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2018/4/21  12:34 | 投稿者: たき(きたまこと)

勤務校では授業が始まりました。1年生は新しく始まった高校生活に慣れるために奮闘中です。今一番多いのは道案内、というか、教室案内です。普段の教室はいいのですが、音楽室とか美術室とか生物室とかパソコン室とか、特別な役割を持つ部屋の位置をまだ覚えていないのですね。もう一つ多いのが、南京錠の破壊です。ロッカーに南京錠のカギを入れたまま施錠したり、ダイヤル番号を忘れたりする新入生が続出。そのたびに依頼を受けてボルトカッターで破壊します。生徒たちは破壊された南京錠を見て、悲しそうな顔や恥ずかしそうな顔をするので、笑いながら「記念品が手に入ったね」と言って手渡すことにしています。

さて、連載企画「リアル学年主任による『宇宙よりも遠い場所』の学校現場的考察」のコーナーです。第3回は、玉木マリさんと小淵沢報瀬さんの休学申請について。

多々良西高校に通う玉木さんと小淵沢さんは、第4話で休学申請兼保護者同意書を学年主任の先生に提出します。時期は、玉木さんがまだ夏服ではないので、5月後半頃と推測されます(最近の高校は5月から夏季略装期間ですが)。小淵沢さんはちゃんと保護者のサインと印をもらっているので問題ありません。実はこの書類1枚だけで、「小淵沢さんの保護者は父親ではなく祖母で、名前は小梅さん」「これまで描かれなかった小淵沢さんの父親の不在が確定」「父親はどうしているのか、離婚したのか、死別したのか、そもそも母(小淵沢貴子さん)は父親と入籍したのか」「小梅さんはどのような思いでこのサインと押印をしたのだろう」「娘(小淵沢貴子さん)の命を奪った南極に、16歳の孫娘を送り出す不安や寂しさはいかばかりだろう」などの考察ができてしまうのが本作の凄いところ。

一方、玉木さんはこの時点で保護者から休学の同意を得ていない、どころか、民間南極観測隊に参加し、長期間(12月から3月までの約4か月と推測)にわたって南極に行くことすら相談していません。とんでもないですね(笑)。切羽詰まった玉木さんは、妹の玉木リンさんのサポートを受けながらもようやく母親に話そうとして、あの超笑える、玉木家の幸せな家庭描写が素晴らしい名シーンが展開されます。ここで玉木さんは「自分で書き、勝手に印鑑を押した書類」を母親(偽造書類により名前が曜子さんと判明)に見せて怒られますが、これは、「生徒が保護者に相談しづらい案件」において、実際の学校現場でも時々提出されるものです。玉木さんは何の偽装工作をすることもなく、自分の可愛らしい筆跡のままで母親の名前や休学理由を書いていますので、このまま提出していたらすぐに先生に「これは玉木さんの字ですね」と見抜かれ、叱られたことでしょう。その時、再び「はうあ!」と言っていた可能性もあります。結局玉木さんは、帰宅直後に激怒した妻を目撃し長女を見捨てて玄関ドアをそっ閉じした父親(家庭内の立ち位置に親近感を覚えることこの上ない)と玉木家の実質的家長と思われる母親に洗いざらい白状し、玉木家と南極チャレンジ担当者(おそらく副隊長の前川かなえさん)やあおぞらテレビ担当者らとの話し合い(まず未成年者の安全確保面、他に身分・待遇・仕事内容・放送内容ほかの確認等)がもたれたと思われます。

