2011/6/20  12:37

大震災100日  東北地方太平洋沖地震
 6月18日(土)で大震災発生から100日を迎えました。
 福島の近況と、これからの動きについてお知らせします。

 先週17日(金)、飯舘村教委生涯学習担当者様・元飯舘村史編纂担当者様・飯舘村文化財保護審議会副会長様の立ち会いにより、飯舘村内の古文書資料数百点を福島県歴史資料館に移送しました。

 飯舘村は、合併の道を選択せず、斬新な施策で頑張ってきた美しい山村です。地盤が安定した阿武隈高地にあるせいか、地震被害も他地域に比べれば目立ちません。しかし、福島第一原発の事故による計画的避難区域に指定され、全村が避難対象となってしまいました。水田や畑には雑草が生い茂り、営業している商店は、ガソリンスタンドを除けばもはや一軒だけという状態です。本来なら復旧・復興策を議論すべき時期に、災害が拡大し続けているという、あまりにもつらい現実が横たわっています。

 今週22日(水)から、飯舘村役場の機能が福島市飯野町に移ります。歴史資料の管理を十分に行えなくなる危険があるため、今回の措置となりました。古文書以外の歴史資料についても移送が検討されています。

 昨19日(日)、山形文化遺産防災ネットワークにより、「大震災100日−文化財救済の現状報告とこれからの課題−」と題する拡大会合が山形市で開催されました。岩手・宮城の津波被災資料が山形県に搬入され、大学生を中心とするボランティアメンバーの手で、その保全処置が継続されています。その努力には本当に頭の下がる思いです。会合では、山形ネット事務局のご配慮により、25分ほどお時間をいただき、福島の状況報告をさせていただきました。

 今後の予定ですが、福島大学のご協力を得て整理場所を確保し、救出した史料のクリーニング・仮目録作成作業を計画していきたいと考えています。

 また、これまでは、被災地からの救出で手一杯でしたが、史料の保管場所と管理責任の問題について、原所蔵者と施設管理者の間をつなぎながら、調整を図っていきたいと考えています。これが保管場所不足の一因になっている可能性があるためです。

 ふくしま史料ネットのホームページは → こちら
6


※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く

名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