2010/7/31

お題集2  

死ぬ直前気付く。あいつは、俺の事が好きだったのか。

黒髪で細身、ショルダーバック(しろ)を提げた男と茶髪で軽いラフな恰好の奴。もう付き合っちゃえばいいのに〓

大丈夫。俺は○○を信じてるから。

半年前、恋人を亡くした○○。
傷心中の彼の目の前に現れたのは、恋人の弟だった。好きだ、という彼に今は亡い恋人を重ねてしまう。しかし、いつのまにか…

夜は僕に何を問う
よる、二葉公園で起きる出来事

「いやぁぁぁぁぁぁぁあああっ」
恋人を亡くした針吉美並。
「毎日好きだって言うって言ったじゃない!!嘘つき、嘘つき!!私、まだ答えてないのに!ちゃんと好きだって言えてないのよ!?バカヤロー、大好きよ」

セツナすぎる物語
ウレシすぎる物語
ハカナすぎる物語
ツラすぎる物語

だーいっきらいな奴に
「誰がこんな奴好きになるかよ」
といわれ、キレた千亊チズは
「あーそうですか。じゃあ意地でも好きにさせてあげますよ!!」
と。
「さ、じゃあ好きなタイプは?キュンとくる仕種は?好きな髪型は?」
「なし、なし、なし」
「…馬鹿にしてる?」
「よくわかったな、正解」
「ふざっけんじゃないわよ!!」
諦めずにアタックしていく千亊
「…ね?ちょっと?おーい?…ばーか」
「あ゛ぁ?」
「へへっやーっとこっち向いた」
「……」
「どうしたのよ?」
「別に」


公園で練習をしている男と見ている少女

小さい頃のお姫様ごっこ

終わっちゃった。
もう私は認めるしかないのかな。
あいつの事が好きだって。
…ばーか。
認めてやるもんか。


蜜持ち寄る魅惑

僕は、君が存在している世界も、存在していない世界も、どっちも知っている。だけど、わからないんだ。どっちが幸せなのか。君がいてくれることによって僕が幸せになるのは間違いないけれど、君がいなくてもその代わりを務めてくれるひとはいるんだ。だから、僕はわからない。君を、殺すことは、僕にとって幸せなのかどうかが。

「違います。徠と赭夜は家族です」
「!?じ、じゃあ…もしかして…夫婦!?」
「違うッ!!お前もまぎらわしい言い方すんなっ」

屋上
「ったく…普通に兄妹って言えよ」
「正確には兄妹ではありません」
「…そーだな、義きょ…」
「他人です」
「はいぃぃぃっ!?おまっ母さんと親父が再婚したときに兄弟になったじゃねぇかぁぁぁ」
「…冗談です」
「…お前…。んじゃ、狩りにいくぞ」
「うっす、兄様」


「…っ!?何あいつ……刃物で刺そうとしてる…!?」

「ちょっと!あんた何してんのよっ」
肩をグイッとひく
ラース=レアフ 女

目を見開く、
クロア=シイリ

実はラースに大きな幽霊が付いている

(な、に…?)
「…何もしてねぇけど?」
「…あ、れ?すみません…」
「別に…」
「…気のせい?にしては…」
「……」(あいつ…)

悪戯猿と言いなりの犬
擬人化したらぜーったい良い!