学校現場的考察から少し離れますが、大手電機機器メーカーで約14年間広報担当だった私の推測では、観測隊内の安全確保責任者で保護者的な役割が前川さん(&鮫島弓子さん)で、あおぞらテレビ側の負担は、女子高生タレント白石結月さんのギャラと必要経費全額、短期契約の女子高生(等)レポーター・カメラマン(有能なため、台本を書くなど実質現場ディレクター)・AD3名の基本的放送技術修得研修費・南極チャレンジ合流後の食費・居住費他の必要経費全額(レポーターやカメラマン業務等の報酬と相殺)です。あおぞらテレビとしては当初、白石さんに同行するスタッフ2〜3名の派遣を、おそらくは付き合いのある外部制作会社に依頼していたはず。しかし、普通の大人が4か月もの長期の南極行きを快く了解するとは考えられず、「え、女子高生(等)3人が行きたいと言っているなら、彼女たちを訓練すれば放送してもらえるのでは」「オーストラリアと日本の往復旅費は自己負担で報酬は不要だから、研修費を考えても、予定していたスタッフ2〜3名の4か月(準備を含めればそれ以上の期間)分のギャラ・危険手当・居住費・飛行機代等合計よりはるかに安くつく」「派遣予定スタッフは、短期ならともかく、本当はそんな長い期間南極に行きたくなかったので、この話は渡りに船」「南極チャレンジとしても女子高生(等)が3人増えるとPRネタや放送バリエーションの大幅増につながるし、白石さんのメンタル面のケアや孤独感の解消的観点でも有効だし、技術的に不安な点や安全面の確保は、観測隊の放送・通信機器、情報発信、医療、調理等の担当者でサポートしまくりますよ」という感じで、前川さんや、白石さんの母でマネージャーの白石民子さんらが尽力して話がまとまったのではないかと。そして、こうした点の描写については「そんなことは賢明な視聴者の皆さんは容易に想像できますよね」的なスタンスで全面的に潔く省略し、表現したい魅力的で重要な場面のみをとてつもなく心地よいテンポで描いていく本作スタッフの手腕に感服するばかりです。

また、南極に縁がある小淵沢家(小淵沢貴子さんは南極観測が国家事業のみだったころから観測隊員だったと思われます)と異なり、普通の家庭で、特に父親が娘2人を溺愛している(断定!)玉木家が、玉木マリさんの南極行きと休学を「赤点を取らない」という寛大な条件で許可したことは、子供のチャレンジを積極的に応援する立派な姿勢だと、私は感心しています。この部分も直接的に描くのではなく、教室内での玉木さんと高橋めぐみさんの会話でさらりと触れるだけで、父母の許可、休学申請兼保護者同意書の提出、学校側の受理という展開をわからせてしまう。本当に粋です。

さあ、2人と2人の保護者から南極行きのための休学申請が出された多々良西高はどのように対応し、どのような経緯で、全校生徒を集めての壮行会が行われるという、学校全体が応援する状況に至ったのか。次回はその点を考察します。
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2018/4/17  6:24 | 投稿者: たき(きたまこと)

週が明け、新1年生たちのほとんどは元気に登校してきました。ただ、体調を崩すなどして休んだ生徒も少しいて、休みが長期化しないようなフォローが大事です。

昨夜は、土曜の「宇宙よりも遠い場所」館林オフ会を主催いただいた館林くらしさま
https://tatebayashi.info/
と、ツイッターでの「よりもい」話がはずんでしまいました。新たな友人ができ、とても楽しい時間でした。

その中でワタシは「宇宙よりも遠い場所」について、群馬県民の三宅日向ちゃんが南極に旅立つ日の朝、かつて在籍した羽生第三高校の生徒が登校する方向と反対側に歩いて埼玉県の羽生駅に向かうのはなぜかという話題の中で、いくつか新しい考察をしましたので、ワタシのコメント部分を再構成し、ここでも紹介します。

南極に出発した朝、日向ちゃんが群馬側から「よりもい」世界線の橋(架空)を徒歩で渡り、羽生三高経由で羽生駅に向かった説をお話ししましたが、撤回します。スミマセン。館林オフ会からの帰途、りょうもう号で利根川を越えましたが、とてもキャリーバッグを引いて歩ける距離ではなかったので(汗)。

1話終盤、電車が館林駅に入ってくるカットの絵コンテ(アニメイト横浜店に4月15日まで展示)に、正しい方向と異なっていても構わない、演出意図優先、という意味合いの注意書きがありました。それを見て、日向ちゃんが南極に出発する朝のシーンも「羽生三高」生徒と反対方向に歩くという演出意図最優先だった、と確信しました。

さらに1話前半、館林駅から多々良西高に電車通学しているキマリちゃんがズル休みしようとした朝、館林駅改札から出てくる多々良西生徒とすれ違うというのもヘンな話で(笑)。このシーンも「間違ってたって構わない」こだわりの反対方向演出だったのだと再認識しました(今さら〜?)。

幸せな3ヶ月でした。オフ会の自己紹介でも言いましたが、これほどの超大傑作に、自分が生きている間によくぞ巡り会えた!よくぞ作ってくれた!という感謝の気持ちで一杯です。そして、この歴史的名作の誕生の瞬間に、自分もファンとして何か残したい、応援したい、というのが最近の色々(笑)です。
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2018/4/15  22:08 | 投稿者: たき(きたまこと)

