしめく水域でなお、小さな美魚に熱中する時間がある。

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(ボルネオで出会ったチャンナ・バラメンシス)

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(その顔をベースに、開発中の『Channa(チャンナ)』。
釣りそのものは、“珍魚”の方があらゆる意味でクリエイティブだと思うから。
ビックベイトを期待されても、僕は小さなルアーを世に問いたい!笑)

誰かにお膳立てされた釣りじゃなく、自分で構築するマイストーリー。
そんな“宝探し”には、魚や自然への愛情や、好奇心、行動力が必ず必要で、
それこそが僕らが伝えたい“釣り旅”の、本当の楽しさだと思うわけです。

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(ブラックアロワナ狙いでうっかり掛かってきたこんなピーコにも、慌てない。
今一度、初回生産時の基礎解説をリンク。
今回の更新とかぶる部分もありますが、リールシートの塗装以外、基本性能の部分に変更はありません)

海外での“珍魚釣り”、それは、釣れるまで何がかかるかわからない、
本当に“宝探し”のような釣りになります。
そんな中で、不意の大物にも対応できるバットパワーを有しながら、
あくまで、日本国内での釣りと同レベルの繊細さ、使用感で、
ボリュームゾーンとしては30〜50cmくらいまでの魚と戯れたい。
当然、30〜50cmくらいまでの魚がボリュームゾーンとなる日本の釣りにもピッタリ。

タックルとしては、
1号〜3号ぐらいのPEに、リーダーは〜30ポンド、MAXで50ポンドくらいまで。
3g程度のメタルルアー(マイヤーパンサー3gやチタラミニ)をギリギリ扱え、
使いやすいのは4g程度のプラグ(Dコンタクト)から。
7〜10g(チタラ)くらいを最も使い勝手の良いボリュームレンジとして、
使い勝手としては20gほどまで、MAXで1オンスくらいまでのルアーを想定。
115gという軽い竿なので、ベイトフィネス用等の小型ベイトリールと合わせるとキモチイイ。

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参考までにオフショア(バーチカル)だと、
自分は地元・富山湾を楽しむため、とはいえいつも糸巻き変えるのもめんどくさいので、
コンクエストの100番に0.6号PEを200mほど巻いて、
フロロ12ポンドのリーダーを1ヒロぐらいで、〜50gぐらいのマイクロジグやインチク&鯛ラバ、
ティップラン的エギもノーマルのティップで行けるし、底物のエサ釣りやら、
地元のバカ河豚のカットウ(お江戸の“湾フグ”は専用ティップ作ろうw)などなど、
何でもかんでもゆる〜く何でも、バートートードに使ってます。
というか、富山湾(海)だと釣行後のタックルメンテがめんどくさいんで、
最近は、ほぼこれ1本に・・・適宜、オプショングリップ付け替えて遊んでいる感じ。

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(富山湾は100m以浅、85g前後のジグで“深海のルビー”に出会えます)

順並継のメリットについては次回、『MX-8+』の説明でがっつり触れるけども、
こんな感じでソリッドティップ(初めての人でも1000円程度&1時間で充分使えるものが作れます)
をこしらえれば、

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流行のイカメタルにも。

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去年の写真ですみませんが(食べるための釣りはあんまり写真撮らない)、
鳥取でもこんな感じ。
ディアモンシリーズ共通ブランク径で、自由にグリップをカスタムして、遊べますゼ。
なぜ他のメーカーさんがやらないのか不思議な、
今んとこディアモンだけの特権的構造。

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(活性が高ければ、ノーマルティップでもやれますが……ツツイカ系は、
道具で明らかに釣果で差が出るので、そこも楽しんじゃいましょ!
奥深い世界にハマったら、専用品を買うもよし。
ただ、まだ未体験の方はディアモンで1回、チャレンジしてみてください。
そのためのライトな“バーリートゥード”だから!)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最後に、ミスマッチングを防ぐための、
2017年増産仕様の、微変更点を詳しく。
年末発売の65もそうですが、「V」シリーズに限らず、
2017年の「X」シリーズからディアモン全機種、リールシートを無塗装にしました。