「私さ、もしかしたら、君月君のこと好きなのかもしれない」
なんて、曖昧な告白だよ
「…俺も。お前の事、好きかもしれない」
「あは。なんて曖昧な告白」

眠り姫のシンデレラ


才能開花
「あなた、桟橋創君?」
「え…、あ、そうだけど」
「私はFlowerの春。一応二輪」
「は?なんなんだよ一体」
「…君さ、最近変なことが起きてない?」
「あ、いや、まあ」
「急にすごい集中力が出たり、高く跳べるようになったり、足が速くなったり」
「な、何で知ってんだよ…!?」
「あなたみたいな子がたくさんいるのが私がいるFlowerなの」
「ふ、らわー…」
「あなたは今までで例外が無いくらい超能力じみた能力、"花"が多いのよ。私たちの中で一番多い子でも五輪ね」
「俺は…何輪なんだ?」
「んーと、十輪」
「倍!?」
「まあ、成長につれ増える子もいるからまだわからないけど」
「…で、なんだよ」
「Flowerに来ない?」
「Flowerに?」
「じゃないと…狙われる」
「誰にだよ」
「花摘」
「はなつみ?」
「花を使って世界を支配するそうよ…やな奴!とくに十輪なんか…ぐッ!?」
「な…!?」
春、撃たれる
「誰だッ」
「…我は花摘の三輪戦闘花、黒亜」
「花摘…ッ」
「十輪、お前を掠いにきた」
「誰が行くかッ!人殺すような奴」
「…では、実力行使といこう」
「ハッ!三輪に負けるかよ。こっちは十輪だぜ?」
「花の使い方もわからんような奴に負ける気など毛頭ない」
「く…っ」
「では、戦闘開始ShowTimeといこうか」


極度の照れ屋な久世深雪。そのため、いっつも無表情で過ごしていた。しかし、一人きりのときだけ素直になる。そこを先生にみられてしまって…?


メルヘン†ゲート
色々な童話の主人公達に身体を乗っ取られた主人公。


期間限定吸血鬼


幼なじみの悠斗は、ぶっきらぼうで、無口で、でもすごく優しい人。佐藤千晴は悠斗をお兄ちゃんみたいに思ってる。でも、あの迷宮に迷い込んでからは―――


[布団とイヤホンと音楽プレイヤー]
[ソファーに座って雑誌]
[窓、雨、写り込み]
[泣きそうな顔と剣と雨]
[香水瓶と蓮とけだるげな雰囲気]
[青空、泣き笑い]
[線路上にたたずむ]
[階段、翼、扉]
[椿と半分白骨化]
[伸びる影]
[ケータイと駅のホーム]
[睡魔に負けてソファーで寝る]
[歩いたあと、波紋]
[溺れる]
[月に腰かける]
[喫茶店、カフェオレ、冬]
[歌う人]
[漢字と人]
[橋と夕暮れ]
[壊れたガラス]
[雪、死にそう]
[サヨナラ、笑顔]
[うなじ]
[退屈な日]
[花びらに埋もれて]
[気持ち悪い、つかれた]
[足枷と]
[鳥籠にとらわれた]
[剣、剣、血]
[傷ついて、それでも]
[くうふく]
[桜に寄りかかっていて]
[この言葉が届く前に]
[ごめんね、だいすき]
[いまさら、好きだなんて]
[イタイイタイイタイ!]
[白い息が]
[オヤスミナサイ]
[半獣化]
[鉄砲と君、]
[気味が悪いよ]
[目覚めない、]
[布団の海]
[動けない。]
[大切な何かのための鎮魂歌(レクイエム)]
[あるのに寂しい]
[海に融けてく]
[風がないている]
[円をえがいて、その真ん中で]
[鬼と阿修羅と花のかんばせ]
[この身を焦がす炎が]
[約束と嘘と嘘つき]
[雪の女王]
[疲れたから少しだけ眠らせて]
[幸福論]
[不幸論]
[つまらない幸せ]
[諦めてはならない]
[抱き締めた優しさと]
[薄暗い闇の中で]
[あり得なかった筈の事実]
[アカイナミダ]
[鬱病進化論]
[ドアが閉まって]
[予期せぬ終焉]
[風車と人]
[歴史(れきし)の軌跡]
[歴史(ものがたり)の奇跡]
[泣いた花]
[絵筆で描く]
[真夜中の葬式]
[優しい崩壊]
[冬の涙]
[笑わない道化師]
[影に呑まれる]

絶対KISSアプリ

屋根裏部屋の月明かり

攻め→主人公→攻めの親友

ゲイ自覚主人公とノンケの年下攻め

アイ部屋
アイドル×女


「…嘘、閉じ込められた…?」
「…みたいだね」

「うあーッ!?開かない!?」
「ああ…。どうやら、閉じ込められたみたいだな」

「もーっ何で開かないのよ!」
「知るか。とにかく待つしかねぇだろ」


密室×密室
屋敷に閉じ込められた遥と泰一と勇一郎と稔。

超あまのじゃくの主人公と人の心が読めるヒーロー。

私の護守神サマ


鏡に恋した白雪姫
「お母さんの方が綺麗?私は…私じゃ、だめ?」


「お前に惚れた」
ド不良に、『叱った』という理由で惚れられた女の子。不器用すぎる愛情表現に戸惑って…


『正当防衛』で唯一の肉親の父親を殺された主人公と、『嘘の真実』を作り続ける男。主人公は男に興味をしめし、付き纏う。
出会いはささいな会話
「ねえ、同じクラスの真柴賢一君だよね。何で空を撮ってるの?」
「…UFOを撮るため」
「え、でも何もないよ?」
「知ってる。おれは、UFOを撮るために空を撮ってる」
「…どういうこと?」
「…UFOを作るんだよ。写真の中に。…来て。見た方が早い」
「う、うん」


