1988年 デビュー
1999年 活動休止
2004年 クレヨン社ってまだいたの?
2010年 クレヨン社はここにいる。
2020年 公式 クレヨン社は『まだ』ここにいる。
以降、細々と現在に至る。
この動画を見た人の中には、こう思った人もいるでしょう。
「クレヨン社のネタが尽きたのかな?」
まあ…
そうかも知れませんが…
そうではありません。
また新たな音源が発掘されるかも知れないし、小西さんのように誰かがカバーしてくれるかも知れません。
ひょっとすると、今回のクラウドファンディングのように柳沼が新たに歌うかも知れません。
そういえば、散々お待たせしたクラウドファンディングの返礼品がやっと届いたという噂を耳にしました。
クレヨン社の二人にも当然タダで送ってくれるだろうと、たかをくくってたんだけど、一向に届きません。
これを読んだ担当者は、何かと気を利かせてくれるものと信じてます。
というわけで、返礼品の中身というか評判が気になります。
中身はちゃんとそろってましたか?
CDはちゃんと聞こえてました?
で?ぶっちゃけどうでした?
もしよかったら、コメント欄にコメントしてくれるとありがたいです。
拍手をしてからコメントをくれれば、公開されず、オレと柳沼だけが読むことできます。
よろしくね。
昨年は、過去に制作した動画や音源を引っ張り出してyoutubeにアップすること繰り返していましたが、どうしてもアップすることのできない音源と動画がありました。
それは私の映像制作の原点とも呼べる作品「いつも心に太陽を」のPVでした。
なぜクレヨン社が自分たちの曲をアップできないのかというと、音源の原盤権を当時所属していた事務所(ホリプロ)が、今も持っているからでした。
それなら我々が新たに原盤を作ってしまおうと、思いついたのが今回の「いつも心に太陽を2021」プロジェクトです。
なぜ急にこのプロジェクトを思いついたかいうと、前回のブログの記事「2021年、柳沼、歌う!」でも書いたように、返礼品CDに収める金子みすゞの歌詞の間違いに気づいた柳沼が、なんと14年ぶりに自らマイクに立ってくれたからでした。
もう柳沼は二度と歌ってくれないと思っていた私は感激して「ついでにこれも歌ってくれ!これが最後だ!」と、全身全霊を込めて柳沼に拝み倒して完成させたのがこの「いつも心に太陽を2021」の動画です。
相方の私が言うのもなんですが今回の「いつも心に太陽を2021」の柳沼の歌は実に良いです。
3rdアルバムの歌を聴いてる人は一目瞭然かと思いますが、今回の歌は言葉を丁寧に紡ぐように歌ってくれてて、以前より歌詞が神々しく心に響いてくるのです。
期せずして、人は歳月を重ねると、発信力に包容力が加わることを実感できる楽曲に仕上がったようです。
歌に合わせてサウンドとアレンジのコンセプトも変えてみました。
バイオリンは、小西浩子さんにお願いしました。当時のクレヨン社ライブのサポートメンバーで、クレヨン社との共演は22年ぶりとなります。
なぜ急に動画のアップを始めたか?
3ヶ月ぐらい前から、週一のペースで過去の動画や音源をyoutubeにアップしておりますが、その経緯を説明させていただきます。
父の死
「僕らの終戦」の父の姿を撮影してから2年半後、父は入院先の病院で急に容体を崩して亡くなりました。
ほんとうに急だったので、本人はもちろん家族も死んだ後のことなど少しも考えてはいませんでした。
父の死後、私に課せられた仕事は実家の遺品整理でした。
特に問題だったのが、父が残した膨大な油彩画と水彩画でした。家族として父の作品を処分などということは考えられないことだったからです。
父の作品
そこで父の作品をすべて写真に収め画集を製作し、その後その作品を引き取ってもらうために奔走しました。
自宅と実家を往復しながらのことなので実際大変な作業でしたが、父の人望の厚さからか、手ごろな大きさの作品はほぼ、画塾の生徒さんやかつての教え子、また親戚や知人に引き取っていただきました。
また大きなサイズの作品も公共施設や学校、寺院などに引き取ってもらうことができました。
それでも大きなサイズの難解な抽象画や裸婦画などは、飾るにふさわしい場所がなく、アトリエに残されたままで、まだ遺品整理は終わっていな状況です。
私の病
そんななか、私に再発率が高いと言われる腫瘍が見つかってしまいました。
無事手術は終えたものの、今後再発によって死ぬことがあるかもしれないと思ったとき、頭をよぎったのは父の遺品整理問題でした。
「残された人が処分に困るような作品を残して死んではいけない」ということです。
Shunn先生とおばさんたち
