一、英語のファウンテン・ペンの名は、フォルシュに続くブラーマーが初めて使った。
文房具 通信販売で輸入万年筆の販売に努力して有名であった金沢井吉という人の店名が「万吉」と言ったので、その万という字をとって万年筆と名づけた、という説は、どうかネ。
こじつけのような気がする。
せんぴつ文字通りに「泉筆」と言われたり、保ちのいい点から「万年ペン」とも言われた。
一、一八三二年(天保三年)パーカーが挺子の理を利用した自動吸入式万年筆を考案。
一、一八五二年(嘉永五年)アメリカのグッドイヤーによるエボナイトの発明。
これで軸の加工が容易になったのである。
一、一八五九年(安政六年)モゼレイがゴム・チューブを利用した自動吸入式万年筆が出来た。
一、一八八四年(明治十七年)ウォーターマンが毛細管現象を利用したペン芯の発明による近代的万年筆の製造が始まった。

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