「あたし、世の中全部がおかしく見える」
「え?」
「あたしが狂ってるから、普通が普通じゃなく見える」


カミュラ
カメラの神様。体内に取り込むことによって一時的に瞬間記憶能力を手に入れることが出来る。それにより、相手の技を見極めたりすることができるようになる。しかしその代償として、カミュラが体内にいるときの記憶は忘れることが出来なくなる。どんな悲痛な記憶でも。
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2010/7/31

お題集  

稀予知は後
骨身取る
羽根姫二者
奴祭に
作法靴
闇多発ね
棄て妬め縁
夏下手脳野矢野矢
紐予知似は谷
稗地位月死期
傍傍羽根
日の波根梅雨
レモン後へ
ゆまたひたな
夢徒歩谷
後日は野矢を酔いや
闇は朱い小屋
屋根棚と後へ
仮想古都の世
封リナ此処拉
封罪ん義
跡砂唄
停止は支配国予知に
秦夢に
津波根紐
ねぇ、嫌いな人に嫌いって言えることがどんなに幸せか分からないの?
破裂の矢
闇と周布睨み
代価を払って快楽を得る
そんな、遊園地
マッチ売りの姉妹
録音小説作りましょ
「わかってるんだよッ!!あなたが犯人だってことくらい!!」
「な…何を…証拠はあるのかっ」
「…あるよ。桜ちゃん!!」
「はい…」
「そ、その子供がなんだ」
「違うよ、そのぬいぐるみ。ルビィベア」
「だからそれがなんなんだよっ」
「これ、本物ですよね」
「当たり前じゃないか」
「じゃあ偽物です」
「はぁ!?君は何を…?」
「本物ならば、これは桜ちゃんのじゃないんです」
「ルビィベアはどれも一緒だろ」「ええ。ですから、これはルビィベアじゃないんですよ。お金の無い桜ちゃんのお母さんが、桜ちゃんの為に作った手作りのくま」
「な!?」
「あなたはルビィベアを買って、桜ちゃんのくまと取り替えたんです」
不敵な得
鎧忌避
麻痺後の角と畏怖と不治
ツンデレ大作戦
好きな人が漏らした
「ツンデレって、可愛いよな」
の一言。
それをきいた子は、頑張ってツンデレになろうとするけれどことごとく失敗して…?
「ベ、別にあんたのためなんかじゃないんだからね!!」
=「別に、あなたのためなんかじゃないから」
「す、好きじゃないわよっ!!大ッ嫌いっ!!」
=「好きじゃない。むしろ嫌い」
婚約者の好きな人が親友
でもそれは小さい頃の記憶で実際は主人公。
主人公と親友が入れ代わったときに名前をきいたから
花のように泣いて
幽霊屋
職業図鑑
連載のように短編繋げる
あるものをリメイク
「い、妹…さん?」
「…どうも。義理の!!妹です」
「おい、そういう事言うなって」
「なあに、お兄ちゃん。言われて困ることでも?」
「そうじゃねえよ。そういう事言ったらお前が…」
「…やっぱりお兄ちゃんはあたしの事考えてくれてるんだねっ。大好きっ」
「っおいっ!?」
「……」

デートに誘われ、デートだと思わなくて断る
その日は親友と出かける日で、親友の兄も着いて来ていた
それを見られ、他の男とデートするから断ったのか、と思われる
さりげなくそう言われ、違うというが信じてもらえない

修学旅行の女子
悪魔と契約して、身体を蝕まれた黒光りする缶
レンタルラブレター
いいからキスしろと言っている!僕は次の瞬間、玉になっていた
邪悪な力を手に入れた者は
その力によって死す
邪悪な力を拒んだ者は
その者たちによって殺される
そんな世界の中
僕はどう生きればよいのでしょうか