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(左から、使い込んだセノソフト加工、新品無垢、使い込んて黒光りしだした無垢ブランク)

マット&しっとりとした質感のリールシートの「セノソフト」加工は、
ここ数年のディアモンの特徴で、それ以前の黒艶塗装仕様では熱帯条件で塗装が膨らみ、
ナットの開閉に支障が出るとの指摘から改良(ここは明らかに性能的には改良)された塗装です。
薄い皮膜なので、問題指摘には答えられたし、実際、手にした瞬間の印象はいいです
大事に使ってくださる方は特に問題のない、他メーカーさんでも採用されていることが多い加工です。
そして、この塗装をしてもしなくても、ウチがお願いしている工場からの原価は変わらないんですが、
あえて2017年以降に生産するディアモンは、全機種無垢・無塗装で行くことにしました。
自分の場合、過酷な条件で使うと、気も〜ちネチョネチョと経年変化してくる場合があったので。
傷が増えて胃くのは個人的には“味”としてむしろ好きなんですが。

工場に聞いたところ、温度や、塩分、油分、など、複合的な条件によるもので、
何をしたらそうならない、といったものではないとの回答・・・僕の手が汚いのかもしれません(汗)
一方、無垢で使っていたプロトは、手垢・油脂が染み込んで行くうちに、カッコよく黒光りし始めた!
ユーザーさんを信頼し、初見の印象でなく、使い込んだ時より美しいものを、という視点からの、
“改良”ではなく、“仕様変更”です。
確かに、手にした瞬間の印象は安っぽくなる。
武さんからは「それなりに高い竿出し、値段変わらないんだし、塗っとけば?」とは言われたものの……。
代表の僕の、「長く大事に可愛がって欲しい」という思いからの判断です。

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(繰り返しますが、無くなってから「何で無いの!」というお叱りは、
喜びこそすれ、反省はしませんので悪しからず・・・笑)

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(500gだとこんなベンド。レギュラーファーストです)

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(1kgリフトすると、ベリーから曲がります。
ショートロッドの泣き所、“バレ易さ”にも、できうる限り配慮してます)

現状、まだ20本強在庫あるみたいですが、
他モデルの生産との兼ね合いもあり、
次の生産は早くて2018年の夏以降かなー?と思います。
今年の日本の淡水のシーズンは終盤、渓流は禁漁になってしまいましたが、
来期のハイシーズンにはまず用意できないので、
気になっている方はこの機会に是非、ご検討ください☆

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(お求めは、直営サイト http://monsternet.base.ec が確実。
さすがにそろそろ、TENGAナマズのトップ画像を変更しようかと考え中。
旭日旗と同じく、世の中へのパンクロックなんですが……笑)

2017/8/7

怪魚外伝A〜北米編前編〜  近況報告

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(「アリゲーターガーの写真が多すぎる!汗」ということで削られた1枚。
縦位置で1ページドーンと使ってもいいクオリティの写真なんだけども。笑)

『怪魚大全』、第2章北米編。

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「先進国は、オトナになってからでも行ける!」
と、あえて学生時代にはハズした地域。
しかし、2011年春、社会人(フリーライター)になったの僕は、
泣きっ面に蜂で震災まで起こり、
学生時代と同等か、それ以下のビンボーな状況に陥ったww
2章アメリカ編のメインストーリーは、そんな美しき時代の初北米旅の物語。

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(同行のセーヤ。数年後、アジアのフィッシングショーで撮影の、イメージカット。
B系ならぬ“D”系、釣り旅をする若者に多い、ダメ、デブ、ダサい、どうしようもない、童貞・・・
そんな、3章以後に出てくる若き友人たちとは、セーヤは少し異質な男。
しかし当時は、日の丸手ぬぐいをナゼか持参してたりと、まだ“コッチ側”の臭いがしたww)

