2011/11/4

シャドーの犠牲者たち  スネークヘッドの仲間

☆これら半身(はんみ)で発見される魚たちのほとんどが、クリックすると元のサイズで表示します
わが身に何が起こったのか理解する時間さえ与えられなかったかのように、生きたまま水面でアップアップしています。怖っ!



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プラー・ニン  Oreochromis niloticus
(シーナカリン・ダム)

かじられたばっかでまだ新鮮なのでボートマンは嬉々として持って帰ってました。
今夜のオカズはシャドーの残り物、いや贈り物?



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プラー・タコー  Cyclocheilichthys enoplos
(ブン・ボラペッ湖)

タコーはけっこう美味しくて漁師にも人気があるんですが、欠点は小骨が多いこと。でもシャドーは気にしないでしょうね、多分。でもやっぱり半身。
歯形のサイズからして丸呑みできないこともなさそうだし、ついでに(?)食っちゃえばいいのにねぇ・・・。



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プラー・カイェン  Mystus rhegma
(バンパ貯水池)

このカイェンはギギ科のいわゆるミィスタスという魚種ですが、これは丸呑みしなくて正解。胸鰭が非常に硬く、トゲ付きなので、シャドーにとっても危険です。



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プラー・サイタン  Cyclocheilichthys lagleri
(ブンボラペッ湖)

これは珍しい腹部噛みちぎり。何故こういう噛みかたをしたのか状況をいろいろイメージしてみるのもおもしろい?



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プラー・サワイ  Pangasianodon hypophthalmus
(ブン・ボラペッ湖)

これは正直、かなりびっくりしたレアケース。このサワイでも50センチはゆうに超えるサイズ。噛むか、フツー?
で、このサワイを含むパンガシウス科のナマズはむちゃくちゃ泳力あるんですが、シャドーも負けちゃいない!?
ちなみに普段ほとんど重ならないこの2種の生息域が、たまたまダブったこの時の湖の状況。シャドーの「居場所」のヒントにもけっこうなったりします、このハンミ。




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プラー・ニン
(バンパ貯水池)

噛まれたときそうとう暴れた様子。
この貯水池には水産局が漁師のためにプラーニン(ナイルテラピア*)を定期的に放流しているので、むちゃくちゃに魚影が濃く、シャドーのメインのエサはあきらかにこいつらのよう。


*プラーニンは水産局の記録によると1965年に数十匹レベルで移入された外来魚ですが、別の水産局にきくところによればその後洪水によって試験場から流出、各地に繁殖「してしまった」そう。また現在タイでも外来種の無断放流は禁止されているので意識的な放流はありえない、とのこと・・・。
あぁなんてイイカゲンで曖昧な管理体制・・・・。「きまり」だけはりっぱなんだけどなぁ、この国。ワルい人につけこまれないことを祈ります。



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プラー・ニン
(ブン・ボラペッ湖)

かなり時間がたってたみたいで腐食がすすんでましたが、このプラーニンもかなりのサイズ。
こうみると半身になってるのは圧倒的にプラーニンが多い。これはウィード地帯で水が静かなエリア、という生息域が重なっているのと、そこでのプラーニンの絶対数が多いこと、そして飲み込みにくい背ビレ、またまるでブルーギルみたいに好奇心旺盛でイタズラ好き(?)なこいつらの性質がシャドーは気に食わないんじゃないでしょうか?
食欲だけで噛んでいるんでは決してないと思います。





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プラー・カスープ・キッ  Hampara macrolepidota
(ブン・ボラペッ湖)

またまたレアなケース。
タイ内水面では食物連鎖の頂点をめぐってシャドーと勢力争いするかのごとく攻撃的な彼らも単独だと少し弱いのかな?
集団になると無敵なんだけど・・・。



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プラー・タピヤン・カーオ  Barbonymus gonionotus
(ブン・ボラペッ湖)

これはほんとに噛まれた直後のようで、全身ピチピチしてて、その白身が活き造りみたいで刺身料理が恋しくなりました(笑)
バイトが遠のき、自分のポイント選択に自信が持てなくなってきた時なんかは君がいると助かりますヨ、半身クン。



