英語T  

千葉高で英語を習った先生として顔が浮かんでくるのは四人。そのうち、名前まで覚えているのは一人だけなんですが、もしかしたら顔すら忘れてしまった方もいるのかな・・・。微妙。一年生のときは、英語がグラマー、リーダー、コンポジションに分かれていて、それぞれ独立の教科書を使ってました。

記念すべきリーダーの第一課の最初の文章は、Cheer up, Cheer up.でしたな。よく覚えとります。入学したてのころは、ちゃんとノートに本文を写して、辞書を引いて、訳を書いてなーんてことを馬鹿正直にやってましたから。でも、その後はどんな内容だったのか、今となってはさっぱり。

それよりもよく覚えているのが最初の授業のときに悩まされた鼻水の洪水。もう止まらなくて止まらなくて。ひたすらハンカチを使ってましたな。当時はポケットティッシュとかもなかったような・・・。そう、今から思えば、あれが花粉症デビューだったわけで。当時は花粉症という言葉すら一般的ではなく、アレルギーとして自覚したのは大学に入ってからという・・・。

1年次の英語の先生は、U先生と、あともうお一人、銀縁めがねをかけて、ダークスーツ姿が似合う紳士然とした方で、授業のときはいっつも大きな英英辞典を抱えてきてたけど、それを開くところは一度も見かけなかった先生。最後に「何か質問は?」と聞かれていましたが、そんな場面で質問をする生徒がいるはずもなく・・・。

初老のU先生には確か3年次にも習ったので、いろいろ印象がまだ残ってます。なぜか体育の時間、短パンTシャツ姿で、よく長距離を生徒と一緒に走っておられ、さすがに男子にはかなわなかったものの、女子には置いていかれることもなかった(脅威!)こと、英単語を語根と接頭辞などに分解してその成り立ちを解説していただいたのが面白かったこと、あと、たぶん3年次の最後のほうの授業だったと思うのですが、「英語は5キが大事だよ。」と。「暗記」と「根気」と・・・。残りの3つは・・・思い出せない!うーん、気になるな・・・。なんだろう・・・。


最近はクイズ番組で博識っぷりをみせつけている宮崎美子さんの有名なデビューCM。これってもう30年前!まぁ、いまでもセーラー服姿が妙に似合ってるというかなんというか・・・。

生物  

生物教室があったのは、グランドに面した棟の3階、一番海よりの端っこだったかな。先生はT先生。ダンディでらっしゃいましたな。格好良かったですな。額も頭頂部も植生を失っていながら、脇に残る渋い白髪、長身でがっしりとした体躯、と、威厳に溢れたご様子でちょっと近寄りがたい感じも。後年、自分の髪がもしかしたらやばいかも、と不安がよぎったときにも、「気にしなくてもいいや、T先生の格好良さを目指そう。」なんて思ったものでした。

遅刻した時には、授業後に各生徒が教壇の前で理由を説明するのが常でした。別に罰とかそういうニュアンスのものではなく、電車が遅れたような場合、遅刻を取り消してくれていたのでした。私も一時間目の授業に遅刻して、T先生を前に、「定期を忘れてうちまで取りに戻ってました。」なんて話した記憶があります。あのとき、「バスが遅れた。」とか適当にもっともらしい理由をでっち上げても、詮索なんてされなかったに違いないのに・・・。単に自分が正直な生徒だったからなのか、正直に答えざるを得ない雰囲気があったからなのか、ありのままを伝える私を、チラっとを見た後、出席簿にしるしをつけるT先生。その瞬間の表情が今でもありありと目に浮かびます。

授業でやった中で思い出深いのが、ウニの発生の観察。これは全員よく覚えてるんじゃないでしょうか。試験管で人工授精させたウニの卵が分裂し、姿を変えていく様子を毎時間スケッチしたのはすごく楽しかったですな。でも、最後、せっかく育てたMyウニがどうなっちゃうのかが気になった私たちに突きつけられたのが、大きく育てることはできないという現実。結局、あのウニの子らはどうしちゃったんだろう。流しに捨てちゃったんだろうか?なんとはかない一生!名前ぐらい付けてあげればよかった、なーんて。




こちらはまさかの三原じゅん子センセー。このとき高一。同学年ですな。うーん、いまみるとセクぅスぃーというよりも、ひたすらケバイ・・・。





漢文  

たしか週一コマだけあったのが、この授業。漢文です。82年入学組みから学習指導要領が変わっていくので、もしかしたら独立した科目として中国の古典を勉強したのは私たちが最後の世代なんでしょうか。吉備真備とか菅原道真とか、こんなことを知ったらさぞがっかりだろうなぁ・・・。

授業でやった中では、漢詩の方が好きだった記憶が。でも、受験前、自分でも、御茶ノ水の文庫川村で100円で買った旧字体の岩波新書の『新唐詩選』『新唐詩選・続』などを読んだりしていたので、教科書に載ってたのがなんだったのかいまいち定かではないのですが、1学期の早い段階でこれを読んだような気がします。

