2011/8/16

連鎖反応  


ある50代女性の、成長の記録。

以前住んでいたマンションの管理人の奥さんは、50代半ば。

ほとんど毎朝顔を合わせるその人は、親切な人だったが、なぜかいつも憂うつそうに見えた。

化粧っ気はまるでなく、髪にも白いものが目立ったから、歳よりももう少し上に見えたと思う。

ある時、荷物を預かってもらったお礼に、化粧品を持っていった。

お化粧をしない人だから、美容液とパックを選んで。

翌朝その人は本当にうれしそうに、何だか肌がつるつるで・・・と何度もお礼を言ってくれた。

そんなに喜んでもらえるならと、数日後、思い切って口紅を持っていく。

自分では使わない赤みの強いローズ系。

口紅を塗った姿など一度も見たことはなかったから、ながめてもらうだけでもいいかなと思ったのだ。

しかしその翌朝、奥さんはそれをうっすら塗っていました。

そして前回よりもうれしそうに、そして恥ずかしそうに何度もお礼を言った。

「お似合いですよ」と言うと、「ホント?ホント?」と、100%の笑顔を初めて見せてくれたのです。

私もすっかりその気になって、ファンデーションやチークを渡す。

満面の笑顔を見るだけでうれしかった。

ただ案の定、この人がいきなりとんでもなく厚塗りになってしまったことへの責任も少し感じはしたが。

でも、不思議なもので、こういう時の女性はものすごく成長が早い。

毎朝のように、少しずつ少しずつファンデーションがうすくなり、やがて、今まで手が出せなかったのだろうアイシャドウやチークも、少しずつ塗られるようになった。

しかしいちばんうれしかったのは、それから1ヵ月ほどたった頃、この人は白髪まじりの髪を染めたのだ。

1ヵ月前とはもちろん別人のようになっていました。

メイクやヒアルロン酸 注射のせいか、キレイな髪色のせいかわからないが、表情もハッとするほど明るくなった。

まさに美しさの連鎖反応、一本の口紅が女をたちまち改造していく様子を目の当りにした私は、何だかとても幸せだった。

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2011/8/9

化粧品の品質向上  

今の時点で確かなのは、ここ数年で化粧品やヒアルロン酸 注入などはホント信じられないほど良くなったこと。

じつのところ私ももともと、"化粧品なんてサ、どうせネ・・・"みたいな気持ちが心の中のどこかにあって、時たまちょっとした空しさにおそわれることがなくはなかった。

でも、今は違う。

化粧品って効くじゃない!!と毎日毎日思っています。

ついこの間まで、こんな日が来るなんて思ってもみなかったのだから、今の進歩のスピードがいかにスゴイかわかるでしょう。

じゃあ、今まで頑張ってきたのは何だったわけ?と誰だってグレてしまいそうになるけれど、でもどうか怒らないで。

私たち女のキレイは、化粧品の進歩とともにあるのだから。

でもなぜそこまで急に進歩したのか?ある化粧品開発の人が言った。

「メイクと一緒でね、一巡したのよ。

化粧品は人をキレイにするもの、効きめがなきゃスキンケアは何の意味もない。

今までは"新しいもの"を作ることに精を出してきたけれど、スキンケアのジャンルはもうほとんど出つくした。

"小顔ケア"まで作っちゃったのだから。

今ようやくひとまわりしてその原点にもどったのよね」と。

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2011/7/26

四十代を過ぎたら  

四十代を過ぎてから新たに始まる"母親としての人生""母親としての自覚"は、人生を引きのばすこともできるのです。


キャスターとして第一線で活躍している四十代の女性が「五十歳までに精神分析医になりたい」と、改めて受験し、大学へ通い始めたという話を聞いた。


私は何かジーンとした。


同年代でありながら、もうあまり動こうとしなくなっていた自分を恥じた。


第一線にありながら自分をゼロにもどすこの人の勇気に感動し、そして、四十代で準備し、五十代から何かを始めようとすることが、女にも本当はできるのだという発見に、胸がふるえたのだ。


そして、この人はなんと幸せな人なのだろうと思いました。


自分には、そんなパワーもそんな才能もないけれど、でも、どんなに小さな動きでもいいから、動きつづけること、そうしなきゃいけないのだと思いました。


そうやって、少なくとも"去年の自分"をヒアルロン酸 注射で上まわること。


それが、すなわち"幸せになる老化防止"なのかもしれないと。

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2011/7/13

友人のシミ  

友人のシミは、心に負った傷があまりに深いがゆえに、そのまま肌に刻まれた傷あとなのかもしれなかった。


そして、この一年傷はいやされることがなく、シミもよりハッキリした形を現すようになったのでしょう。


その"鈍い灰色"を"今まで見たことがないような色"と思ったのも、それが外的な原因によるものじゃなく、心の悲しみが染みつくようにできたものだからではなかったか。


なのに私は、その傷にも傷あとにも、不用意に触れようとした。


なんと浅はかだったのだろうと、あとになって思い悩む。


しかし、その時の私は必死だった。


ヒアルロン酸 注入を教えてあげたかった。


そのシミさえなければ、服を着ることにも髪をつくることにも再び意味を感じ、再び輝き出すのではないかと、必死だったのだ。


結局、そのやりとりの最後を彼女はこうしめくくった。


「いいのよ、私はもう・・・・・」

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2011/6/25

お化粧の天才  

理屈もすごい。

枝毛状のラインは、目尻まつ毛の強調、グリーンのペンシルはラインレスに見せる技、赤ピンクの下塗りは、顔色が悪い肌がべージュロ紅を塗る時の工夫。

そのへんのテクよりはるかに目的が明快だ。

しかも、必ず"結果"を出し、決して気休めでは終わらせない。

枝毛ラインなどはリスクも大きいが、その分、目をシャープに大きく見せる威力は絶大。

完全に"整形"の域である。

ネイビーブルーのペンシルで上下ともにインサイドライナーを入れている天才は、これをしてからじゃないとメイクが始められないと言い、本当にゼロからメイクを始めるように、上まつ毛の外にもう1本細いラインを入れた。

でもラインが二重だなんてとても見えない。

彼女にとって、インサイドライナーは、もう自分の顔そのものになってしまっていた。

天才は、"素顔をつくるメイク"と"本当のメイク"の両方で顔をつくる。

それもヒアルロン酸 注射やプチ整形なんてしない、お化粧でだ。

つまり顔を2つ持っているのである。
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