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(自称“修羅(シュラ)の時代”。神奈川県三浦市諸磯に住んでた頃の、自室の前にて。
6月30日、アメリカ出発前日の夜勤前に、セーヤ撮影。
盗難などの事故の際、保険請求のためにも、荷物を事前撮影した時の一コマ。
全日程レンタカーを借りるするので、荷物量関係なし。
ゴムボート&2馬力エンジンを預け荷物で運び、車中泊で経費を限界まで節約する・・・
僕も楽観的なバカだと自覚してたけど・・・セーヤの方がもっと上いく大バカ者だったと、あとで知る。笑)

電気、ガス、水道、駐車場(車は海外赴任する従兄弟からのおさがり)代込みで、
5畳1間・家賃9千円/月、という国立大学の男子寮は、
僕の学生時代の旅の資金捻出の屋台骨だった。

入寮者の留年割合をザッと計算しただけでも、大いなる税金の無駄遣いだと思う!笑
365日が修学旅行のような楽しさだった。

いざ、そーゆー温室から“社会”に追い出されるに至り、
「仕事とプライベートと2部屋ないと鬱になる&駐車場付き……けど、家賃5万以下!
&主に仕事をいただく新橋の出版社(地球丸さん)まで電車で片道1000円以内」

という条件部屋を探すと・・・あった、2DK(駐車場付き)家賃4万8000円!
神奈川県三浦半島(ペニン“シュラ”)の最先端に該当物件が見つかった。
海まで徒歩1分、大家が漁師さんで、時々船に乗せてもらえた&夕飯のおかず釣ってた。
この辺りの根付きのアジ&サバはブランド美味魚。それ含めて楽しき日々だった。

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(出発当日、2011年7月1日の朝7時。徹夜明け、
「元気になろう日本」の前掛けをしつつ、カップ麺を陳列する僕。セーヤ撮影。
前日から三浦半島の小磯で小物釣りを楽しんでいたセーヤだったが、
「1日でも日雇い労働増やしてこいよ!」と突っ込みたくなる展開に、後に陥る・・・
2人して破棄の弁当をガッツリ食いだめし、いざ成田へ!
この頃の僕の体は95%までローソン(の破棄)でできていた。
ちなみにナゼ、ディアモンの初代モデルが『MX-71』なのかも、読めばわかりますよw)

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(時間がなさすぎ、成田空港の駐車場でダンポールを刻んでパッキングする僕。
事前電話し、航空会社からは「未使用のエンジン(ガソリンが入っていない)なら預け荷物可」と確認をとっていたが、
いざ持っていけば、カウンターで拒否され、大げんか。結局、不可。置いていかねばならないハメに。
「広いアメリカを、手漕ぎで・・・」。絶望の出国になった)

時は、『世界の怪魚釣りマガジン』創刊直前、
アメリカへの準備を進める4ヶ月間は、
フツーに昼の仕事(フリーライター)を人並み以上に詰め込みつつ、
基本、週5で夜勤。月に20日は徹夜・・・という、今考えれば信じられない日々だった。
怪魚マガジンの最終校正に急ぎ、睡眠不足の運転で前の車のオカマを掘り、
せっかく稼いだお金がまた振り出しに・・・なんてこともあった。

そんな(ペニン)修羅DAYSを経たからこそ、
以後アメリカでの旅は、サイコーにハイでロックな日々だった!


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(ハイウェイ・シックスナイン)

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(意味なし。バカ)

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(とはいえ、また食糧難に・・・わざわざ硬いガノイン鱗で食いにくいガーを食べる事態に・・・。
ハードな日々の中でも、「ほほぅ」と感心した、たぶん空気呼吸に関する、肺に近い構造の器官。
ライギョやベタのような上鰓期間(ラビリンス)じゃないんだね。食べてみる愉しみも満喫)

てな訳で。
おかげさまで、2011年6月30日〜7月1日早朝までのローソンの夜勤を最後に、
お金を稼ぐためだけの仕事は一切せず、
釣りと旅に関わる事だけを収入に、今日まで生き延びられている。
で、今後もそうありたいので、どうぞ本編をポチってくださりまし(笑


PS 追伸
1章アジア編が40ページだったのに対し、2章北米編は章別で最長の70ページに。
例外的に、明日は北米後編の“外伝”を書きますね。

2017/8/4

怪魚外伝@〜アジア編〜  近況報告

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(この年はワールドシャウラ1754Rが主力でした。ブランク性能、これぞ国産シマノ製。
でも…やっぱ130cm仕舞寸は“旅行”にはいいけど“旅”には長すぎたかな?)