前回公開したドキュメンタリーで、メイキング動画を紹介した本編が今回の「おまけ」です。
ご覧の通りShunn先生の演技は秀逸でした。
私が音楽と映像に関わって学んだことは、歌の表現力と演技の表現力は比例するということです。
単に、歌うまい=演技うまい、じゃないです。あくまで表現力のことです。
というわけで知ってる人は知ってると思うけど、実は柳沼も相当な役者なのです。
タイトル
この作品は3つのバージョンがあってそれぞれ評価が分かれました。
ひとつめはノーカット版の「おまけ」
二つめは映画祭に出品しやすいように20分に短縮した「おりこうにグリコ」
三つめは蔵の中のシーンを中心に編集した「蔵」
今回は(あまり評価が芳しくなかった)おばさん軍団の素人演技をあますところなく入れ込んだノーカット版「おまけ」を、あえて公開させていただきました。
柳沼コレクション
柳沼コレクションとは現在公式サイトに置いてある、柳沼の収集癖を披露してる画像です。
この作品でも冒頭のシーンのNゲージシリーズ、ラストシーンのタイムスリップグリコのシーンで使用させていただきました。
公式サイトのトップページでご案内のように、今後、公式サイトのコンテンツは、このブログに移転して、今までのサイトは閉鎖する予定です。
でも柳沼コレクションは数が多すぎて、引っ越すのが大変なので置いていきます。
見ておきたい方は今のうち見ておいてください。
ここのところはコロナ渦で練習は自粛中だけど、なんだかんだと紆余曲折がありながらも、川口クワイヤガールズ(KCG)の活動は現在も続いてます。
撮影を始めてから9年ぐらい経つけど、実力不足なのに練習不足で、恐ろしくマイペースなおばさんたちの姿勢はいまだに健在です。
このドキュメンタリーは途中から急に画質が良くなりますが、PCをパワーアップできたので、それまでSDモードだった画質を、HDモードで編集できるようになったからです。
制作順にアップしてるので、今後アップする画質はこれまでより良くなってます。
ドキュメンタリーの中で、制作風景を描いたShunnとおばさんたちの短編映画「おまけ」は、次回公開の予定です。お楽しみに。
少々長くなりますが「嘘〜オブラートの月〜」は、いくつかの項目に分けて丁寧に解説させていただきます。
●斎藤武市監督
今回の動画は以前アップした超短編「嘘」の長尺版になりますが、これは、日本映画界の重鎮である斎藤武市監督の助言から生まれた作品です。
超短編「嘘」は以下のように第11回小津安二郎記念映画祭で入賞させていただいたのですが…
その後の懇親会の席で斎藤武市監督から「ぜひ、この長尺を作れ」と強く勧められました。
さらに「君なら単に親子の帰省にとどまらない脚本が書けるはずだ」ともおっしゃってくださいました。
こうして3年後「嘘〜オブラートの月」は、小津安二郎記念映画祭で再び入賞を果たすことができました。
しかし、授賞式で映画祭スタッフから斎藤武市監督は前の年にお亡くなりになられたことを知らされ愕然としました。
上記の経緯をスタッフに説明したところ、実行委員会のはからいで事務局から監督のご遺族にDVDを届けていただけることになりました。
この場を借りて、改めて事務局のスタッフのみなさんに感謝を申し上げると共に、この作品を作らせてくれた斎藤武市監督に心からの感謝と、ご冥福をお祈り申し上げます。
●SSFF(ショートショートフィルムフェスティバル)
SSFFはアワード受賞作品を、積極的に国内外の映画祭や、シアターで上映させてくれるようです。
この「嘘〜オブラートの月〜」も、動画の冒頭に偉そうに受賞歴や上映歴を並べましたが、とりもなおさずアワード受賞のおかげで、多くの会場で上映され、多くの方にご覧いただくことができたわけです。
今回のyoutubeへのアップロードで、さらに多くの方にご覧いただけることを願っております。
この作品部門の最終審査員は菊川怜さんと鳥越俊太郎さんでした。授賞式後の懇親会で鳥越さんに偶然話しかけられたので、ファンの私は図々しくも2ショットを撮らせていただいた次第です。
●キャスト
右から、信二役の中大底 学(なかおおそこまなぶ)兄役の保里 ゴメス、監督の私です。
兄役の保里くんは、前作の「カムパネルラ」から出演してもらっていますが、宮城県出身なことがわかり、ネイティブな東北弁が話せることから、この役をお願いしました。
保里くんの俳優仲間の中大底くんは沖縄の石垣島出身で、全国に30人ほどしかいない珍しい苗字の持ち主です。
今回彼には天才的な記憶力と画力を持つサヴァン症候群役を演じてもらいましたが、彼のキャラ作りは大変気に入りました。
