「公開と防犯、両立難しく 北名古屋の国重文高田寺本堂」
防犯カメラ
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公開と防犯、両立難しく 北名古屋の国重文高田寺本堂◆
公開と防犯、両立難しく 北名古屋の国重文高田寺本堂
2011年7月26日 中日新聞参照
北名古屋市の高田寺(こうでんじ)で6月、国重要文化財(重文)の本堂の扉が壊されるなどの被害が相次いだ。何者かがさい銭を狙って本堂に侵入しようとしたらしい。6、700年前に建てられた地域の「宝」を多くの人に見てもらおうと、寺は誰でも出入りでき、防犯との両立が課題となっている。
6月21日夕、本堂裏の木製の扉に、ドライバーのようなもので縦20センチ、横6センチの穴が開けられているのを寺関係者が見つけた。内部に侵入した形跡はなかったが、柴田真成住職(60)は「またやられた」と憤る。
2日前の19日未明にも別の扉から内部に侵入され、さい銭箱から500円が盗まれた。本堂内は防犯装置もあったが、警報音が鳴った際、装置の電源コードが切られていた。西枇杷島署は器物損壊事件として捜査している。
鎌倉末期−室町初期に建てられた本堂は、1950(昭和25)年に重文に指定された。内部は参拝者の要望に応じて公開、境内は終日開放している。
2000平方メートルの境内を管理しているのは、住職の一家6人。誰でも自由に出入りできる分、厳重な警備は難しいのが実情だ。「特に夜間は目が行き届かず、手薄にならざるを得ない」と柴田住職は悩みを打ち明ける。
行政も文化財の防犯対策の難しさを認める。文化庁によると、国宝や重文の建造物が故意に壊された事例は過去5年間で毎年4件程度ある。文化財保護法で、文化財は国民的財産としてできるだけ公開することが求められており、文化庁担当者は「公開と防犯との兼ね合いは難しい」と話す。
国や県は文化財の修復や防火・防犯設備の導入に、補助金制度を設けている。ただ、国の場合、200万円以上の事業が補助の目安になり、それ未満の簡単な防犯設備での補助は難しい。県の場合も「緊急性の高い修復事業が予算のほとんどを占めているのが実情」(県教委文化財保護室)という。
高田寺は西枇杷島署の要請もあり、本堂周辺に防犯カメラの設置を決めた。柴田住職は「寺だけの管理には限界がある。文化財を将来に残すには、地域の宝として誰もが大切にする心掛けが必要ではないか」と市民一人一人の文化財保護意識の高まりを願っている。
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