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今まで認めないようにと意地を張って  

自分から偽りの婚約を提示して、それにミレーヌが応えた。
自分の思い通りに事が進んでいるはずなのに、どうしてもしっくり来なかった。
だからなのかここ最近、自分の中に芽生えそうな感情にイライラが収まらなくて…。

今まで認めないようにと意地を張って来たのだが…。
もう限界かもしれない。

彼女が起きないようにそっと近づくと、手を伸ばしミレーヌの頬に残る涙を親指で拭った。
自分が触れているのにも気づかず眠るミレーヌに、大胆にも彼女の頭に手を持って行くとサラサラとした髪の毛にも触れた。
一度触れてしまうと、それこそ自分の気持ちに嘘はつけなくなった。

そうだ…俺は間違いなくミレーヌに惹かれている。
彼女が好きだ---------。
そう認めた瞬間心につっかえてた物が取れた気がした。
一緒の部屋にする事はダラスと話し合って決めた。
アリスが動き始めた事を知った以上ミレーヌを傍に置いておいた方がいいだろうと。
その事に何の異論は無かったのだが…。

イライラの対象であるミレーヌと同じ部屋で寝るなんて、数時間前の自分にとっては苦痛以外のなにものでもなかった。
だから勘違いされないようにとアリスの事が片付いたらこの婚約は解消すると言ったのに…。
その時のミレーヌの暗い顔を思い出し、自分自身を殴りたくなった。

そして今は……。
別の意味で苦痛なのではないだろうか。
好きな女が隣で無防備に寝ているのだ。
一体いつまで自分の理性が持つか。

ミレーヌには今まで嫌ってる風を装って来た。
この時マルクスは大きな勘違いをしていた。
ダラスが言っていたミレーヌに好かれているという事実を忘れて自分は嫌われてると…。
それに拍車を掛ける様にミレーヌの泣き顔を目にしてしまった彼は、泣いた理由も、嫌いな自分と一緒にいるのが嫌なのだと思い込んでしまったのだ。

(こんな所じゃ寝れないな…)

マルクスはため息を吐き出すと、静かにベッドから抜け出し、寝室を出て行く事にした。
応接室にある長いすに寝転ぶと天井を見上げた。
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