2018/5/4

五月の歌  短歌

万緑は五月の風にさらさらと爽やかなものなのに、力強くその迫力に圧倒されると創作意欲より疲れを感じることがある。「五月病」はもともと希望に燃えて大学に入った新人が、情報過多とほんの少しの慣れにどっと疲れを感じる物だったのだろうけど、今の新人はどうなのだろうか。私のまわりの若いの(甥たち)はもう溶け切ったアイスのようになっている。五月の歌は爽やかさよりちょい悪の恋を組んでみた。

「恋の匂い」

知り合った頃より知らない顔をして仮面劇観る五月の午後

三分でキスをしたあとまた星に帰るあなたがこの頃きらい

12時ね、靴を片方脱ごうかな 罠にかかるかわたしの王子

唇を指でなぞられ耳元できみが仕掛けるなぞなぞは何?

片耳をはなれた貝のイヤリングあの日の海に眠っているか

花いばら恋の傷さえ癒えぬのに心の隙間にささやく言葉

秘めている恋心にも棘がありバニラビーンズのつぶつぶのよう

以前は「恋」はどちらかから仕掛けるもの、それもまた楽しいものだったけれど、このごろのセクハラ問題を見ていると内閣府の意識の低さはひどい問題だと思わされる。数の論理だけの世界は怖い、歌に現実逃避したくなるような気持だ。
3



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