1年生が入学して1週間がたちました。この時期はクラスでの自己紹介や委員決め、学校生活の説明や先輩たちとの顔合わせの行事などが続くので、新入生たちは精神的にも身体的にも疲れがたまります。この土日でリフレッシュし、明日は元気な表情で登校してくれることを期待しています。

実は、新入生受け入れのために頑張り続けてきた我々1年生担任団も金曜日にはヘトヘト状態で、生徒たち以上にこの土日を楽しみにしていました。金曜夜、いつもより早くベッドに入ったワタシは、土曜早朝に群馬県館林市に向かい、友人達と合流してアニメ「宇宙より遠い場所」の聖地巡礼を堪能。夜にはファン30人以上が集まったオフ会に参加し、作品の魅力を語り合い、存分にリフレッシュしてきました。というわけで、今週末は連載企画の第3回を書く時間が取れませんでした。恐れ入りますが、今しばらくお待ちください。

さて前回、「学年主任」とテロップされる多々良西高校の国語の先生を「小淵沢報瀬さんの担任と思われる」と訂正しましたが、「玉木マリさんの担任の先生」と再訂正させていただきます。5話で描かれた玉木マリさんのクラス壮行会の場面に、この先生が優しい笑顔で登場しているからです。それを認識していたので最初「玉木さんの担任と思われる」と書いたはずなのに、訂正した際には忘れてしまっており、申し訳ありません。小淵沢報瀬さんが提出した南極部の新規部活動設立申請書は、学年主任あるいは小淵沢さんの前担任の立場で見ていた、と推測しなおします。ワタシは今日、横浜アニメイトで第一話絵コンテを見てきましたが、このカットに「今年も来たか」という先生の独り言が書かれており(作品中ではセリフなし)、この先生は昨年は小渕沢さんの担任だった可能性が高いと感じました。

さらに、もしかしたらこの年配の先生は小淵沢貴子さんや藤堂吟さんを教えたことがある、あるいは担任だった可能性がある、とも思っていますが、その点については現時点では根拠がないため、空想あるいは妄想レベルの考えです。・・・・楽しいですが(笑)。それではまた。
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2018/4/11  6:13 | 投稿者: たき(きたまこと)

入学式の前、黒板に入学おめでとうございますメッセージを書きました。卒業式の時と違うのは、今回は完全にワタシ一人でやらなくてはいけなかったことと、吹き出しに「ここから、ここから」と付け加えたことです。新しい教え子たちの反応が少し不安でしたが、これを見た新入生たちの目が輝いたのを見て、「書いて良かった」と思いました。・・・・入学式終了後にこれを見た保護者の方々は、不安を感じたかもしれませんが(汗)。

さて、日曜日に前回記事を掲載し、始めたばかりのツイッターで告知をしたところ、その日のうちに本ブログの過去最高アクセス数を更新し、昨日(火曜日)は800アクセス以上にもなってしまって驚いています。ツイッターの威力の凄まじさを体感しました。おいでになり、記事をお読みいただいた方々に感謝申し上げます。もしよろしければ感想などをコメントしていただくと幸いです。

アクセス数が伸びたのは、連載企画「リアル学年主任による『宇宙よりも遠い場所』の学校現場的考察」のおかげだと思っていますが、第1回を読み返してみて、一つ思い違いをしていたことに気づきました。エンドロールで「学年主任」とテロップされる、多々良西高校の国語の先生について「玉木マリさんの担任と思われる」と書きましたが、この部分を「小淵沢報瀬さんの担任と思われる」に訂正します。1話でこの先生が、小淵沢さんが書いた南極部の新規部活動設立申請書(実在しない生徒が3名書かれているので当然無効)を見ているシーンがあり、このような種類の書類はまず担任に提出されることが多いからです。

なおこのシーンは、小淵沢さんが書いた架空の生徒名が「あまりにもあからさまな偽名」なので笑ってしまうのですが、単なるユーモア場面なのではなく、小淵沢さんがあのような申請書を書いて提出してしまう(自分でも無理だとわかっていながら・・・たぶん^^;)くらいに追い込まれた心理状況にあること、そしてあの先生があの時期の小淵沢さんについて真剣に心配し、どう指導していこうか苦慮していることも合わせて表現する、実に奥の深い名場面でもあるのですね。

