法林院は、1669年(寛文9)に建立された、徳川綱吉の生母ゆかりの寺としても知られる黄檗山塔頭寺院です。四季の変化を樹々の彩りや野鳥たちのうたにのせて感じることができます。草花に想いを寄せ無心に かえってみませんか・・・。

2017/2/27

静かな月曜に・・・。  季の散策

倫理観は、社会規範、規律、
道徳観は、目指すべき理想・・・。


様々な出来事に触れる度、
この二つのキーワードが
胸の内を振幅します。


そして、
もっと個々の心に
分け入っていく、
積極的にアプローチする
という禅の教えは、
それを超えて、
考えるきっかけをくれます。


社会規範、原理原則、
諸々のシステムはそれとして、
人の心の動きが必ずしも
それらに与しないのはなぜか・・・。



あれこれと思うより、
少しの間手を合わせて
目を閉じていれば、
自分の心のむきが
見えるかもしれません。










切り取られたような
静かな時間が流れる、
法林院の午後・・・。


       合掌








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2017/2/26

家を出る「季」  季の散策

家出と出家は
似て非なるもの。


先日、林和尚様との
お話から、ふと、
考えてみました。




言葉遊びの域は
出ないかもしれません。
また、解釈はそれぞれあるでしょう。



しかし、
春は別れと出会いの季節、
家を離れて暮らし始める人も
沢山おられます。




新しい環境で暮らすなかで、
家を出るということを見つめるには
一番良い時期なんですよね。


筆者をして、
30年以上前、家を出て、
以来、京都に暮らしていますが、
未だに住民にはなれていない気がします。




今だ家出の途上や如何に・・・。




春めいた空気に誘われて、
ちょっと出かけたくなる、
法林院の午後・・・。




           合掌



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2017/2/25

冬の忘れ物は  季の散策

夏から秋への忘れ物が
黄紅の落葉とすれば、
冬から春へのそれは、
何でしょう。



松の幹に巻かれた「こも」なんかは
そんな忘れ物のように見えますよね。



綻ぶ花々に圧倒された後、
所在なく、いつの間にか
外されていくもの・・・。




氷雪に倣うように、
なくなっていくのが冬・・・。







冬の優しさなのか、冷たさか、
まだ「忘れさせまい」と、
寒さがもどる、法林院の午後・・・。


              合掌




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2017/2/24

忘却の刻  季の散策

認知症を患う方が
多くなりました。


いろんな方のお話を
聞かせていただきますが、
ますば、
ご家族をはじめ、
周囲の人たちの理解が
何よりも大切だと痛感します。




ふと、
忘れることの意味を
考えさせられます。


ご本人の、
その苦しみや悲しみは、
いかばかりでしょう。



気づく度に、
今を生きることが
辛くなっていく・・・。



また、
忘れられる
悲しみもあるでしょう。



だからこそ、
今を生きること、
この時を大切にすることしか、
できないのではないでしょうか。











ほんの少し
温かくなっただけで、
あの雪の降る寒さを忘れてしまう、
法林院の午後・・・。




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2017/2/23

一人であること。  季の散策

昭和43年当時、
日本の世帯構成は、
核家族が最多で1611万世帯、
続いて3世代家族が564万世帯、
一人世帯は569万世帯だったそうです。




核家族化が進んだ戦後、
それでも多世帯構成の余韻があり、
あるいは関わりがまだ強かった時代に比べて、
現在は、一人世帯の増加がはっきりします。


昨年度の統計では、1352万世帯まで増えて、
核家族の3032万世帯に次ぐ多さとのこと。



一人暮らしという視線から、
何が見えてくるのでしょうか。




それぞれの人生の点と点が
新たな交差を表し始めたような・・・。





一人ということを
つれづれに想う、
法林院の午後・・・。


       合掌



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