「あいつを好きなら何であいつを応援しない」
「わかってねーなー。好きだから俺のことを見てほしいんだよ」
「…俺は、あいつのことが好きだから、あいつが傷つくのを見たくない」
「だから、それじゃあ好きになってもらえねぇって言ってんだろーが」
「…お前があいつに恋をしているというならば、俺はあいつを愛している。別物、なんだな」

生徒×先生
優等生美人の三春がそれに気付いて、どちらが良い彼女になれるか試せ、と。
引き受けた先生は、生徒には内緒にしろ、じゃないと良い彼女になろうと努力してしまって本当のところがわからなくなるから、といわれて渋々了承。
生徒はしばらく距離を置こうといわれて戸惑って…?

セレブ校の偽セレブのS男。
偽だって事を知ってしまった保瀬夏菜は…?

僕はツンデレ翻訳機

「ん?ああ、まあね。でも古着屋だけじゃ食っていけないし、今はもっぱら株で食ってるよ」
「そうなんですか…」
「ま、洋服が好きなことには変わらないからね。やっぱり君が来てくれるのは嬉しいよ」

「ねえ、教えてよ。何が欲しい?指輪とか?それとも…俺?」
「ばッ…!?んな訳…」
「じゃあ、要らないの?」
「そういう訳じゃ…」
「じゃあ、どうなの?」
「…二番目の」
「あれ?二番目って何だったっけ?」
「この…ッ」
「ちゃんと、言えよ」
「……滝浦が、欲しいです」
「よし、いい子だ」

お化け屋敷の作り方
羽根巫女
才能開花―またひとつ、ひぃらいた―

黒髪知的な幼なじみの悠弥
悠弥は実春が好きで、胡桃に協力してもらう
胡桃は悠弥を褒めて、実春に好印象を与えようとする
だが、実春はそれを胡桃が悠弥を好きなのだ、と勘違い
でも実春は悠弥の事を好きになっていく
「だから、胡桃と上手くいかせようと思ってさ」
「…は?」
「だから、胡桃悠兄のことよく褒めてたし、」
「だからそれは…俺が頼んでたんだよ」
「…え?」
「俺がお前の事好きだから、協力してもらってたんだ」
「…嘘だ。だって悠兄私のことばっかからかうし、馬鹿とか可愛くないとか…」
「照れ隠しもわかんねーのかお前は」
「…」
「で、返事は?」
「…これ」頬にキス
「…っ!?つまりこれって…」
「そう、保留」
「はぁ!?」
「じゃね、悠兄」

好きになったのは、親友の執事!?

伝説の九尾剣士

ママさん探偵里美!

文芸部長の神永良司。
学校に滅多に来ない幽霊文芸部員真南連夜に惚れられて!?

僕の妹は恋愛大使

びっこ
片足の激強男、紅斎クレナイイツキ
日向昇を助けたことから、付きまとわれてしまう
「だーから、出てけって言ってんだろ。この疫病神ッ」
「やーですよー。タダ飯食うには絶好の場所なんだから」
「お願いだから出てってくれよ…」

天使の羽を持つ妖精
いじめられっこだった
地球が地球で無い世界、妖星
人間と妖精が共存する星。

「はッ。人なんて騙してなんぼだろ?」

囚われの姫
姫は国の人から監禁されていた
嫌になった姫は、こっそり逃げ出す
すると、美青年達に会う
彼等は姫と仲良くなっていく
そして…
「お前等がこいつを箱に閉じ込めるなら、俺はどんな手を使っても、箱を壊してでもこいつを救い出す」
「もう我慢なんてさせないよ?君は僕に甘えてくれればいいんだ」
「…うるさい。お前は黙れ。お前の言葉は自分を卑下するものばかりだ。少しは自分に自信を持て。俺は笑ってるお前が好きなんだ」

肉食女子
草食系男子の来栖碓斗クルスタイト
ある日クラスに転校してきた間宮蘭はかなり可愛くて清純派。
しかし、帰り道に、偶然、蘭が小学生にカツアゲしている奴らをボコボコにしているところを見てしまい!?

閃光花火にも残り火がある

漫画家五人に愛された鹿波遥
さあ、誰を選ぶのよッ!?

