先日、SF作家のJ・P・ホーガン先生が亡くなりました。私とホーガン先生の関係は、「星を継ぐ者」を読んで以来なのですが、私自身がリバタリアン(部分的にはコミュニタリアン的政策も容認しますが)という事もあって、読むと本当にニヤリとさせられる部分は多かったですね……
星新一のショートショートからSFの道に入った私としては、長編SFは「冗長」という思いが強かったのですが、「星を継ぐ者」を読んでからその信念は変わりました。巨大なパズルが組み上がっていくような快感は、素晴らしいとしか言いようがありません。自分もその快感を再現したくて「
ゆらぎの神話」の枠組みを使ったリスペクト短編「
終わりの話。」を書きましたが、あの快感の半分も表現出来ませんでしたね……
ホーガン先生は、本当にリバタリアン的な自由を心から愛しておられ、その心は作品の中にもあふれ出ていました。「ガニメデの優しい巨人」では、原罪を背負う地球人類に対して、原罪を負わないガニメデ人が地球人類のエネルギッシュさ、ハングリー精神に感銘を受けるシーンは、真に自由を愛する人間にのみ描きうるものだと思います。
改めて、J・P・ホーガン先生先生のご冥福をお祈り致します。
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