2014/4/6

なぜ高い? アジアの子供たちの問題解決能力 日本は精神面で課題も  

2012年実施の国際学習到達度調査(PISA)で、日本をはじめアジア各国・地域の子供たちの「問題解決能力」が、欧米などに比べ高いことが分かった。アジア勢は近年、PISAに対応する教育改革を進めており、その成果があらわれたといえそうだ。一方で日本の場合、高得点をとりながら自分に自信が持てないなど、精神面の課題も浮き彫りになった。(川瀬弘至、篠原那美)

■7位までアジア勢

 経済協力開発機構(OECD)が世界44カ国・地域の15歳男女を対象に実施し、日本からは約6300人の高校1年生らが参加した2012年PISAの「問題解決能力」調査。1日に世界同時発表された結果によると、平均得点のトップはシンガポールの562点、2位は韓国の561点、3位は日本の552点で、7位までをアジア勢が独占した。

 OECDによれば問題解決能力とは、初めて経験することなど解決方法がすぐには分からないような問題が起きたとき、これまでの知識や技能を生かして状況を判断し、解決しようとする力と定義される。

 今回、出題と回答はコンピューターを使って行われ、説明書がないエアコンの温度と湿度を調節する操作方法を考えさせたり、初めて見る自動券売機で指定された乗車券を購入させたりする問題が出された。7位までのアジア勢の正答率は高く、得点553点以上の上位層の割合が、各国・地域ともOECD平均を大きく上回った。

 昨年12月に発表された2012年PISAの「読解力」「数学的応用力」「科学的応用力」の調査結果でも、上海、香港、シンガポール、日本などアジア勢が上位を占め、教育レベルの高さが改めて示された。

■教育改革の成果

 「近年、アジア各国は知識の活用力を高めるような教育改革に、国をあげて取り組んでいる。その成果が着実にあらわれた」と、国立教育政策研究所の大塚尚子総括研究官が分析する。

 同研究所によれば、トップだったシンガポールでは、国家予算の約2割を教育関連政策にあて、理数重視のカリキュラム開発に力を入れている。

 日本も負けてはいない。

 脱ゆとり路線に転換した平成20年の学習指導要領改定後、例えば神奈川県教委は「『問題解決能力』育成のためのガイドブック」を作成。理科の実験や社会のフィールドワークなどで、状況の判断力や分析力、問題解決への意欲を高めるプログラムを提唱している。

■日本は忍耐力ない?

 だが、日本の場合、得点が高い割には自信がないという、精神面の問題が明らかになった。同時に行われたアンケートで、「困難な問題に直面するとすぐにあきらめる」「難しい問題は後回しにする」と回答した割合が日本は44カ国・地域の中で最も高かった。

 半面、「物事の理解は早いほうだ」「多くの情報を扱うことができる」と考えている割合は最も低く、自己肯定感が欠如していることも浮き彫りになった。

 文部科学省では「何事にも『控えめ』な国民性があらわれた」としているが、園田学園女子大の中井豊准教授(教育学)は「理科の実験などで自発的な問題意識を持たせ、成功体験を積み重ねることで、達成感と自信につながるのではないか」と話している。

 今回、発表された2012年PISAの問題解決能力では、男子の平均得点が女子を上回る傾向がみられた。とくに日本の男女差は顕著で、OECD平均より大きく差が開いた。

 調査結果によると、男女別のOECD平均は男子が503点、女子が497点だったのに対し、日本は男子が561点、女子が542点で19点の差があった。これは31点差のコロンビア、25点差の上海などに続き、5番目に大きな差だ。

 ただ、文科省などによると、男子は理系、女子は文系に強いとされ、「問題解決能力の出題は、日本の男子が得意とする数学的応用力に近い」(文科省学力調査室)というのが男女差の理由のようだ。

 実際、昨年12月に発表されたPISAで日本は、数学的応用力では男子のほうが18点高かったが、読解力では女子が男子を24点も上回った。
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2014/4/6

増刊号なくタモロス再び…いいとも終了から最初の日曜日  

日本の“お昼の顔”として親しまれたフジテレビ「笑っていいとも!」が3月31日に32年間の歴史に幕を閉じてから最初の日曜日を迎えた6日、ダイジェスト「笑っていいとも!増刊号」の放送もなし。最終回翌日の1日に続き、インターネット上には番組終了への喪失感を表わす「タモロス」(タモリロス症候群)の書き込みがあふれた。

 平日昼の生放送を見られないサラリーマンらには、楽しみの1つだった日曜朝の「増刊号」。1982年10月から今年3月30日まで続いた。

 「いいとも増刊号見ようと思ってテレビつけて、そう言えばもうやってないんだって気づいて、何とも言えない虚無感に浸ってる」「日曜の午前中にいいとも増刊号がやってないのが、何だか不思議な気分…本当に終わったんだな〜」「いいとも増刊号がやってないと、どうも調子狂う気がする」などと寂しさ、違和感を訴える声が相次いだ。
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