「防犯カメラ:ススキノに40台設置へ 警察庁、犯罪抑止の効果を検証」
防犯カメラ
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防犯カメラ:ススキノに40台設置へ 警察庁、犯罪抑止の効果を検証◆
防犯カメラ:ススキノに40台設置へ 警察庁、犯罪抑止の効果を検証
2011年08月31日 毎日新聞参照
警察庁は今年度、歓楽街の犯罪抑止と防犯カメラの効果検証を目的に、日本を代表する南北の歓楽街、札幌市のススキノと福岡市の中洲に防犯カメラをそれぞれ約40台設置する。警察庁設置の防犯カメラは川崎市のJR川崎駅前に続いて2、3カ所目。これまで両地区では民間防犯団体が防犯カメラを設置していたが、警察も運用に乗り出すことになる。
警察庁は、犯罪発生件数が比較的多い歓楽街としてススキノと、中洲とその周辺を選んだ。カメラ設置によって犯罪抑止効果を検証し、今後の設置・運用の参考にするという。
設置予定の防犯カメラは録画型。設置場所によっては周辺の住宅のベランダなどが撮影範囲に入る可能性もあり、カメラには一部にモザイクをかけて録画できるマスキング機能をつけ、プライバシーに触れる映像が記録されないようにする。
運用はススキノは北海道警、中洲は福岡県警に委託する。映像をチェックするのも両警察で、映像を保管する「管理責任者」を置き、保管場所の立ち入りは登録された警察官だけに制限する予定。同庁生活安全企画課は「運用方法や設置場所などの詳細は確定していないが、厳格な運用でプライバシー問題に対応したい」としている。
街頭の防犯カメラは民間団体が設置しているケースが多く、警察が設置しているのは東京、大阪、神奈川、広島など12都府県。
◇商店主ら歓迎、観光客は不満
ススキノでは地元防犯団体「クリーン薄野(すすきの)推進協議会」が99〜02年に4台、08年に6台の防犯カメラを設置した。年約300万円の維持費は約70の構成団体が出している。警察のカメラ導入に伴い、2台を残し撤去する予定で、商店主らは費用負担軽減も含めて増設をおおむね歓迎している。
ススキノでは街頭犯罪だけでなく、風俗店などの強引な客引きもしばしば問題になる。同協議会前会長の畑中俊介さん(73)によると、カメラ設置後は違法な客引きや違法営業の店が激減したといい、警察のカメラ設置を「行政が重い腰を上げてくれた」と評価する。増設場所は現在、道警が地元と交渉を進めているが、設置反対の声は「全くない」(道警関係者)という。
協議会が録画した映像は、警察から要請があれば提供に応じている。07年に「依頼は文書による」「必要な事項は役員会で決定する」などのガイドラインを定めているが、これまで提供を断ったことはなく、その後の使われ方が問題になったこともないという。
防犯カメラの存在に一般の人はほとんど気付いていないが、観光客や従業員からは増設に不満の声も漏れる。観光や仕事でススキノに寄るという千葉県の男性会社員(37)は「開放感を求めて北海道に来るのに……」。飲食店で働く女性(21)は「水商売を知られたくない子もいる。悪いことしてるわけじゃないけど、嫌な気分」と話した。
◇効果疑わしい
日弁連情報問題対策委員会副委員長の武藤糾明弁護士(福岡県弁護士会)の話 監視カメラによる犯罪抑止効果は、十分な調査に基づかないものが多く疑わしい。効果ばかりが宣伝されるため設置容認の世論を背景にカメラが増えている。公権力による設置には、より慎重な検討が必要だ。
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