『怪魚大全』未掲載写真シリーズ@

一気読みするには勿体無い(というか疲れるw)ので、
1日1章のペースで読んでもらうのがオススメです!
というわけで、今日から主役たちの未掲載別カットに添えて、
1日1章ずつ“怪魚外伝”(サイドストーリー)を。

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(「書籍」のレイアウトの凝り方ではないと思ってます・・・デザイナーさんに大懺悔!笑)

第1章、アジア編のW主役はプラークラベーン&グーンシュ!
なんとかかんとか、仙台の大学院修了が決まった僕は、
タイを手始めに、ヒマラヤの山奥を目指す事に決め・・・
2011年3月11日、あの日、インドのデリーに到着しました。

出国直前、
『世界の怪魚釣りマガジン』創刊号特集の同行をお願いされ、
限られた時間でなんとか結果をコミットwしようと、
ガイドさんを手配。
しかしわずか5日という日程で、かつ、
これ以上ない出鼻をくじかれた形で旅がスタート。
結局は、いつもの自力開拓的・野宿&体当たり釣行になるわけですが・・・
いずれにせよ、
とっかかりのガイドさんを紹介いただいたH.Y.さんにもこの場を借りて大感謝!

で、プラークラベーン編。
「最初っから、難しい話に触れるねぇ」
と編集者さんも心配してたけれど、
プラークラベーンという稀有な巨大魚の“怪魚”→“ゲームフィッシュ”化、
「釣れるまで帰らない」(怪物狩り)→「釣れるまで帰“れ”ない」(怪魚大全)という、
自身の立ち位置の変化、そしてメディア同行取材の限界etc…
雑誌記事ならその辺の話は全部カットしただろうけれど、
書籍として、あえて、読みやすいだけ、面白いだけにはしなかった。
楽しかったことだけ、綺麗な部分だけ、自分を良く見せる部分だけ書いても
・・・それはリアルじゃない。たぶん、伝えたい人に、届かない。
色々考えながら読み進め、最後まで読了後、「あぁなるほど」と思っていただけるように。
そして、2回目に読んでも楽しめるように(重要)
・・・ある意味、伏線(問題提起?)を張りまくった章でもあります。

気になった方は、どうぞコチラで(笑)

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(日本編として独立させず、アジア編にぶっこんだ日本での怪なる物語の主役は・・・コイツら!笑
前作『怪物狩り』でも、アカメ、イトウ、ビワコオオナマズはあえて外し、
いろんなことを考えオオウナギをメインストーリーに組みましたが、その発展系。
この夏も燃えているらしい、高知や北海道の狂信者に捧げますw 肩の力抜きなよ)

2017/7/25

『怪魚大全』完成  近況報告

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『怪魚大全』(扶桑社)

本日、無事見本が出版社に届いたと連絡が!
全ページカラー336頁、写真&イラストの掲載点数約900点!?
印刷所は規格外のボリュームの“怪著”に悲鳴、
発売日に搬入が間に合うか危ぶまれたそうです(笑)
49カ国、1075日、大学1年の初めての旅から数えて14年間。
“大全”を冠するに恥じない(と思う)、集大成的1冊かな。

たぶん・・・こんな本はもう書けないし、書きたくない。
次書くなら、150頁前後で、半日でサラッと読める本にします(笑)
都内の大手書店では、7月31日あたりから並び始めるかと。
Amazonでも予約が始まってます↓ ヨロシクお願いします!
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