クール受け黒池一弥は天然系攻三神悟のことが好き。付き合うことになったのだが、照れてしまってうまく接することが出来ない。そして初めてのデートのとき、熱を出してしまう。連絡先を聞いていなかった為、連絡することも出来ず、母に出掛けることも止められる。悟は一弥が自分を嫌いなんだと勘違い。一弥は熱で学校にも行けなくてー!?

ラブレター。いろんなイケメン達から貰うラブレターは個性が一杯
部活
擬人化

時は會戸。とても美しい女性、かぐやがいた。かぐやは結婚を迫る奴らに条件を出す。しかし、その条件を一人の男に看破されてしまう。
または…
時は現代。とても美しい社長令嬢、かぐやは結婚を迫ってくる男に条件を出す。しかし、その条件を看破されてしまう
トリックオアトリート
殺し屋旅道中

別に、見えたからって何かあるわけじゃないけど。何か、想うわけでもないけど。ただ、見えたらいいなあって思う。
近くの野球少年が、気になる女の子の話。

優等生+黒髪+静かな外場汐里。彼女がお気に入りの場、中庭で本を読んでいると、いつもそこから少し離れたところにたむろっている不良少年、久賀光に一目惚れされた。(その前に家に帰る途中年寄りを助けたところを見られ、汐里も光が子供助けてんの見てた)
汐里は好きな人が出来た、と友達の実久に言うと、
「それ、不良じゃん。やめときなよ、危ないって」
と。
で、中庭に行ったときに光に好きな子いるの?と聞かれ、
「いるけど、やめとけっていわれちゃった」
「それでも、好きならいいんじゃねぇか?」
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2010/7/31

わけのわからない男  

あいつは、私をいつもからかってくる。
「よーお、笹木野。今日は彼氏と登校か?あ、んなこと言ったらその男が可哀相か」
その人が彼女持ちの先輩だって知っていて、あいつはわざと私に言った。朝、偶然会ったから話しながら来ただけなのに。それに、先輩の彼女だって一緒にいた。
他にも、
「笹木野。なんだ、この不格好な弁当」
私のお弁当を指差して、あいつは言った。席が近かったから、聞こえていたはずなんだ。私が友達に、
「今日はお弁当自分で作ったんだ。お母さん風邪ひいててさ」
とぼやいていたのを。
私に、料理が下手だ、と言いたかったんだろう。余計なお世話だ。
またあるときは、
「笹木野ー、ここの問い二、間違ってる」
なんて言って、眉を寄せる。ひどく不機嫌そうな顔に、苛ついた。
あいつは、私の宿題を写している真っ最中だったのだ。
写させてやっているんだから、文句を言われる筋合いはない。だったら自分でやれ。
だけれど、あいつは悪いばかりの奴ではないんだ。
私が手に大量のプリントを抱えているときは、
「なんだ、そんなもんも軽く持てねぇのかよ」
なんて軽口をききながらも、半分以上を持ってくれたりする。
なんだか、わけのわからない男。
そんなあいつが、私を、神妙な顔で見つめた。今度は何を言い出すのかと色々な返し文句を考えていると、あいつは耳まで真っ赤に染めて、ぼそぼそと何か口の中で呟いた。
「え、何?」
「だから」
一端言葉を切って、あいつは深く深呼吸する。
「俺は、お前が、好きなんだよ」
一瞬、世界の全てが止まってしまったかのような気がした。数秒遅れで、急に心臓がドクドクと激しく脈打ち出す。
「それだけ。じゃ」
そう残して、あいつは全速力で去って行った。
ああ、どこにぶつければいいんだ、この不思議な気持ち。
あいつがまだここにいたら、何か言えるのに。
こんなの言い逃げじゃないか。
「答えも聞かずに」
私はてっきり、あいつは私のことを嫌っているとばかり思っていた。好きなら好きらしく、そういう態度をとればいいのに。
本当、わけのわからない男。
いや、私はわかってるはずだ。あいつが、そんな風に素直に自分の気持ちを表現できないことくらい。
でも、そうして欲しかった。そうすれば、私も素直になれたと思うから。
ああ、わかってる。
本当にわけがわからないのは、そんなあいつに心底惚れてしまった、自分なんだってこと。
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