黄鶴楼送孟浩然之広陵 李白

故人西辞黄鶴楼
烟花三月下揚州
孤帆遠影碧空尽
唯見長江天際流

「こはん、えんえい、へきくう、てんさい」などという3句目、4句目の書き下し文の言葉の響きがえらい格好いいなと思ったような。

もちろん散文も読んだはずで、論語の学而篇があったような。で、再読文字とか返り点とかを習ったんですが、好きな科目だった割には、「中」とか「三」とかでてくるともう、分けがわからなくなってましたな。

先生は漢文がご専門のK先生。口癖のようにいつもおっしゃってたのが、

「日本の俳句って本当に簡単だよな。」
「え?」
「だって、『この土手に 登るべからず 警視庁』、これでもうOKなんだもん。 」

ということで、ここで30年遅れの突込みを少々。

「あの先生、季語はどうなるんですか?」



これが6月1日発売だそうで。当時は変な曲だなとしか思わなかったけれど、30年前にこんなのをやってしまうなんて、すごいことだったのかも。

地理  

最初のクラスの席の並び順は、あいうえお順だったんでしょうか。毎回出席を取るとき、一番右側の列の一番前の人から呼ばれていったような記憶がかすかにあります。うちのクラスは、

「あ○○○、あ○○、・・・」

うーん、三人目は覚えてないや。すんません。最初の二人をよく覚えているのはやはり、当時、半分男子校みたいだった千葉高では文字通り希少種の女子だったからか?

出席といえば思い出すのが、地理の時間。先生のお名前は・・・これまた思い出せないんですが、めがねをかけて、頭の砂漠化がけっこう・・・。で、よく通るいーいお声で、でも、いかにも大人の職務っていう感じで事務的に、ひとりずつ生徒の名前をピシッピシッと呼んでいかれる様子がすごく格好良かったのが印象に残っています。なんか身が引き締まる気がしたというか。

肝心の授業内容はやっぱりあんまり覚えていないんですが、南極の地図を描けという課題が出たことは忘れもしません。暑い時期だったかな、メルカトール図法とモルワイデ図法?の2種類で描かねばならず、これが難しくて難しくて。結局、夜中に父に手伝ってもらってようやく完成させたのでした。

あとは、2学期だったか、近場の某私立大学の地理の入試問題を授業で取り上げた際、ぜんぜんできなくて、「大学入試って大変なんだな」と思い知らされたことなんかも。

ほかには何をやってたんだろう? でも現在、世界のいろんな国について自分でも「何でこんなこと知ってるんだろう?」なんて思うこともままあり、もしかしたら、葛城の丘でのインプットがいまだに効いてるのかも。



松田聖子に遅れること2ヶ月、6月1日にデビューしたのが河合奈保子だそうで。いたなー。ちなみ学年はいっこ上。歌もうまいし見た目もいいし。でも曲がいまいちかも。





競歩大会  

あれは、4月だったのか5月だったのか。いまいち定かではないのですが、春のある日。入学したての生徒たちは、クラスごとに、たしか千葉駅前ロータリーにテキトーかつファジーに集合。「ドナドナドーナードォナァー」とばかりに、某半島の恐らくはC市に近いと推測される怪しい海岸にバスで連行され、どこからともなく現れた工作員らしき人間に、「さぁ、歩け。」と命じられるのでした。

「歩けって、どこまで歩くんですか?」
「30kmだ!」
「えー、そんなのきいてないよっ。」

そう、これこそが、後に「千葉高死の行進」として映画化され、皆さんご存知のところとなった事件でございます、なーんてゆぅのはもちろん大嘘。

しっかし、あの30kmというのはしんどかったですな。何がしんどいって、あの視覚的徒労感。2時間ぐらい歩くと、ペースの違いから前後にずいぶんバラける。歩くのはほとんどが砂浜なので、前をみるとはるかかなたに豆粒のような人影が。振り返ってもまた豆粒がいっぱい。みんな西南に向かって歩いてるわけです。で、その風景がずーと変わらない。1時間たっても2時間たっても、おんなじ。これが何よりもきつかった。

自分のタイムは確か6時間ぐらい。重馬場を1時間5キロのペースなので、今から見ると結構な速さです。で、そのとき一緒に歩いた同級生たちとは、さすがに仲良くなりました。汀を歩く白シャツの少年たちの姿がいまでも目に浮かびます。ある者は裸足で、またある者は右手に長い木の枝を杖代わりに持ちながら、寄せては返す外房の波を背景に、傾き始めた陽の光の下、交わす言葉も絶え果てて、ただひたすらに歩むのみ、なーんていう。

うわさによると、運動部の人は全部走るのだとか。すっごいなー。信じられん!歴代優勝タイムはどれくらいだったのでしょうか。


これは5月11日だそうで。たぶんNHKですね。なにやってたのかな、この日。しかし、周りで踊ってるのがちっと邪魔やな。






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