「ひったくり 防犯PR奏功し半減 検挙率も大幅増83.6% 千葉」
セキュリティ
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ひったくり 防犯PR奏功し半減 検挙率も大幅増83.6% 千葉◆
ひったくり:1〜6月の県内、防犯PR奏功し半減 検挙率も大幅増83.6% /千葉
2011年7月29日 毎日新聞参照
◇県警が専従捜査チーム
今年1〜6月の県内のひったくり発生件数が556件と昨年に比べ半減し、検挙率も前年比32・3%増の83・6%にまで改善していることが県警のまとめで分かった。県内のひったくり発生件数は昨年、大阪府を抜き全国最多となったが、県警のプロジェクトチームによる専従捜査や、官民挙げた防犯PRが功を奏した形だ。安易にひったくりに手を染める少年らの実態や県警の取り組みに迫った。
◇強盗傷害罪適用も
「手っ取り早く金が手に入るからやった」−−。今年、ひったくりをした容疑で逮捕された少年は、県警の聴取に悪びれることなくこう話したという。
ひったくり事件の容疑者の多くは若者グループ。捜査関係者は「万引きに毛が生えた程度のものと思って簡単に手を出す」と指摘する。だが、被害者を転倒させるなどしてけがをさせた場合、強盗傷害罪が適用され、容疑者が少年でも裁判員裁判の対象になり得る。
昨年8月には松戸市で自転車に乗っていた女性がバッグをひったくられた際に転倒して死亡。千葉地裁は先月、強盗致死罪などに問われた被告の男に懲役20年を言い渡した。判決後、会見した被害女性の夫は「ひったくりは一歩間違えば人を死なせてしまう」と声を詰まらせ、ひったくりは重大事件であることを訴えた。
◇37人を3署に配置
検挙率向上に力を発揮しているのが、今年1月に設置された県警の「ひったくり検挙対策プロジェクトチーム(PT)」。窃盗事件を専門とする捜査3課の捜査員に少年課、所轄署の刑事らを加えた計37人で構成。発生件数の多い千葉中央、船橋、柏の計3署に配置し、周辺署管内での事件にも対応する。
PTは事件発生と同時に現場に赴き、目撃情報の聞き込みだけでなく、周辺の店などに設置された防犯カメラの画像収集を徹底的に行う。また、犯人はかばんや携帯電話など現金以外の品を捨てることが多いため、周辺で遺留品を丹念に捜索。これらの物証に残された指紋やDNAが容疑者割り出しの決め手になることも多い。
PTは発足当初の1月、八千代市でのひったくり事件で男2人を逮捕。6月には市川市などで犯行を繰り返したとして、少年5人のグループを逮捕するなど実績を上げている。
一方で、捜査関係者は「従来はバイク1台での犯行が多かったが、最近はバイクで盗んだ後、車で待機する仲間に盗品を渡したり、事前に着替えを用意し、逃走時には服装を変えるなど手口も巧妙化している」と指摘。一筋縄では行かない苦労も明かす。
◇自転車にネットを
「『面倒くさいから防犯ネットを付けない』という女性が多いが、中には2回も被害に遭った人がいる」と話すのは、啓発活動を行う県警生活安全総務課の担当者。ひったくり被害は歩行中と自転車通行中に半々の割合で発生しているが、同課によると、自転車の前かごに防犯ネットを付けていた場合、被害は皆無だという。
このため、県警は今年から、通報で捜査員が現場に駆けつけた際、その場で被害者の自転車に防犯ネットを装着してみせる通称「押しかけネット作戦」を進めている。在庫がない場合は翌日、捜査員が自宅に届ける徹底ぶりだ。
「二度とひったくられないよう、被害に遭ったその場で感じてもらうことが重要」と同課。県が今年度予算に対策費7000万円を計上したこともあり、これまで多くて年間6000枚だったネット配布を、今年は一気に8万枚まで拡大。防犯PRに力を注ぐ。
県警幹部は「全国ワースト1位になった危機感が発生件数減少につながった側面もある。大切なのは個人が防犯意識を高めること。また社会全体で『ひったくりは重大犯罪』という意識を持つことも大切」と話している。
◇それでも556件発生 夏場注意を
県警生活安全総務課によると、6月末時点の県内のひったくり発生件数(556件)は、神奈川923件▽大阪府888件▽東京都856件▽愛知県801件▽埼玉県696件に次いで全国ワースト6位となっている。
発生の多くは夕方から夜間で、被害の90%以上が自転車や徒歩の女性。県内では船橋市や流山市、市川市など京葉、東葛地域で多発している。
同課は「7、8月は1年で最もひったくりが増える時期。自分だけは大丈夫と思わず、しっかり防犯対策に努めてほしい」と呼びかけている。
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