1988年 デビュー
1999年 活動休止
2004年 クレヨン社ってまだいたの?
2010年 クレヨン社はここにいる。
2020年 公式 クレヨン社は『まだ』ここにいる。
以降、細々と現在に至る。
かつて私は生意気にもAXIAミュージックオーディションの審査員なんぞをやっておりました。
2度目の審査員を務めたときは、応募曲に槇原敬之くんの「NG」があり、大変感動させられたのを憶えています。
彼は私を含め審査員全員一致でグランプリに選ばれ、デビューへと至り、現在はみなさんもご承知の通りです。
そんなオーディションで、何人もの優秀なインスト作曲家を知ることができた私は、突然の思い付きで、彼らに声をかけて音楽集団「FAZ(ファズ)」なるものを結成することにしました。
名目はそれぞれの音楽情報を共有し合って、お互いのスキルアップを目指そうというものだったけど、実情は飲み会を開いて、90年代の音楽シーンを愚痴り合ってお開きという繰り返しが続いてました。
そんなころ、女性の美術家グループから「音楽と美術のコラボレーション」という企画を持ち掛けられました。
こうして、私を含め気の弱い男音楽家たちが、気の強い女美術家たちの企画に乗せられる形で実現したのが、今回紹介したCDとなります。
さすがに8人の美術家が装丁したCDなだけに、中身の絵画はもちろんのこと、コピーやデザインのセンスが良く、大変感心しました。
というわけで、今回はCDの各ページの紹介という動画にしてみました。
このたびは、この蔵出し音源を見つけるため、ほんとうに久しぶりに25年前のCDを聴くことになりました。
今回は私の音源しか紹介できませんが、いやはやどれも素晴らしい作品でした。
良質な音楽は色褪せないものだなと改めて思いました。