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プラー・コット・ケオ  Hemibagrus wickioides
(ナン川)

これは場所的にも魚種的にも非常にレアケース。
シャドーはナン川のように流れが速く、淀み、ウィードやブッシュ地帯のない河川には、ほとんど生息していません。なぜなら「雷魚」なので浮き巣、浮き卵だからです。
ただこれが発見された我がゲストハウス周辺はシャドーの養殖が行われていて、過去に1000匹単位で脱走しており、そのときの魚が成長したものと思われます。






最後に犠牲者動画。閲覧注意。



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2011/10/30

プラー・ペープ・クワーイ  鯉の仲間

タイ語名 プラー・ペープ・クワーイ
学名 Paralaubuca harmandi
英名 一般名 アクアリウム名 不明

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チャオプラヤ、メコン川水系の流水域に生息するこの魚、最大サイズは30センチ前後で見かけは海のサッパ(瀬戸内ではママカリ)かコノシロ。
しかしこちられっきとした淡水フィッシュイーターであり、ルアーフライの好対象魚です。
そのフッキング後のあばれっぷりから有明ターポンと呼ばれてソルトフライで注目され始めている「ヒラ」というニシンの仲間がいますが、けっこう見かけがそっくりだったりします。さらにハリ掛かりした後の連続ジャンプも同じで、有明ならぬ、アジアのマディウォーターターポン、そう「オシルコ(小)ターポン」とでも呼びたいもんです。

釣りのシーズンは、例年雨季の増水が引き始め川の流れが強まる11月後半〜1月くらいまでです。



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こういうかんじで流れが速く、激しくヨレているところがポイント。ベイトフィッシュになる小魚がいれば必ず群れで付いている。

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小さいミノー系が手堅いルアー選択だが、スプーンでもスピナーでもまたベイトを追ってライズしている時はトップウォーターにも好反応。

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口は大きく、頭からいっきに吸い込むアタリなのでスプーンなどはアシストフロントフックに変えるとフッキング率が飛躍的にあがります。

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使用ルアーはこういうかんじ。

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これは100%保障の鉄板ルアー、ラパラCD3のリップ折。(CDLでも同じ)
激流ポイントでコレを投げてアタリがなかったら、そこにはプラーペープはいません(笑)

スプーンやジグのアシストフックはこんな感じで↓
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ギル用トップは激しいチェイス、バイトともにめいっぱい楽しめます。

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フライでももちろん楽しめます。

↑釣り人 DCフライマンさん


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2011/10/26

プラー・シャドー  スネークヘッドの仲間

タイ語名 プラー・シャドー(プラー・チャドー)
学名 Channa micropeltes
英名、一般名  アクアリウム用語   GIANT SNAKEHEAD FISH   レッド・スネークヘッド


タイのルアー釣りは、この魚抜きでは語れない代表的ターゲットであり、アジア地域全体で見ても最高クラスのルアー対象魚といえるのが、このプラー・シャドー。
猛然とルアーを追いかけ、心蔵破りの強烈な捕食音でバイト、そして淡水魚ばなれした引きの強さ。そのすべてがアグレッシブでワイルドな、魅力あふれる魚です。
現在のタイでは、3キロオーバー(約65センチ〜)がランカーサイズの目安ですが、たとえそれに満たないサイズであっても、たいていのかたはその引きの強さにおどろかれます。移動距離こそ短いものの、あの瞬間的な「走り」のスピードとパワーは、ピン!と張ったでかい尾びれを見て、推して知るべし、です。
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魚体の成長速度は、その悪食ぶりからも想像できるように、エサの豊富な場所であれば、たった1年でなんと3キロを超える固体もいるそうです。
この魚もタイでは食用とされてますが市場価値はそれほど高くなく、刺し網にもかからないので(かかっても自力で抜け出る)基本的に全国で魚影は濃いです。クリックすると元のサイズで表示します
「基本的に」と書いたのは、やはり他の魚種同様「発展途上地域(あえて)」の悪習「乱獲」は各地で確実にあり、繁殖力と自然環境に頼った、減少⇔再生を繰り返していることもあり、ほんの5,6年前にはよく釣れていたという7キロオーバーは、いまでは超ランカーに、まして10キロオーバーなどは「死ぬまでに・・・・」的なスペシャルスーパーランカーに、といった感じでアベレージのサイズダウン傾向があるのは残念です。ただ上記のとおり成長は著しく早く、また圧倒的に耐久力がある魚でもあり、人口的な繁殖も容易なので、現在のようなデタラメな過剰漁獲さえ管理できれば、数年を待たずしてあらゆる釣り場が「パラダイス」と成り得るでしょう(これは他の数多くの魚種にも同時にいえることですが)。     (2003年記)