というわけで、連載企画の第3回については、もう少々お待ちください。次にまとまった時間が取れた時に、なるべく早く掲載いたします。それでは。クリックすると元のサイズで表示します
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2018/4/8  17:59 | 投稿者: たき(きたまこと)

勤務校では始業式がありました。3月まで受け持っていたクラスの場所を見ていたら、ふと「卒業していったあいつらは今どうしているだろうか?」という感傷的な気持ちになってしまいました。そうです、ワタシはとても涙もろいのです。冷静に考えたら、若いあいつらは元気に新しい一歩を踏み出しているはず。多くの卒業生が文化祭には顔を出すので、「どんな感じに変わっているだろうか楽しみだ」と考えるようにして、涙を我慢しました。

というわけで、連載企画「リアル学年主任による『宇宙よりも遠い場所』の学校現場的考察」のコーナーです。

第2回は、三宅日向さんの高校中退&高認試験関連。
三宅さんが中退した時期は、公式ホームページの「キマリたちと同じ年で、高校を中退」という情報と、第2話の「高認も取ってる」というセリフから、ほぼ特定できていました。高認試験は年2回しか受験できず、第1回の出願締切の5月上旬(今年度は9日)ではさすがに早すぎるため、夏休み前までの期間に何かの事件が起こって中退(あるいは中退を決意)し、出願締切が9月中旬(今年度は13日)の第2回に願書を送った可能性が非常に高いのです(というか、そうとしか考えられない)。その後、11話の「羽生第三高校の3年生が陸上部を引退する大会の選手選考時期に悲しい事件が起きた」という描写で、これが正しい推測であることがわかりました。ネットで調べてみると、羽生市などが属する埼玉県東部では7月中旬(昨年度は15・16日)に行われる国体予選東部地区大会で陸上部を引退する3年生が多いとのこと。選手選考発表後の強化トレーニング期間、退部・悪い噂の伝播・退学決意・保護者との相談・三者面談・学校側からの慰留や状況調査・退学決定・事務手続き等に要する時間、そして「排水溝に流れていく水に映る初夏のような日差し」という映像(本作は水の表現による暗喩も多い)を考えると、三宅さんの悲しい事件は6月末頃までに起こり、夏休み中の日付で退学した、と思われます。おそらく三宅さんはこの事件で大変な衝撃を受け、夏休み前には登校しなくなり、そのまま退学してしまったので、原因を作った陸上部の3人の女子生徒たちにとっては「あれから連絡が取れなくなって心配してた」状況になっていたのでしょう。

退学を決意した後、三宅さんは高認合格を目指して猛勉強を始め、11月中旬(今年度は10・11日)の第2回試験で一発合格します。高1の授業を6月頃までしか受けていない受験可能最少年齢(その年度中に満16歳になる人以上)であるのに、高校教科書の範囲全体から出題される高認試験8〜9科目全てにせいぜい4か月程の勉強で合格してしまったという驚異の事実は、三宅さんが非常に優秀であるということだけでなく、あの事件に対して煮えたぎるような怒りや悔しさを抱いていることまでも表現しています。そして高認合格後は、相当な難関大学合格を目指して独学の受験勉強に切り替えたのでしょう。

ここまで考えると「受験勉強のためにはコンビニバイトの時間がもったいないのでは?」「生活費のため?」という疑問が湧いてきますが、2話の「お金はある」や最終話の「貯金してる」というセリフ、多数の変なデザイン(笑)のTシャツ購入費・soiyaカードの残額・スマホ・部屋の描写等から、三宅さんは生活費に困っているのではなく、生活リズムの構築や社会との接点の維持がバイトの主目的だと考えられます。玉木マリさんたちと出会った5月頃で「このあいだの模試は合格判定A」とのことですし、飛行機・ペンギン饅頭号・昭和基地内でも参考書を手放さない勤勉な三宅さんにとって、むしろコンビニバイトは受験勉強に良い影響を与える気分転換になっているのでしょう。そもそもあのコンビニでバイトしていなかったら玉木さんと小淵沢報瀬さんに会えなかったのですし。なお、最終話の林店長作成ポスターを見ると、三宅さんはコンビニ店員としてもたいへん優秀で、看板娘として周辺住民(特に年配の方々^^)から愛されていたようです。

