台風19号が沖縄を通過中に、工房内の整理整頓をしたおかげで、だいぶ仕事がやりやすくなりました。
落ち着いたところで、オープンからいらしてくださってお客様の御注文や、要望を見直す時間を設ける事が出来ました。
8月に株式会社ラグーナ出版の森越さまとお友達親子さんがおいで下さいました。
ラグーナ出版:鹿児島で精神障がい体験者とともに、メンタルヘルスに関する本の企画・編集・製作・販売や、手作りの温かみのあるグッズの製作などを行っている会社のです。
その時、うちの芭蕉紙の商品をいくつか購入して下さいました。
このHPも見て頂いて、話しをしていて、いろいろ気付かされることがあり、「これって、御縁というものでは・・」と思った私です。
その後、ラグーナ出版の森越様から、本が届きました。
手に取り、久しぶりによみがえる感覚がありました。
「大事な物ってこういう事であり、こういう物なんだ。」
ラグーナ出版の皆さんありがとうございます。
送っていただいた、東瀬戸サダエ著「風の歌を聴きながら」は一気に読みました。
統合失調症を発症して45年間の人生を書かれた自叙伝に、浮ついた暮らしに、どっしりとした重みを得る事が出来たような気がします。
うちの芭蕉紙紅型染はがきサイズを使って、かわいい豆本「宮沢賢治作品集1 セロ弾きのゴーシュ」には感激でした。
年を重ねるごとに、心にしみてくる宮沢賢治さんの本の手製本には、生きてるって素敵だな―って、しみじみと幸せを感じました。
他にも、綺麗なイタリヤ製マーブル紙の手製本などありました。


豆本かわいいですねー!
ラグーナ出版のもっとうは、「焦らず・ゆっくり・確実に」だそうです。
丁寧な手製本を見て、私も見習おうと思いました。
実家(宮崎県都城市)に帰るときにはぜひ立ち寄りたいと思いました。
素敵な出会いをこれからも大事にしたいと思います
芭蕉布工房、今日も製作に励んでいます。

2