ぼくが考えるシャドー釣りの魅力

タイで「プラー・シャドー」と呼ばれるこの魚種は東南アジア一帯に広く生息していますが、幸か不幸かボクはタイでしかこの魚を釣ったことがなく、また当然初めて釣ったのもここタイでした。そしてその時、現地のボートマン(ガイド)に教えられた(というか半ば強制的に勧められた)シャドーの釣り方は、でっかいバズペラが付いた稚拙なつくりのハンドメイドプラグを障害物めがけてぶんなげ、超のつくほどの高速リトリーブでバシャバシャ巻き上げては、ハイ次っ!と連射していくという、なんともガサツで、単純、そして騒々しい釣りでした。クリックすると元のサイズで表示します
同じスネークヘッドということで日本の雷魚釣り(主にカムルチーの釣り)の延長と勝手にイメージしていたボクを心底驚かせた、その極端にシンプルでハードな釣り方に、これまた過剰なほど攻撃的に反応するプラー・シャドー。この凶暴スーパー雷魚を追いかけ、朝から晩までひたすらキャストを続けたある夕マズメの一瞬、アジアの強烈な太陽を浴びすぎたせいもあるのでしょう、ボクの頭の中でなにか確信めいたヒラメキがありました。
「これぞルアー・フィッシングだよ・・・いや、ルアー釣りとはこうでなけりゃイカンのだ・・・」クリックすると元のサイズで表示します
ようはそれくらいインパクトのあるシャドー釣り初体験だった、ということなのですが、あの時の衝撃、そしてひらめき・・・<シンプル、ハード、そしてワイルドなルアーフィッシング>・・・・・・これこそが、今なお「ぼくの考えるシャドー釣りの魅力」の大部分をしめているのは間違いありません。   (2003年記)



