2013/5/9

(無題)  

今のところ最良のED(勃起不全)媚薬と言われている「バイアグラ」や「レビトラ」といったPDE5阻害薬に、西洋近代医学最古の性機能治療薬「ヨヒンビン」。結論から申しますと、どちらも「皆さんが期待するような」媚薬効果はありません。

 薬剤をご使用になって、「媚薬効果があった」とおっしゃる方は、血圧や心拍数の変動や勃起の効果を実感して性的に興奮した、と言えましょう。敢えて申しますと、性機能の自信を取り戻した結果、性欲や性的興奮が後から高まった、と思われます。

一般の人は、全く性的刺激がなく、性的な気分でない時にバイアグラやヨヒンビンを服用しても、意識しない限り性的な気分にはなりません。また、(かなり難しいことですが、)性的な意識を完全に忘れている間に、意に反して勝手に勃起することもありません。少し鼓動が高まり、顔が紅潮するだけです。

一方、「ヨヒンビン」は、薬学の専門書には「催淫剤」と書かれていますし、ヨヒンビンを知る人の多くは媚薬「催淫剤」と認識していらっしゃいますが、性欲そのものを亢進させるかどうかは不明です。

近年のヨヒンビン研究によると、ヨヒンビンの作用は、交感神経α2受容体の遮断作用や、セロトニンに対する拮抗作用と言われており、これらの作用が直接、性欲を亢進させるとは考えられていないようです。

なお、女性に対する催淫作用を期待して、バイアグラやヨヒンビンを女性に投与する試みは、いつの時代にもあったようですが、作用機序の合理性に疑問がありますし、実際、学術的には期待通りに成功した話はなさそうです。少なくとも私が学術文献を検索して来た限り、「女性の性機能障害に効果が無かった」という報告こそありますが、「効果がある」という報告はありません。

アングラ系の情報の中には、もっともらしい成功談やコメントを見ることはありますが、先述のようなプラセボ効果と思われます。少なくとも適法ではありませんし、リスクとコストには全く見合わないようなので、同じ予算と時間を「パートナーとの雰囲気づくり」に割く方が建設的だと思います。
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