幸福感を確立しているのは一人だけ〜書評『ここは退屈・迎えに来て』〜  ブログ

大型ディスカウントモールや家電量販店が
国道筋に広がり、かつて商店街と呼ばれた所が
シャッター通りに変わる。

『あの頃は、もっと夢があって、大人になったら
もっと凄い夢が待ってると思っていた』という
捻じ曲がった挫折感を抱える郊外出身の大人を
描いた短編集である。

8つの短編の舞台は、駅ビルも廃れ、
国道筋の大型店が妙に流行り、失望感の漂う郊外の街。
30歳の出戻り女性の話を筆頭に、
かつて町一番の美人といわれたバイトのグチまみれの生活や、
妄想の中では、世界一の有名人になっているゲーマー、
気がつけば体の関係の男性しかいないバイト、
街から出たくても出られない面々が描かれている。
その姿は、どれもこれも不機嫌で他力本願だ。

8つの短編の伏線となって出て来るのが、
学生時代サッカー部のエースで女の子にモテたイケメンという
椎名という男性。

彼は、学生生活にも満足し、都会にも出、そこの生活にも
何か得るものを感じつつ、地元に戻り、結婚し、
ゲーセンの店長となっている。

椎名自身は彼の送ってきた人生には満足しているが、
彼のことを話題にする『不機嫌な女性たち』は
『椎名君はもっとかっこよくなるはずだったのに』と
勝手に理想化し、勝手にゲンメツする。

人間は勝手なものである。

作者は富山県出身、京都府在住の30代、これが処女作。
イメージしたのは帰省の度につぶれていくなじみの店と
郊外に人が集まるショッピングモールだったという。

帰省する本人からしてみれば、哀しい現実だったが、
地元に残った人は、違和感を感じていなかったという。

海原純子が書いた『無料アダルト動画まとMEの格差社会』ではないが、
比べるものの対象が変われば、そこに格差を感じるわけであって、
この本の中で、幸福感を確立しているのは椎名だけでは
ないだろうか。

『桐島、部活やめるってよ』と同じ時期に上梓されただけあり、
話のパターンは似ている。
ただ違うのは、『桐島〜』は桐島の存在がなくなったことにより、
人間関係にヒエラルキーが壊れていくことに対し、
この話は、どこかで生きているであろう椎名が幸福感を
確立していることにより、不機嫌極まりない8人の女性が
一歩踏み出せることになっているのではないだろうか。
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アレルギー体質の子は増えているのでしょうか?  ブログ

昨年、小学5年生の子が給食後にアレルギーショックを起こし亡くなりましたよね。

この事態にとてもショックと不安を抱いたのですが、アレルギーは命に関わるので改めて怖いなと思いました。

私の幼い頃はアレルギーで食べられないといった子が居なかったせいか、子供を妊娠、出産するまではあまり気にしていませんでした。

最近は雑誌やテレビで取り上げられている事が多いですよね?
それ位、アレルギーは問題視されているのでしょうね。

今日のニュースでは新たに担任教師が誤って亡くなった生徒におかわりを渡してしまったとの事でした。

ここの学校ではどういった対応をしているのかは分かりませんが、同じような事故が起きない様に学校では徹底的にして欲しいなと思います。

以前、蕎麦アレルギーだと言っていた同級生がいるのですが、側に蕎麦があるだけでもダメだし、蕎麦に臭いだけでもダメだと言っていた人が居ます。
アレルギーの人はそこまで深刻に考えなければいけないのでしょうね。

アレルギー除去食を作るのも大変でしょうね。
別で作らなければいけないので、人件費もかかるでしょうし、食材も別途かかるでしょう。
みんながみんな同じアレルギーとも限らないのですから、厄介ですね。

そういう子はお弁当すればとも思いましたが、1人だけお弁当というのも周りからすると良くないですよね。夏場は衛生的にも良くないでしょうし。

難しい問題ですね。
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