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前島誠著「ユダヤ人最高の知恵」知的生き方文庫、94年1月。
元基督教(Catholic)司祭の大学教授が、基督(キリ
スト)教、猶太(ユダヤ)教に共通する旧約聖書流人生観を披露。

日本人の集団主義の生き方に揺さぶりをかける。
日本社会は、西洋等、大陸型文明社会に比べて、上下格差が
緩く、差別が曖昧だけど、上下格差に大袈裟に対処する。

上位者に対して媚を売る、あるいは逆に卑屈になる。
目下の者に対して居丈高になり、威張りまくる。

著者は、上位者に対して萎縮するのを防ぐために、相手
(上位者)の排便姿を想像する術を伝授。

著者は現代日本の常識、他人に迷惑をかけるな、の教育
を批判。他人に迷惑をかけずに生きることは、実際問題と
して不可能。

無理なことを教育されれば、実際行動に矛盾が生ずる。
実際に他人に迷惑をかけながら、そのことを無意識化し、
無自覚になる。

言葉と行動が簡単に一致するとする現代教育思想は無理
なもの。著者は逆転の教育法を採用。

他人に迷惑をかけろ、迷惑を自覚しろ、と教育。結果として
自身の息子は、小学校での行動を褒められたとのこと。

著者は日本人の人見知りを批判。他人からどう見られるかを
過度に気にしながら、他人の行動に無関心。
著者は他人の迷惑行動を注意し、叱る。

著者は、日本人の恥を恐れる態度を批判。恥をかけ、
恥を免疫にせよ、と説く。著者は、Humorの大事さを説く。

Humorは、語源では湿り気を意味した。砂漠乾燥地域の民、
猶太人は、湿り気Humorを保つことを重視した。

湿潤気候で生きる日本人は、古来Humorの必要性を余り
感ぜずに生活することが出来たけれど、近代以降都市化
が進行、生活環境や対人関係の乾燥化が進行。

現在は、日本でもHumor が必要。著者は、並みの日本人
に比べればかなりの個人主義者だけど、それでも外国旅行
の際の失敗談がある。

Arab人経営の旅館の設備や対応が余りにひどいので、
一旦匙を投げたけれど、その後に切れて怒鳴りつけ、相手
を混乱させた。Claimを手加減して失敗。

著者は、現代日本の教育Mamaが、過剰に口出し、顔出し
することを批判。背中を見せて、無言の語りかけをする教育
が重要だとする。
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魚柄仁之助著「うおつか流生活リストラ術」
講談社+α文庫、02年3月。
働くことを減らし、無駄を減らして趣味を充実させて生きる、
現代の奇人の生活術。

最新のIT時代の生活術とずれたところもあるけれど、面白い。

起業家は、仕事は極力他人(部下や外注等)に任せろ、自分
が直接やることを極力限定しろ、時間節約のためにどんどん
資金を投入せよ、と説く。

しかしかね儲けに関心が乏しい趣味人の著者は、仕事を
極力自分でやり、費用を節約することを基本にして、その中
で時間浪費を避ける工夫をする。

食事を作るのと弁当作りとを並行してやる。弱火調理法使用。
Timerで時間管理しながら、調理中に入浴、洗濯等、他の
作業をする。

保温調理術で、直火使用時間を短くし、燃料代節約。
火から下ろした鍋を古着や古新聞で保温。

▲毎日買物に出掛ける専業主婦の流儀は、著者から見れば、
時間浪費。買物時間節約のために、著者はまとめて購入。

でも、冷凍食品や加工食品(添加物大量使用)利用は著者
の思想に反する。保存し易い根菜類や、乾物、干物を利用。

出掛ける際には、なるべく複数の用事を組み合せて寄り道する。

食材仕入れ先を見つけるには、日本農業新聞等専門誌、
職業別電話帳を利用。

著者が居住した東京目黒区は、公営図書館が充実するので、
それを利用すれば、専門誌、専門書只読み可能。

好みの食材は、直接取引するよりも、行きつけの小売店に
卸させるのが良い。
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「新世界戦争論」さらに続き。
米穀はIraq大量破壊兵器保有、の嘘で国際社会をだませる
と楽観、錯覚。

