表向きの理由として、地上デジタル放送への移行には「電波の使用状況の改善」というものが挙げられています。
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もちろん、これは間違いないことであり、事実です。
ただ、これだけが地上デジタル放送への移行の理由ではありません。
他にも理由があります。
まず、海外の事業に遅れないという点が挙げられます。
既にアメリカをはじめ、数多くの国が地上デジタル放送を開始し、またいくつかの国では完全移行を終えています。
日本は世界一の電波使用量を誇る電波大国です。
その国が地デジ移行という世界の波に乗り遅れることは、あまり有益ではないという判断がなされていると思われます。
そして、もっと大きな理由と言えるのが経済効果です。
地上デジタル放送の視聴には、現在のアナログ放送視聴の環境から幾分の変更が余儀なくされます。
テレビを買い換えるか、チューナー(+アンテナ)を購入する必要があるのです。
これらを購入するのは消費者であり、一般人です。
テレビの普及率を考慮すると、ほぼすべての家庭が数万円の出費をします。
それによって、家電メーカー、ひいては日本の経済に大きな流れができることになります。
この経済効果が、大きな理由となっています。
地上デジタル放送への移行に伴う経済効果は、20年で約250兆円とも言われています。
現在の不況において、この効果は非常に大きな影響をもたらすことになるでしょう。
あるいは、この点が最も大きな理由なのかもしれません。