司令本部の一角にある火薬調合室。
普通では取り扱えない様な特殊危険物を扱う部屋だ。
その部屋で、一人の軍人、TDが、新しい弾の火薬を作っている所だ。
その後ろには、座布団の上でアグラをかいて座っている男。
TD「…あんたさ、暇なら軍に戻っても良いんだぞ?」
連夢「だが断るw暇だけど、自由はあるから。隊長みたいに夜通しの任務はゴメンだ」
TD「ははは、あんたらしい答えだな」
後ろにいたのは、連魔の実兄、連夢だ。
彼は暇なのか、時々遊びに来ている。
特に、元隊長だったTDとは仲が良く、一緒に居ることも多い。
連夢「いや〜、こんな所初めて見たよ。こんな施設があったのか」
TD「元々は薙の提案で作られたんだが、俺が譲り受けた」
連夢「確かに、特殊危険物を扱えるのは薙と隊長しか…ん?」
会話を途中で止めた連夢に、TDはどうしたと声を掛ける。
その彼の後ろには、一つの影が、その首を狙っていた。

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