米穀はIraq戦争を仕掛け、Saudiを制約する作戦を立てた。
Iraqで少数「スンニ」派「サダム」政権を打倒すれば、多数派
「シーア」派が有利になり「シーア」派Iranの影響が強くなる。

米穀はそれを織込み、Iraq戦争計画の段階で、反AlQaeda
闘争のために、Iranと協調することを視野に入れた。

Iraq「サダム」政権がAlQaedaと通じたことの証拠は無い
けれど、Iraq&AlQaedaの連携を予防するのは有意義。

そしてIraqが大量破壊兵器(生物化学兵器等)を保有する、
だから武力行使だ、の説明は、米穀の本音を隠すごまかし
であるにしても、国際社会を説得するのに十分だと米穀は
錯覚した。

▲France&Germany(ドイツ)は、Russiaの
協力を得て、Iraq戦争に際して反米連合形成を試みたけれど、
多数派工作で勝つことが出来ず。

しかし米穀も、Iraq占領後に誤算続き。
Iraqの大量破壊兵器を発見することが出来ず、
Iraq国内「シーア」派がIranと共同歩調を取ることを見落とし、
さらにIraqが被占領後の「ゲリラ」戦を予め計画したことを
見落とし、三重の誤算。

米穀を利用して、Iraqに「シーア」派傀儡政権を樹立すること
がIranの企み。それにやられた。
Iraq戦争の失敗は取り返しがつかず。

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G・Friedman著「新世界戦争論」日本経済新聞社、05年12月。

地政学の見地から、米穀USAの対Islam「テロ」戦争
やIraq戦争を分析。

日本の論客は、米穀追随派、あるいは9・11陰謀説、
やらせ説、自作自演説、極端に走りがち。

地政学流の見方は、それなりに参考になる。
9・11自作自演説は、米穀の策略を過大評価し、Islam
の戦略を過小評価する。

著者は9・11攻撃に関して、AlQuaedaは敵ながら見事、
と評価。

米穀情報機関は、細切れの情報を山の様に集めたけれど、
官僚病の故に、情報を活かして対策を取ることが出来ず。

▲著者は米穀対Islam「テロ」勢力との戦争を、第四次
世界大戦と位置づけ、第三次大戦(冷戦)に続く大戦争とする。

Islam勢力、AlQaedaは、Calif制復興を目指し、地上の
およそ半分を支配する野望を持つと指摘。
Califを実際に名乗るのは、ISIL主導者になるけど。

その二。
この本の段階(2005年)では、米側は敵の野望を封じ込める
ことに成功したと楽観。

ただしAlQuaedaは、権力権限を首領者に集中させる
旧来型の権力、武力組織の弱点、を逃れる。

首領者が攻撃されて、排除されるか機能不全になると、
すぐに組織が混乱に陥ることを防ぐために、権力分散
型の組織機構を採用、故に厄介だ。

▲二千一年九・一一攻撃への報復として、米穀はAfgan
に軍事展開して占領。
これは、国際社会の多数派が容認。

しかしその後、米穀が攻撃の手をIraqに広げたのはなぜか。
金融問題(Iraq「サダム」政権が、石油売買に際して、
代金を米弗(ドル)で受取らず、欧州Euroで受取ることにした)
への制裁との見方が有力だけど、著者はそれには触れず。

AlQaedaを資金援助したSaudiを制裁したいけれど、
Saudiに直接軍事するのは無理なので、代りにIraq攻撃
することにした、が著者の説。
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原田武夫著「北朝鮮vsアメリカ」ちくま新書、08年1月。
元外交官が、二千六年に浮上した「北」がUSA$(ドル)を
偽造したとの疑惑に焦点を当て、大国の戦略を浮き彫りにし、
日本外交の無力に警鐘を鳴らす。

