2013/4/15

(無題)  

(1)

 春先になってすこし暖かくなってきたころ、母から手紙がありました。
なんだろうと思ってあけてみると、最近私の家の近くにコンビニが2件できたと書いてありました。
ちょうど私の実家の酒屋の坂の上と下に、店を挟むようしてコンビニが開店したため、
店の売り上げは半分近くに減ってしまったそうです。
今までは、なんとか貯金を食いつぶして仕送りをしてきたけれど、とてももう続けられないと言うことでした。
私は、もっとはやく言ってくれれば無駄使いしなかったのにと思いました。
いろいろと考えてみましたが、やはりアルバイトをするしかないと思いました。
一応は名門の女子大なので家庭教師をするのが一番だと思いました。
学生課で探してみると、家庭教師の斡旋をしている学生援助会で募集していしました。
ちょうど近所で家庭教師の口があるからと言われ、これからすぐ行って下さいと言われました。
教えられた住所にいってみると、ずいぶんと立派なお屋敷でした。
なかに入ってお母さまと少し話をしました。
出身地とか、クラブ活動とか、あとは両親のことをいろいろ聞かれました。
話がなかなか終わらないので私はなんだか不安な気持ちになりました。
やっと最後に「じゃあお願いしますね」と言われて、私はやっと気持ちが楽になりました。
次の週になって私は、その家に行きました。
私を待っていたのは高校2年生の女の子でした。
名前は芳恵さんといって、眼鏡をかけておとなしそうな女の子でした。
小柄でしたが胸の大きさはもうすっかり大人でした。
一見すると真面目そうで成績もよさそうな感じでした。
しかし成績表を見せてもらうと、どうもあまり思わしくありませんでした。
お母さまの話では勉強はとても好きでとてもよくしているとの話でした。
最近のテストも見せてもらいましたが、簡単な問題も間違いだらけでした。
これは大変なことになりそうだと思い、私は気が重くなりました。
要領よく勉強するように指導するのはとても無理なので、
基礎的な事を繰り返し練習させるしかないと思いました。
何度か教えに通ったあと、芳恵さんの誕生日のパーティーに招かれました。
学校の友達が何人かと、あとは別の日に数学を教えている義則さんがいました。
義則さんとは教える曜日が違うので、今まであまり話をしたことがありませんでした。
パーティのあと私は義則さんと途中まで一緒に帰りながらいろいろと話をしました。
義則さんに「東京の名所めぐりはましたのか。」と聞かれました。
私は、「東京に出てきてから勉強とクラブがとても大変で名所巡りはしていません。」と答えました。
 すると今度一緒に東京タワーに行きませんかと誘われました。
義則さんは修学旅行で一度来たことがあり懐かしいのでもう一度いってみたいと話してくれました。

(2)

 近くの地下鉄の駅で待ち合わせをして、二人で東京タワーに行きました。
地下鉄の駅を降りてしばらく歩くと、町並みの間から東京タワーの姿が見えてきました。
すぐ近くだと思ったのですが、歩いてみるとなかなか東京タワーにはつきませんでした。
歩いている内どんどんタワーが大きく見えてきて、頭を上に見上げると、いっぱいに大きな骨組みが見えてきました。
東京タワーの下まで来て上を見上げると私はあまりの大きさにびっくりしました。
中に入ると、エレベータの前に行列ができていました。
私と義則さんは二人で並んで、順番を待ちました。
エレベータでしばらく上がると展望台につきました。
ガラス張りの下には東京の町並みがいっぱいに広がっていました。
私と義則さんは、ゆっくりと展望台を一回りしました。
しばらく二人で見て回ったあと今度は、下の蝋人形館に行くことにしました。
エレベータはやっぱりさっきと同じ長い列が続いていました。
すぐだから、下の階まで階段でおりようと義則さんがいいます。
降りるだけなら大丈夫と思って、私は義則さんといっしょに長い階段を降り始めました。
階段を降りていくと、二人の足音だけが響いていました。
ほかには、階段で降りていくような人はいないようでした。
下りならたいしたことはないと思っていましたが、次第に足が痛くなってきました。

(3)

 まん中くらいまで来たとき私は足が疲れてひと休みしました。
とても立っていられなくて私は階段に座り込みました。
すると、義則さんも私のそばに座るとすこし心配そうな様子でした。
義則さんの指先が、私の腿をそっと撫でながら痛むところをやさしく撫でながらもんでくれました。
私はせっかく親切にしてくれているのだからと、されるままになっていました。
くすぐるような感触が私の腿にしこしづつ広がっていきました。
なで回すように指先が動くと私の体に熱い感触がわき上がって膝が震えてきました。
義則さんは私を立たせると階段に両手をついて後向きの姿勢をとらされました。
欲望の嵐が私の体に襲いかかってきました。
浜辺におしよせる波のように、欲望は繰り返し私の体に押し寄せては退いていきました。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
これが運命の決めた時だとあきらめの気持ちは、やがてあふれ出る泉を呼び起こしました。
竜巻のような激しい勢いで吹き抜ける嵐の中では、もう逃げることもできませんでした。
抵抗する気力もないくらいに私の体はもてあそばれました。
いつまで続くともわからない時間が私の心の中で凍り付いていました。
このままずっと続くのなら、私の体はもう屈服するよりないと覚悟を決めました。
義則さんの欲望は私の体を責め続けると、ようやく最後の一撃で私を打ち砕きました。

(完)
古代
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2013/4/15

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