2012/8/4

機能に問題があるわけではないのです  

しかし、大切なことは、このような多様な価格帯のなかで、どのくらいの値段を選ぶべきか、といら点でしょう。たとえば私自身は二万円スーツをそれなりに着る自信を持っています。


二万円だからといってスーツの機能に問題があるわけではないのです。結局、私は面の皮が厚いということなのでしよう。二万円だから臆する、ということがないのです。良いも悪いも飲み込んで、平然と着こなす。



つまりスーツの値段や品質よりも、それを着る側の心が卑屈になるかどうか、という問題なのです。もし二十万円のスーツに袖を通さないと不安で仕方がない、となればそれは不幸な方でしよう。



服が似合う、服がサマになる、これは服と人がひとつに溶け合ったときに起こるのです。値段が高い、安い、で一喜一憂している状態ではけっして服は味方になってくれません。
0

2012/7/31

デザイナー交代の成否  


フアッションメゾンのデザイナー交代は、おそらくは人体の臓器移植手術のようなものに違いない。ファッションデザイナーとて、生身の人間である。いつかは老いて活力がなくなる、あるいは引退するときが来る。


このとき、経営者側がしてやれることは、各種マーケティング技術を駆使してブランドの活力を極力保持することであろう。人の身体にたとえると、化粧?エステ?整形?シミとり?しわとり?白髪染め?増毛?育毛?筋トレなどで、外見を若く見せることだろうか。


各種マーケティング技術を駆使しても、なおブランドに活力が足りない場合、あるいはデザイナーが引退してしまう場合、「これは臓器移植手術を行わなければ延命できない」という判断が下る。このとき、先代の遺した体(プランド)に、「何か」を移植することになる。だが、手術の結果はさまざまだ。


カール?ラガーフェルドは親和性が高く、なおかつパワフルだった。クロエ、フェンディのメゾンに活力を吹き込み、ココ?シャネルの遺した"シャネルらしさ"のなかに溶け込んだデザインをした。
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