「北」による米弗(ドル)偽造疑惑は、元ИHK,国際
journalist手嶋龍一さんの小説「ウルトラダラー」
の効果もあり、日本でも関心を持たれた。

しかし欧州勢は米の「北」批判に同調せず、Swissが「北」
犯行説は濡れ衣、との調査報告書を発表、Germany
(ドイツ)の某新聞がUSA(アメリカ)による自作自演説を掲載。

日本は、二千六年夏の「北」によるMissile発射を受けて、
対「北」制裁。人や物資の交流、送付停止を決定。
同年秋の核実験で制裁強化。

どうやら日本が罠にはめられた。米側は、一旦「北」の特定銀行
での金融資産を凍結したけれど、二千七年に解除、手打ち。日本
ははしごを外された。

日本からの、在日による「北」への日本円送金(年間三十億円
弱)を止めさせる計略の可能性がある。

日本が採るべき戦略は「北」を日本円流通圏として金融支配し、
その上で対外情報工作機関を整備し、秘密工作員を送り込み、
拉致被害者たちを奪回すること、と著者は提言したけれど、
日本政府がこれを採用、実行する可能性は乏しいと見られる。
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宮崎学著「突破者の条件」98年3月、幻冬舎。
組長の息子で元共産党員の著者「突破者」は、戦後日本
の市民社会化を批判。

市民がManual手引書に頼ることを批判。
個人主義に毒され、親子の人格を切離すことを批判。

子が事件を起せば、加害者の親も被害者の一人だと
愚痴り、責任回避の姿勢。

著者は、旧来日本の庶民社会のあり方の方が、市民
社会よりも良いとする。

庶民派親子のつながりを重視、子が事件、法律違反
を起しても、出来る限り子に配慮し、味方する。

戦後日本の官僚支配の問題を、著者は「ケーサツ」
官僚を中心にあぶり出す。

商法改定、総会屋排除を名目にした天下り利権拡大等。
著者は、平沢氏(現、自民党代議士)を含む、USA(
アメリカ)仕込みの市民主義者(合理主義を武器にして、
893などの不潔なものを排除する)への嫌悪を表明。

「ケーサツ」による893暴力団潰し作戦は、893
利権をPoliceが接収、利益独占、Police
独裁社会主義化への道。

国際陰謀に関して、著者は猶太系Rothschild
人脈から、90年代、日本官僚のNationalism
化を警戒して大蔵叩きを仕掛けたとの話を聞く。

左翼労働組合の堕落に関して、著者は、Bubble
期の日教組が「ストライキ」不要の状況で、積立金(「
スト」での給料減を組合員労働者に補填するためのもの)
を持て余し、土地投機に手を出して大損した事例を挙げる。

そんな組合が、Bubble崩壊後の構造改革で生じた
「ワープア」問題に対処する能力も気力も無いのは当然。 
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「評価と贈与の経済学」その3.
内田氏は、市場での等価交換よりも、贈与(主に
高齢者から若者への)の方が優れるとするけれど、
怪しい。

管見では、Marx社会主義思想は、資本主義市場
取引を不正、不公平な搾取とし、労働価値説を正義とした。

労働価値を正しく実現し、搾取を無くすためには、
近代市場を廃止し、官僚統制体制に移行するべきだとした。

内田氏は、労働価値説に毒された現代人が、これだけ努力
した、労働したから代金をよこせ、すぐによこせ、と要求
するのを批判し、問題をずらす。

価値や報酬は遅れて実現する(内田流猶太思想解釈)の
だから、すぐくれ要求は誤りだ、と。

Marx流解決策は無茶なものだけど、近代資本主義市場
の歪みに関するMarxの見立てをも否定するのは疑問。

Marx主義は、労働価値を過大評価し、等価交換の実現
可能性に絶望し官僚流、配給型物流を採用したけど、等価
交換の実現に絶望することは無い。

資本主義が等価交換を実現したとするのは錯覚だけど。
内田氏の現在人批判には的外れな部分がある。批判される
べきは、社会主義が、労働価値説を絶対の正義にしたこと。
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