考察すればするほど、というか、考察するまでもなく、三宅日向さんは運動・勉強・勤労(コンビニや撮影ほか)など多方面で非常に優れた能力を持つ、明るく元気でかわいらしい、立派な若者です。そんな三宅さんが、なぜ高校を中退するような事態になってしまったのか。もしワタシが劇中の羽生第三高校で三宅さんの担任、あるいは陸上部顧問(陸上のスキルはないので、おそらく副顧問)だったなら、三宅さんのような素晴らしい生徒を退学させるような指導はしません。ちゃんと関係生徒に聞き取り調査を行えば、あの悲しい事件の真相は比較的容易に把握でき、三宅さんに責任がない、ほぼいじめ案件であることはわかるはず。にもかかわらず三宅さんが中退してしまった経緯を、リアル学年主任であるワタシが学校現場的に考察すると、大きく分けて次の3つが考えられます。

1:真相を明らかにして関係生徒に懲戒(別室指導、自宅謹慎、説諭等)を行ったが、三宅さんと保護者の退学の意思は変えられなかった
2:真相究明が不十分で関係生徒の懲戒までには至らず、当然、三宅さんと保護者の退学の意思は変えられなかった
3:陸上部顧問や校長らは事実の発覚を恐れて真相究明を十分しないまま、三宅さんと保護者の退学の意思をそのまま受け入れた

羽生第三高校は架空の高校ではありますが、同じ高校教員として、先生方は精一杯努力したにもかかわらず、残念ながら1の経緯となってしまったと思いたい。しかし、あの三人の女子生徒たちは事件後に三宅さんと連絡がとれなくなり、メールや中継で許してもらおうとする中途半端な態度をしていたところを見ると、2の経緯だった可能性がかなり高いのです。1の経緯なら、三宅さんへの謝罪の場を設けるか、少なくとも謝罪文を教員が渡す位はするはずだから。これはとてもやるせないことです。三宅さんや保護者の気持ちは晴れないままの退学となり、あの三人の女子生徒は自分たちがしてしまった悪い行いを、学校という場で教員から正確に指摘され、自覚し、反省する教育的機会を得られないから・・・。

そして、そんなことはまず無いでしょうが、もしも、もしも、もしも、3の経緯だったとしたら・・・11話の小淵沢報瀬さんと同じく

「ざけんなよ!!!!!」

です。ワタシはたぶん小淵沢さんよりもさらに性格が悪いので、「もやもやとした気持ち」以上の代償を与える動きをきっとするでしょう。元広報マンなのでマスコミとのパイプはありますし(書いてみただけで実際に何かをするとは言ってないですヨン^^)。

当初想定よりずいぶん長くなってしまいました。次回は、玉木マリさんと小淵沢報瀬さんの休学申請について考察します。
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2018/4/8  17:55 | 投稿者: たき(きたまこと)

いつかこの日が来ると思っていた日が今日になりました。

高畑勲監督は、ワタシが以前勤めていた会社が主催していたビデオフェスティバルの審査員をされていたため、懇親会や取材依頼の時などに、なかなかの長時間お話しさせていただく機会がありました。その際、幼少期以来どれだけ高畑監督の作品によって幸福な時間を過ごさせていただいたか、という感謝の気持ちを直接伝えられたことは、とてもラッキーでした。ワタシにとっての高畑監督の代表作は「パンダコパンダ」「アルプスの少女ハイジ」「赤毛のアン」「劇場版じゃりン子チエ」です。これらの作品群こそ日常系萌えアニメの嚆矢であり、現在のアニメ界に与えた最大の遺産であると個人的に思っています。正直、「ホーホケキョ となりの山田くん」までのスタジオジブリ期の作品はあまり好きではありませんでしたが、結果的に遺作となったのが「かぐや姫の物語」という素晴らしい作品で、本当に良かった。

ご冥福をお祈り致します。(04月06日mixi投稿文をリライト)
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2018/4/6  6:55 | 投稿者: たき(きたまこと)

4月に入り、異動されてきた先生方との顔合わせが終わり、新1年次担任団が本格的に始動しました。顔合わせというのは学年主任としては結構デリケートな儀式なのですが、まあうまくスタートできたのかな?と思っています。入学式やオリエンテーション期間に向けて膨大な業務があり、ここのところ毎日、朝から夜まで濃密な仕事タイムを過ごしています。

そんな中でも、大好きなアニメ「宇宙よりも遠い場所」のことを考える時間は欠かせません。3月31日には、立川の国立極地研究所で行われたコラボイベントに妻と行ってきました。大変な混雑でしたが、幸せな時間を過ごすことができました。家では気に入ったシーンを繰り返し見ていますが、今でも新しい発見をすることがあり、作りこみの凄さに感心しています。

ということで突然思い立ち、連載企画「リアル学年主任による『宇宙よりも遠い場所』の学校現場的考察」を始めさせていただきます!

