2017/12/1

大船の「ライフホーム」に  

鎌倉の義妹が若年性の認知症で、今年の六月に有料介護施設に入った。鎌倉の小町と大町の境に住んでいるがそう言う施設は大船駅周辺の方が多い。大船は駅名で鎌倉市と横浜市に入り組んでいる。私も母の一周忌やなにやかやで忙しく、一度も訪れていなかったのでやっとこ11月末に様子見に出かけてきた。

義妹は私達兄弟とは幼馴染で、引っ越してキャリアウーマンになって後再会して弟と結婚した。幼い時は「わかめちゃん」のようなおかっぱで、目の細い子だったが、再会した時にはモデルか女優さんかと聞かれるほどの目の大きな美人になっていた。その人が認知症とともにお化粧をせずおかっぱになっても、子供の時には返らずに透き通るような仙女の風情になってしまったのは痛々しい。この文も義妹のことは書きたくないし、まだ歌にも詠むことはできないので、大船に出かけた話を書くことにする。

去年も11月に主人と鎌倉のお墓参りに行ったなと思いつつ、今回は一人で平日の東海道線に乗り込んで、どうやら坐れて20年ぶりくらいの大船駅に降りた。駅ビルが新しくなったというので覚悟していたがやはりくるくる舞いしながらトイレに行ってバスプールに辿りついた。スマホに施設のホームページを入れておいたので大丈夫と思ったら「ネットにつながりません」と出て、降りる停留所がわからない。騒いでいたらそばにいたお婆さんが「私が教えてやる」と話しかけてくれた。いつも言うように女性は話をするから上手く行く(間違える時もあるけれど)その人がほら此処だと教えてくれた建物はホームページで見ていた写真通り、やっぱりネットは便利だ。
鎌倉市内より大船は建物の高さ制限はすくないので、四階建のこじんまりしたホームで義妹のいる三階からは木々も見える。前の道が狭くバスも通るのでお散歩の代りに屋上に出て紅葉狩りなどするらしい。NPOのような運営なのでざっとしたところとあたたかい感じとがする、まあいいホームなのではないかと思えた。

本当は「水」があると心の解放感があるのだけど(「鎌倉湖」が少し先にあるけれど)迷子になって池に嵌っては大変という話になってくる。大船はすぐではないが鎌倉の海も近く、空にはカラスではなくトンビが何羽も輪を描いていた。姿は似て(羽根が違うから分るけど)いるのに鳶というだけで嬉しくなるのは何故だろう。帰りに駅でニュージャーマンの「鎌倉カスター」を買って電車内でそっと食べたが、今度は改札傍の「大船軒」で鰺の押し寿司を買って義妹とホームでお昼を一緒にするのもいいなと思った。

なつかしき大船軒の鰺寿司よ姑、叔母も達者なころよ  多香子
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2017/12/5  17:08

投稿者:多香子

ひかるさま、拍手コメント欄は管理人にしか見えず、名前欄もなくて失礼いたしました。このコメント欄は外に見える分、あまりコメントは頂きません。ありがとうございました。またお寄りください。

2017/12/5  15:06

投稿者:ひかる

12/1の拍手コメントですが、それ、わたしかも知れません。名乗りませんでした。言い訳がましいですが、名前の欄がなかったので。礼を欠きました。申し訳ございません。(わたしのことでないかも知れませんが)
それがわたしのだったとして、ということになりますが、レスポンスまでいただいて恥じ入ります。
でも、何よりもうれしかったなあ、もう。ほんとうにありがとうございました。
わたしのブログのURLも貼っておきます。わたしのを貼りつける、これは初めてのことなんですよ。(コメント欄を設けての運営をしていない)
けして卑屈になっての発言ではなく、多香子さん(とお呼びしますが)のと違って、つまんないんですよ。何だか窮屈だし、わたしのブログって。でも、自己紹介代わりっす。
(認知症についての記事も一つ起こしてあります)
にしても、多香子さんはほんとうにご立派だ。あれこれおたいへんなのに短歌の腕をこうも磨かれて。
また寄らせてください。声をお届けしたいので。わたしの歌歴や(歌の)筆名はまた別の機会に……。
長々とスミマセンでした。

http://natusmi.at.webry.info/

2017/12/1  12:20

投稿者:多香子

拍手コメントを下さった方、お礼申し上げます。
お名前がありませんでしたが、過分のお言葉を頂いてとても嬉しいです。これからもぜひ御贔屓に(笑)よろしくお願いいたします。

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