ぼくが考える釣り方としての魅力

ペラルアーの高速ただ巻き・・・プラー・シャドー、というかこのChanna micropeltesという種のスネークヘッドをより多く、より効率的に釣る、ということにおいてこのルアーはまちがいなく他のルアー、釣り方をしのいでいると思います。もちろん生餌を使ったエサ釣りをも、です。たしかに初体験時のインパクトがあまりに強すぎての「ペラマニア」的な部分がボクの中にないとはいえませんが、地理的、気候的、季節的理由での、「ペラよりも効く釣り方、ルアーが他にあるいくつかのコンディション」をのぞいて、いちばん派手で激しくハードでありながら、いちばん手堅く手早く手軽に釣れるのは、やっぱりこのペラルアーなのです。クリックすると元のサイズで表示します
このペラルアーのただ巻きがシャドー、そしてプラーチョン、カスープなどに「破壊的に」効くことを見つけたのはまぎれもなく現地タイ人であって、たった数年、しかも超スローではあるものの徐々に洗練させてきたのもタイ人です。激しく、シンプルで、手軽・・・あまりにタイ人気質にあった釣り方ではあるものの、そんな彼らの国で初めてシャドーを釣り、現在その国に住んでいるということが、ボク個人のペラルアー使用率に多少は影響しているのかもしれません。しかしシャドーの次のような特徴、クリックすると元のサイズで表示します
「水位、水質の変化による新しい付き場(エリア)への移動がすばやく、狭いエリアに密集しやすい」、
「そのエリア内ではかなり広範囲に動きベイトを追う」、
そしてスネークヘッド種らしく
「<空気呼吸>を含め、水面への興味がずばぬけて高い」、
「立ち木や岩などの単発でハードな障害物よりも、ウィードなどのエリア的、植物系の障害物を好む」、
さらには
「激しくスピーディにルアーを追いつつも、捕食対象はかなりよく見ているので見切られることも多い」、など。
このような魚をこんどはタイの地域的な特徴である、
「規模が大きい釣り場が多い」、
「ダム、自然湖ともに(南国)気候的、(南国)人的要因で水位の変動が季節に関係なく非常にイレギュラーである」、
「何を獲っているかにかかわらず地元漁師のポイントへの出入りがはげしく人的プレッシャーの有無がつかみにくい」、
「釣り場の規模、面積に対して平均すると魚の密度は低い」、
「その反面釣り人は非常に少なく、魚が釣りという行為自体にスレていない」、など。
これら数多くの要因をあわせたうえで考えると、クリックすると元のサイズで表示しますサーチ系トップの極みでもあるペラルアーがタイで盛んなのも、なるほどうなずけます。しかもそんな実質的効果だけでなく、ガーッ!と派手な引き波を立てての猛スピードチェイス、そしてボォーンッ!!と爆発捕食音、さらにそれがミスバイトなら2度3度と追い食いし、ボート際目の前でもう一度ボォーン!!!・・・・そんなエキサイティングな瞬間を堪能できるのも高速リトリーブのペラルアーならでは。そしてバイトの水しぶきを顔面に浴びながら、始まるのはこれまたシャドーの真骨頂である強烈な引きとのパワフルなファイト。確かにこのペラルアーを使った釣りにはシャドー釣りならではの魅力がつまっていると思います。
また違った見方をすれば、これだけペラルアーでのシャドー釣りが定着しているタイでは、ペラルアーオンリーの釣り人が圧倒的に多く(一般国民の経済的な理由もありますが)他タイプのルアーを使ったメソッドがまったくといっていいほど行われていません。
「ペラが効く」というのは確かな事実ですが、上にも書いたようにペラオンリーではどうにもならない時や、もっと他に効くルアーが存在する状況は確実にあります。またひとつの釣り方を奥深く追求していくのも釣りの楽しみなら、あえて複雑化させメソッド構築を思考していくのも釣りの楽しみといえると思います。シャドー=ペラルアーという概念のみにとらわれず、まだまだ釣魚として未知な部分が多いこの魚だからこそ、いろいろなタイプの釣り師がそれぞれの価値観、自由なスタイルでハマってくれればいいと思います。そして今はまだマイナーなこの魚が近い将来、知名度の上でも「東南アジアが世界に誇る淡水ルアー対象魚」となってもらいたいものです。  (2003年記)



現地での一般的な釣り方

日本で雷魚釣りといえば100パーセント陸っぱりになると思いますし、それにあわせ専用タックルも作られてますが、シャドー釣りの場合はボート釣りの占める割合が非常に多くなります。上に書いたように釣り場の規模が大きく、またエリア移動が非常に激しい魚ですので、どうしてもボートの機動力が欲しくなります。もちろん陸っぱりを楽しむ現地釣り人も多いですし、狭い野池で付き場となる条件がそろった場所が数箇所、それが岸からのキャストで届く範囲にあるならば、回遊待ちでひたすらそこに陣取ってキャストを続ければバイトは十分とれますし、むしろ野池の釣りとしてはもっとも現地で一般的な方法かもしれません。そういった場所に生餌のナマズをぶっこみ、置き竿数本で釣る人も多いです。ただ最近は池に自前のボートを持ち込みルアーでのシャドー釣りをするタイ人もちらほら増えてきました。
またタイ国内のたいていのダムや湖では釣り専用、または現地漁師が副業として行う操船者付きチャーターボートサービスがあり、そういった大規模ポイントに遠征時などはこれを利用するのが一般的です。   (2003年記)

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2011/10/10

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