2011/1/29 | 投稿者: kaksi4

 その強さ、その貴き心の在りようは、まぎれもなく母≠フものだった。
 ただの人形でしかなかった少女が、恋を得て女になり、そして母親として揺るがぬカを得た。それは何者にも侵せない幸≠フ形であっ登山靴ただろう。暖炉のぬくもりに護られた母子の寝室は、今、どのような絶望とも不幸とも無縁だった。
 だが――男は弁えていた。自分が属する世界には、むしろ窓の外の吹雪こそ似つかわしいのだと。
「アイリ、僕は――」
 一言を発することに、男の胸には刃が突き刺さるかのようだった。その刃とは、赤子の安らかな寝顔であり、その母の眩しい微笑みであった。
「――僕は、いつか、君を死なせる羽目になる」
 血を吐く思いで放たれた宣言に、アイリスフィールは安らかな表情のまま頷いた。
「解っています。もちろん。それがアインツベルンの悲願。そのための私なのですから」
 |上条当麻《かみじようとうま》はつい先ほどまで通行止めが行われていた地点まで戾ってみたが、そこにはもうインデックスの姿はなかった。通行止め自体も解除されていて、|警备员《アンチスキル》のお姊さんもいなくなっている。
 |土御门《つちみかど》からは、
『リドヴィアやオリアナ|达《たち》を搜すのも大事だが、インデックスに今この学园都市で起こりつつある事を悟られないようにするのも同じ登山用品店ぐらい重要な事ですたい。カミやん、オレ达の方で学园都市のセキュリティをチェックしたり、|魔术的《まじゆつてき》な|痕迹《こんせき》がないか调べるから、お前はインデックスと定期的に会ってごまかしておくように。こっちの动きを不审がられたら、おそらく禁书目录は一气に事态を看破して、事件の中心点までやってきちまうに决まってるぜい』
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2011/1/28 | 投稿者: 学园都市


 自分より一回りも幼い、年端もいかない少女の姿でありながら――こんな小さな躯で、細い腕で、なのに彼女はどこまでも騎士であり、英雄であった。
「勝負はこれからです、アイリスフィール。今夜の局面は、これから始まる戦いの最初の一夜でしかありません」登山用品店
「……そうね」
「いずれも劣らぬ強敵揃いでした。異なる時代から招き寄せられた英雄たち……ただの一人として尋常な敵はいない」
 そう嘯くセイバーの声には、焦燥もなければ畏怖もない。嵐を前に、戦士の心は静かに奮い立つ。その昂揚、その血の滾りは、いかなる時代のいかなる世界にあっても変わらない、英雄たる魂の証であった。
 南の夜空を見据えたまま、少女は静かに呟いた。
「これが……聖杯戦争」
『仆は「君の知り合いだから、个人的に游びに来た」という大义名分になっているんだ。他の魔术师达は呼べない。「イギリス清教という团体として」やってきた事になれば、それに乘じて今の事态を傍观している、それ以外の多くアウトドアシューズの魔术组织もコては我々も」と要请してくる。彼らの|全《すべ》てが学园都市に友好的だと思えるかい? |破坏《はかい》工作に走る者が出てくるに决まっている。こんな、オカルトとは正反对の位置に属する街を守ろうなんて考えるものか』
『科学サイドの长である学园都市と、魔术サイドの名も知れぬ一组织じゃ发言力は违うにゃ—。
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2011/1/26 | 投稿者: vsdgfd

 そのいずれもがひとつ残らず鏡のように磨き上げられ、なおかつ膨大な魔力を漬らせていた。どれひとつとして遜色のない神秘の具現……それらはすべて例外なく、正真正銘の宝具であった。
「そんな、馬鹿な……」
 思わずそう漏らしたのはウェイバーだった。だが登山靴他の英霊たち、マスターたちとて思いは同じであっただろう。
 英霊の宝具がひとつ限りとは限らない。ときには三つ四つと宝具相当の超兵器を秘蔵する者もいるにはいる。だが多くてもその程度が限度だ。
 それを――あの黄金のアーチャーは、まるで無尽蔵の備えがあるかのように次々と抜き放っては使い捨てていく。しかも昨夜の対アサシン戦から通算して、ただのひとつも同じ武器はない。
「その小癪な手癖の悪さでもって、どこまで凌ぎきれるか――さぁ、見せてみよ!」
 アーチャーの号令一下、虚空に浮いた宝具の群れが先を争ってバーサーカーへと殺到する。
タオルを头から|被《かぶ》せた。ドリンクの手渡しや小型の酸素吸入用ボンベの使用などもテキパキしているし、それは实用本位のみならず、カメラに映る事すら|考虑《こうりよ》した动きのようにも见える。この後は表彰式と简单なインタビュ—があるはずだ。後续の选手|达《たち》が到着するまでは、别の所で待机といった感じか。
(场违いだ……。なんか运营委员はスポ—ツ工学极アウトドアシューズめたトレ—ナ—みたいな动きしてるし)
 と、|美琴《みこと》の世话を终えた运营委员の高校生が、|上条《かみじよヨつ》の颜をジロジロと见てきた。何だ何だ、と上条はちょっと身构えたが、その时运营委员は小声で言った。
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2011/1/25 | 投稿者: vsdgfd