第1回は、三宅日向さんの高校入学関連。
劇中の描写から、群馬県館林市近辺に住む三宅さんは以前「羽生第三高校」に通っていたようです。その名称の高校は現実にはなく、モデルとなったのは実在の埼玉県立羽生第一高校だと思われますが、ここで生まれるのは「群馬県に住む三宅さんが埼玉県立高校に入学できたのか?」という疑問。そこで埼玉県立羽生第一高校のサイトを調べてみると、「中学生の皆様へ」のコンテンツ中に「入学生の出身中学校別人数」が掲載されており、群馬県の中学出身者が58名、そのうち館林の中学からは25名(男子1名・女子24名)が在籍していました。
http://www.hanyu1-h.spec.ed.jp/?action=common_download_main&upload_id=6638
これは、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉及び千葉県の教育委員会が結んでいる隣接県公立高等学校入学志願者取扱協定によるものです。
https://www.pref.gunma.jp/contents/000251169.pdf
この協定により、埼玉県立羽生第一高校の入試には隣接県枠20名が設けられています。
http://www.hanyu1-h.spec.ed.jp/?page_id=216

これらの事実から、ワタシは「群馬県館林市近辺に住む三宅日向さんは埼玉県立(と思われる)羽生第三高校の隣接県枠入試を受け、合格して入学した」と考えます。

※2018/4/7追記
埼玉県立羽生第一高校サイト「学校案内」の中の「学校説明会のご案内.pdf」には、郡馬の中学から多くの生徒が入学していることを示す出身中学別生徒数の表の下に「一高通学マップ」が掲載され、群馬県に位置する川俣、茂林寺前、館林、成島、本中野、篠塚の各駅は通学範囲であることが示されています。
http://www.hanyu1-h.spec.ed.jp/?action=common_download_main&upload_id=6736

※2018/4/8追記
お読みになった方からツイッターのコメントでご指摘をいただき、南極行きの朝に三宅日向さんが利用した駅は羽生であるという、「館林くらし」様の素晴らしい考察ページをご紹介いただきました。ただ、ワタシは三宅さんは群馬県民だと確信する者なので、「彼女は南極に旅立つ特別な日の早朝、実在の羽生第一高校とは線路をはさんで反対側にある架空の羽生第三高校まであえて行き、登校してくる生徒たちとは逆に歩いて羽生駅から旅立つという個人的卒業セレモニーをした」と考えることにしました。少し無理がある解釈だとは思いますが、登校する生徒たちとは逆方向に歩いていくというあの映像はそういう演出意図だったでしょうし、三宅日向さんならやるかもしれない行動、とも思いますので。

さらに、実在の羽生第一高校では館林の中学出身者のほとんどが女子である、というのは興味深いポイントです。館林の中学では何かの女子スポーツがさかんで、羽生第一高校にはその経験者が多く入学しているのかもしれません(サイトでは女子バレーボール部と女子バスケットボール部の存在を確認)。ということは、短距離走に優れた能力を持つ三宅さんは、女子陸上に力を入れている羽生第三高校での活躍を夢見て隣接県枠入試で入学したが、劇中で描かれた悲しい事態に陥り、退学するに至ったとも考えられます。

こうして調べてみて、改めて「宇宙よりも遠い場所」は本当によく考えられている作品だと感心しました。

実は、多々良西高校に通う玉木マリさんの担任の先生が、「担任」ではなく「学年主任」とテロップされていることも「深い」と感じることの一つです(当初、玉木マリさんの担任と思われると書きましたが、2018/4/11に訂正、しましたが、2018/4/15に再訂正)。4話で小淵沢さんと玉木さんがこの先生に休学申請を行うシーンがありますが、二人は別々のクラスのため、この先生は単に小淵沢さんの「担任」ではなく、2年生全体のことも担当する「学年主任」でなければならないのですね。凄いです。

