無題  手紙

いつ逝ってもかまわないと
言う端から

生きててよかった
汚なく思う

焼きつくされるような出会いが
明日待つかも知れない
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無題  手紙

いつの間にか
寒くなくなって
月日も過ぎたけど

繋がってる
何も変わらない

震える時も
折れそうな時も
甘えっぱなしだ

私は
何もできないのに
してやれないのに
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無題  手紙

あなたの目を見るたびに

まだ好きだ
まだ愛してると

胸の中に聞いている

こんな自分に
帰る所なんかあるのか
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酒のようなもの  手紙

喉から火が付いて
胃が熱くなる

苦手な物を飲んで
胸が破裂しそうで
何かがせり上がって来るのに

後味が妙に甘くて
また一口飲んでみる
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雪の後  手紙

振り返ると
雪が泥でぐしゃぐしゃ

見れば見るほど汚くて
よろけた跡まで
無様に残ってる

それでもこれが
私が漕いだ雪道
後に誰も続かなくていい

ひとを愛した跡だから
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