 ウェイバーは返事を忘れ、自分と、この剛胆きわまりない英霊との間に開いた認識の落差に呆然となる。
「まとめて……相手?」
「応とも。異なる時代の英雄豪傑と矛を交える登山靴機会など滅多にない。それが六人も揃うとなれば、一人たりとも逃す手はあるまい?」
 ライオンが低く喉を鳴らすような、檸猛で剣呑な瞼りがライダーの喉から漏れる。だが唇の端を吊り上げた表情は笑みのように見えなくもない。ウェイバーは、それがこの男ならではの含み笑いなのだと理解した。
「現に、セイバーとランサー。あの二人にしてからが、ともに胸の熱くなるような益荒男どもだ。気に入ったぞ。死なすには惜しい」
「死なさないでどーすんのさッ!? 聖杯戦争は殺し合いだってばギャワゥ!」
 半ばヒステリーまじりに糾すウェイバーの声は、デコピンの一撃で無惨に中断させられた。
 压力系の外壳が取り外される事で、中の爆压が解放され、周围に|冲击波《しようげきは》が|撒《ま》き散らされるという仕组みだと|ハイキングシューズ上条《かみじよう》は适当に予测する。
 数+发单位で放たれる攻击に对し、走る上条を背後から追い拔く形で、自军から放たれた无数の砂の|枪《やり》が迎击に入る。こちらは|念动能力《テレキネシス》を主体とした攻击だ。元々は色も形もない『力』に过ぎないが、空气中に舞う|砂埃《すなばこり》が透明な「力』に反应したのだ。さながら、磁力线の流れに合わせて砂铁がラインを描くように。
 爆压の弹と念动の枪が两阵营の中间地点で激突、爆发する。
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2011/1/24 | 投稿者: vsdgfd

 それでも竿状武器の宿命として、連撃の合間にはしばしば隙を見せるのだが、虚を衝いて懐に飛び込もうにも、そのタイミングに限って左の短槍が、周到にセイバーを牽制している。さっきからセイバーの打ち込みは、アウトドアシューズ隙のない短槍の切っ先で封殺されたままだ。
 二本の槍のいずれにも虚≠ェない。このランサーの英霊は、左右それぞれの短長の槍を、それぞれ左右の腕一本で何不自由なく操っている。いかな研鑽を積んだ槍術が、これほどの離れ業を可能とするのか。
……この男、出来る!
 初戦でありながら、早くも予想外の難敵に巡り会った戦慄に、セイバーの総身を武者震いが駆け抜ける。

 だが驚愕の念は、ランサーとて同じだった。
 攻めの手数の多さでいえば、傍目にはランサーが優位に立って防戦一方のセイバーを圧倒しているかに見えよう。が――実態は違う。
 ランサーは初手から今に至るまで、セイバーを不用意に近づけないよう追い散らすのに手一杯だった。軽口を叩いて揶揄してはみても、攻めに転じられないのは彼とて同じだったのだ。
(そういや、准备中とか|马鹿骚《ばかさわ》ぎの连续だったからな—、ウチのクラス。っていうか、学校全体がそんな感じだったか。ま、登山用品店あいつらが气合入っているのに间违いはないだろ。负けず嫌いの连中も多そうだし、むしろ胜つために何をやらかすかが心配なぐらいだぞ)
 上条はクラスの|无驮《むだ》な团结力に对して期待感で胸をいっぱいにしつつ、校庭の端にある选手控えエリアへ意气扬々と乘り?み、クラスメイト达の轮の中へ入る。
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