2014/1/12

(無題)  


  ゆずり葉  河合酔茗

子供たちよ。
これはゆずり葉の木です。
このゆずり葉は
新しい葉が出来ると
入り変わってふるい葉が落ちてしまうのです。

こんなに厚い葉
こんなに大きい葉でも
新しい葉が出来ると無造作に落ちる
新しい葉にいのちをゆずってーー。

子供たちよ。
お前たちは何をほしがらないでも
すべてのものがお前たちにゆずられるのです。
太陽のめぐるかぎり
ゆずられるものは絶えません。

かがやける大都会も
そっくりお前たちがゆずり受けるのです。
読みきれないほどの書物も
みんなお前たちの手に受け取るのです。
幸福なる子供たちよ
お前たちの手はまだ小さいけれどーー。

世のお父さん、お母さんたちは
何一つ持ってゆかない。
みんなお前たちにゆずってゆくために
いのちあるもの、よいもの、美しいものを、
一生懸命に造っています。

今、お前たちは気が付かないけれど
ひとりでにいのちは延びる。
鳥のようにうたい、花のように笑っている間に
気が付いてきます。

そしたら子供たちよ。
もう一度ゆずり葉の木の下に立って
ゆずり葉を見る時が来るでしょう。




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2013/4/11

ゆずり葉  

詩 「君もまた次のキミへ」
作:早ア 憲太郎

君は知らない
いつも緑を絶やさないあの木は
四季を巡る思いの中で
先達から若いものへ
受け継がれ生きていく
それは「ゆずり葉」という

かつて目指してきたものは
今もまだ届かない
だから君に託そう
この道をたどればいい
道が途絶えたなら
さらに前へつなげ
それは「ゆずり葉」という

この世界の全てが
想いに紡がれて
君に注がれる
君もまた次のキミへ
それは「ゆずり葉」という
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