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松尾ジンギスカン(まつおジンギスカン)は、北海道滝川市の株式会社マツオが製造するジンギスカンのブランド、または、そのジンギスカンを供する店舗名である。店舗名として使われる場合、新千歳空港や札幌市中心部、そして2010年11月に道外初出店となった銀座の店舗には「まつじん」というブランド名を使用する場合もある。

昭和31年に開業したマツオ(旧松尾羊肉株式会社)の創業者である松尾政治が考案した、羊肉を特製タレに漬け込む製法が好評を博し、その名が一気に全道に広まった。

開業当時、ジンギスカンとして北海道立種羊場(旧北海道立滝川畜産試験場)が推奨していたのが、羊肉をタレに漬け込んだ後に焼く形の調理法だった。マツオの創業者・松尾政治はそこに伝わる調理法を生かし、おいしさを引き出す工夫を重ねたとされる。松尾ジンギスカンは創業後、北海道内に最大250店舗のチェーン展開をするなど、北海道立種羊場が推奨するジンギスカンの食べ方を広く北海道内に知らしめた。STVラジオで放送されている『ほっかいどう百年物語』(ISBN:9784891151157)にも松尾が登場するなど、ジンギスカンを北海道の食文化の一つとして根付かせる一端を担った。

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現在でも地元、滝川市のりんごやたまねぎを主原料に、十数種類の調味料やスパイスを加えたモミダレを使用し、羊肉特有の臭みを消し、肉本来の旨みを引き出す製法を用いている。この味付ジンギスカンの製法は滝川種羊場の存在から『滝川式』とも呼ばれ、北海道内に広く定着した。 北海道では、松尾ジンギスカンは知名度が高く、焼肉といえばジンギスカンを代表するものである。ジンギスカンの美味しい調理方法は、まず野菜類(カボチャ、ジャガイモ等の北海道産野菜)を蒸し焼きにし、そこへ松尾ジンギスカンのタレを加え火を通し、最後に松尾ジンギスカンの肉を加熱し、5割ほど肉が通ったところで火を止める。そして、余熱で火が通った柔らかい羊肉を食する。この調理様式は北海道内に一般的に広まっており、非常に美味な調理方法である。

よりおいしく食べるために、マツオは南部鉄の老舗「岩鋳」製のオリジナルの専用鍋を開発した。熱伝導や焼け方にムラのない安定した焼き上がりになるように、現在も改良が加えられている。また、電磁調理器にも対応できる鍋の開発も行っており、一部の店舗で使用されている。2008年6月に一般のジンギスカン鍋とともに、電磁調理器用の鍋も発売が開始された。
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