その1/高齢者医療1
「母を語る」ブログ、3つ目のコーナーは「最近の医療」に関する出来事や感想を綴って行きます。1回目は、私の外科通院について・・・。
実は先週の土曜日の深夜(日曜日の明け方)、左胸が痛くなりました。狭心症かしら、でも最近の健康診断ではどこも異常なかったし・・、と思っているうちに夜があけ、そのままにしておきましたが、気が付くと左乳房の上あたりにシコリがあります。男の乳がんかも知れないと思いましたが、その日は日曜日。医療機関はどこも休みです。
休診は解っていましたが。昼過ぎに母がかかりつけだった近くのH病院へ出かけました。待合室は無人でしたが、受付に診てもらえないか申し出ると、当直の受付スタッフと看護師さんが出てきて、ちょっとお待ちくださいとのこと。診察券を出すと、カルテで私の過去の診療歴を確認し、当直の医師に連絡。但し、休日は外科ではなく内科医が多く、今日も内科の医師とのこと。昼食中だった医師が直ぐに2階の病棟から下りてきてくれました。数年前に一度見てもらったことのある方で、カルテを見ながら「前に検査で診察したことがありますね」といっていました。
一度診ただけで、「傷はありませんが、毛穴などから細菌が入り、化膿しています」との診断。詳しくは明日外科を受診して下さいと、化膿止めの抗生剤を出してくれました。H病院の外来診療は少々のことでは診療拒否をせず、こうして休日でも診てくれるので安心です。院内処方で、看護師さんが抗生物質(クラビット)を2錠くれました。
翌日(月曜日)午後、外科を受診しました。何かの事由で炎症を起こしたのだろうが、腫れが引かないと正確な診断は出来ないので、数日後にもう一度来るようにとのことで、抗生物質(プロモックス)と痛み止め(ロキソニン)を処方されました。女性化乳房、男子乳癌の虞もあるとのことでした。
木曜日に再び受診しました。同じ医師でした。患部は赤く腫れ上がってしまっていました。「これはダメだ。切開!」とのことで、その場で切ることになりました。ベッドに横たわり、まずは患部に麻酔の注射を打ちました。これが痛いのなんのって。針がささっただけで激痛です。しばらくしてメスで切って膿を出し、患部の内部を洗浄+消毒。麻酔剤を打ったにもかかわらず、全く効いていない様な痛さです。最後は傷口をセロハン様のテープで覆って終わりました。
痛み止め(ロキソニン)と抗生物質(サワシリン)が出ました。毎日通ってくださいということになりました。
左乳房周辺がこんなにも腫れ上がってしまいました。
翌金曜日の午後、みたび受診しました。診療担当表では前日と同じ医師のハズでしたが、今度は若い救急医でした。一目見るなり、「まだ膿が出ていますね」とのことで、再び麻酔の注射をして、傷口を開いて膿を出しました。患部を手で絞りだすようにして膿出ししました。最後は内部を生理食塩水で洗浄しました。前日に引き続き、痛いのなんのって・・・。
患部はなんとなくムズムズします。まだ化膿しているようです。膿を細菌検査に出しており、結果が解り次第薬剤をかえるとのことですが、検査結果が戻ってくるまでには1週間ほどかかるようです。
思ったことは、外科の医師は少々の怪我や痛さにはびくともしないなあということ。「痛いですね。ごめんなさいね・・」などといいつつも、てきぱきと処置してしまいます。私は自分が注射を打たれるところも見ておれないので、医者にはなれません。
木曜日に外の調剤薬局で抗生剤をもらう際、量が少ないことに薬剤師が気づきました。いったん病院へ問い合わせをしていましたが、その日はそのままの分量で出ました。翌日の救急医にその旨話すと、「その通りですね」とのことで、追加の処方箋が出ました。見抜いた薬剤師は優秀ですね。医薬分業が上手くいった例でしょう。
という訳で、きょう現在外科に通院中です。H病院は傘下に多くの老人医療施設を持っており、毎日たくさんのお年寄りが介護スタッフに付き添われて通院してきます。そのことを書こうと思ったのですが、自分の病状の話で(その1)は終わりました。続きは次回に・・・。
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