次回は三宅日向さんの高校中退&高認試験関連を考察します。
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2018/3/29  22:28 | 投稿者: たき(きたまこと)

3月末となり、新1年次担任団の仕事を中心になって進めています。入学式までにしなければならない仕事量は膨大ですが、卒業生クラスの担任でもあったワタシなどは、卒業式が終わるまでは新1年次の仕事に割ける時間は限られてしまいます。そのため、これまでは実作業の多くを「今年度は担任ではないが来年度は1年生担任になる先生方」にお願いしていました。卒業生関連の仕事が落ち着き、ようやく本格的に新1年次の準備ができるようになった今のワタシはたぶん、アニメ「宇宙よりも遠い場所」で、史上初の高校生南極観測隊員4名を迎えた時の藤堂 吟隊長のような気持ちです(笑)。

というわけで、今日もまたまた、アニメ「宇宙よりも遠い場所」のコーナーです。

アニメを見始めて50年以上の54歳のワタシが思うに、アニメを構成する諸要素全てが高い完成度で揃った上で面白い、物語性のあるテレビアニメシリーズの名作は、実はそれほど多くありません。ワタシ的に間違いないと思うのは「ハイジ」「ガンバ」「未来少年コナン」「赤毛のアン」。続くのが「かみちゅ!」「まどかマギカ」あたり。「初代ルパン」「ヤマト」「ペリーヌ」「初代ガンダム」は作画が厳しい回があり、「エヴァ」「コメットさん☆」は物語の締めに難がありました。「宇宙よりも遠い場所」は、ワタシ的に「ハイジ」「アン」レベルに並ぶ、アニメ史に残る作品となりましたのでご報告いたします。
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2018/3/28  22:57 | 投稿者: たき(きたまこと)

今日は振替休日で、大学病院を受診。健康診断時に出ていた、ある悪い数値に対処するため、薬を出していただきました。体が資本である仕事なので、気を付けていきたいと思います。

さて、昨夜最終回を迎えたアニメ「宇宙よりも遠い場所」。あまりの感動に、某所での書き込みが止まりませんので、いくつかここにも転載します。なお、お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、これまでの感想は150字以内という制限下でのもの。だらだら書かずに、いかに自分の想いを簡潔に表現するかにチャレンジしました。

「よりもい」はまるで文芸作品。同じセリフや同じ構図に違う意味を持たせ、後に登場する方には人間的成長や良い変化が加味される。「軽く死ねますね」(3話)とか「なんでぇ〜?」(5話→13話)とか東武伊勢崎線に乗らない→乗る(1話)とか電車の疾走(2話→13話)とか。韻を踏んでいるかのよう。

めぐっちゃん大好きで、中の人である金元寿子さんも大好きだけど、もっと好きになっちゃった、愛とユーモアにあふれて笑った「それ、番組的にいいの?」なコメント「北極で会おう!!」http://yorimoi.com/special/#scmt 最終回にはセリフなかったけど、スタジオに来てたのかしら?

(最終回感想にコメントをいただいた方への返信)
おっさん同士が ね で会話するのは照れますね(笑)。ワタシもめぐっちゃん大好き!落ち込み、悩み、そして立ち上がり、バイト(あのコンビニ?)などで一人で頑張って北極行きを実現した高橋めぐみ物語もぜひ見たい!しかし10話の髪隠しや極地本には騙されました。さすがプロの仕事。販売好調とのことで、嬉しい ね
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2018/3/27  23:57 | 投稿者: たき(きたまこと)

今日は「宇宙よりも遠い場所」の最終回。年度末で忙しいのではありますが、今日はそそくさと早めに職員室をあとにして、秋葉原で予約していたBDを引き取ってから帰宅。「よりもい」コラボカフェの先行発売でゲットした「よりもい」Tシャツとウインドブレーカーを着用し、「よりもい」マグカップに入れたコーヒーを飲みながら視聴。

というわけで、「宇宙よりも遠い場所」最終回の感想です。

「よりもい」13話。4人や大人達の締めを、伏線をほぼ全て回収しつつ描いた凄い最終回。1話を見た時の予感は当たった。もっと、この4人の旅が見たい。ラスト、一番衝撃的だっためぐっちゃんの変化!可愛さ!はもう一人のヒロイン。キマリちゃんの、今度は嬉しそうな「なんでぇ〜?」が心地良い超大傑作に大感謝!! ね
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