2012/8/6

ポートフオリオ戦略  


LVMHは、コングロスリットとしての企業戦略を語るときに、「ポートフオリオ?マネジメント」という言葉をよく用いてきた。金融の世界では、リスクを回避するための最適な投資を選択する考え方として「モダンポートフオリオ理論」がある。アルノーは、この考え方をLVMHの経営に応用したと思われる。ただ、基本的な考え方は難しいものではなく、大きく二つの意味があると思われる。

分野間ポートフオリオ

アンリ•ラカミエの下で、ルイ•ヴィトンがコングロマリットであるLVMHに成長してきた経緯は第1章で述べた。その際、それぞれに得意分野を持つプランドを多く集めることで、グループ全体では、多くの分野で一流商品を扱えることになる、と指摘したが、それは財務面からも見てとれる。

この当時、つまりアルノー登場以前のLVMHに関する記事のなかで、「ポートフォリオ•マネジメント」という文言が出てくると、その説明として、「ワイン•スピリッツ分野は毎年の収益が安定しており、それをもってして、シーズンごとに成績が上下するフアッション分野の財務体質を補う」などと添え書きされていることが多い。
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2012/7/31

このあたりの経緯については  

一九八七年、べルナール?アルノー率いるフィナンシエール?アガッシュが、セリーヌを買収。それまで我が道をゆく、良くも悪くも老舗であったセリーヌだが、アルノーがクリスチャン一丁ィオールから連れて来たナン?ルジェ新社長が経営組織やメゾンの改革を行った。このあたりの経緯については、第1章で述べた。


一九九六年、セリーヌはフィナンシエール?アガッシュからLVMHに移り、翌九七年にはマイケル?コースをプレタポルテのチーフデザイナーに招いた。九九年ニ月には、マイケルの役職名はクリエイティブ?ディレクターとなる。


セリーヌのデザインを任されたマイケルは、ニューヨークのロングアイランド生まれ。八一年からニューヨークで活動し、ニューヨークの都市生活にあった実用性の高い服を創ることですでに定評があった。


その実用性の高さは、ミニマル七、に由来するものであり、同じように"NYのシティ派"といわれるマーク?ジェイコブスよりも、ミニマルさに重きをおいており、手堅くて洗練されたカッチリ感があるように見える。
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