あまりに適役だったので、彼には同じようなキャラで、この後3作品ほど出演してもらっています。
●母の声・母の手
今回も母の声は柳沼です。
「ハヤシライス」「嘘」に続いて3作品目です。
もちろん保里くん同様ネイティブ東北女史だからです。
すんなり喋ってくれるはずもなく、毎回拝み倒してます。
歌のようにオケに合わせるわけじゃないので、ボイスレコーダーの音を送ってもらってます。
母の手は、私の映像作品のすべての助監督を務めてくれた木下恵の手です。
いかにも実家の母親のような手なので、今後公開予定のランチボックスの料理シーンもこの手が登場します。
竹内レナさんには、動画でご覧の通りの優れた演技力と歌唱力で、今までの私の作品に大変貢献していただきました。
にもかかわらず、竹内さんの出演シーンは、私の方針転換や、突然の心変わりによって、カットになったりお蔵入りとなった作品が、偶然とは言え大変多かったことがわかりました。
そこで、竹内さんにお詫びの気持ちも込めて、今回はそんな名シーンを中心にダイジェストを編集してみました。
「FtM〜僕はまだ自分を呼ぶ言葉を知らない」
この作品は、都内の俳優養成所で実際に起きたエピソードを基にしたドラマです。
性同一性障害とLGBT問題を扱ったこの作品はいくつもの映画祭で賞を受賞し、高い評価を得ることができました。
近くyoutubeにアップする予定でいましたが、このたび作品を見直してみたところ、突然私の気持ちが変わって公開を見送ることにしました。
理由を書くと長くなるけど、要は作品のテーマよりも、エピソードの再現性や撮影の段取の方を優先してるカットが目につき、公開するにふさわしくないと思えてしまったことです。
いつか公開できる日が来るかもしれませんが、今のところは竹内レナの演技が光るダイジェスト版で本編をご想像ください。
「チーズ」
★これ以降の文章は、出演者と関係者のみなさまのために、この場を借りて長々と言い訳をさせていただきます。それ以外の人は読まなくていいです。
「チーズ」は初めて自分以外の脚本で臨んだ映像作品です。
その当時、知り合いの脚本家、仁瀬由深さんの「烈日」という舞台用の脚本を読ませていただいたとき、少人数にもかかわらず密度の高い構成なうえ、映像にすればワンシーンワンカットで撮りきれる脚本だと感じていました。
その後、次第に自分の中でワンシーンワンカット熱が盛り上がってきた私は、仁瀬さんに、この脚本を映画用に使わせていただきたいとお願いしたところ、残念ながら権利関係の問題があり、他で使うことはできないとのことでした。
しかし、ありがたいことに「烈日」と同じようなシチュエーションで映画用に脚本を書き下ろしてくれるとの申し出をいただき、出来上がった脚本が「チーズ」でした。
「チーズ」は「烈日」のように、密度の高い構成ではあったものの、まさに「チーズ」のような濃厚な女心を繊細に描くという、野暮な男の私としては演出や演技指導が大変難しい脚本となっていました。
そこで、かねてから目をつけていた脚本解釈力の高い実力派女優、竹内レナさんに声をかけて、濃厚で繊細な女心担当の主演として出演をお願いすることにしました。
こうしてこれまでの俳優陣に、新たに竹内さんのおまかせ演技が加わって濃厚繊細な「チーズ」は完成しました。
しかし、この作品で俳優陣は申し分のない演技をしてくれたのにもかかわらず、私がワンシーンワンカットにこだわりすぎたせいで、脚本の良さ(それぞれの心情へのアップ)を活かしきれないばかりか、ワンシーンワンカットすら成功させることができませんでした。
そんなわけで、試写会後は、もう一度編集しようか、このままにしようか思い悩みつつ、結局どこの映画祭やコンテストにも出品しないまま現在に至ってしまいました。
この場を借りて脚本家と俳優陣のみなさんには心よりお詫び申し上げます。
この作品も、いつか公開できる日が来るかもしれませんが、今のところは竹内レナの演技が光るダイジェスト版で本編をご想像ください。
それぞれ自分の命を犠牲にして、正義漢を救った父親、息子を救ったドナー、そしてザネリを救ったカンパネルラ。
「銀河鉄道の夜」のテーマである「ほんとうのしあわせ」とは「ほんとうにしあわせなのか?」を私なりに問うてみた作品です。
出演者は「ハヤシライス」からの紗上唄菜と「オムライス」からの和田慎太郎に加え、新たに保里ゴメスが加わりました。
保里ゴメスくんは今後私の作品で益々活躍する俳優となります。
適役が見つからなかったので、なんと、父親役として監督の私も出演してます。
でもカメラを持ってる役なので姿は写ってません。
ご覧の通りロケ場所は、駅のホームと電車の中という、マジで厳しいガチンコ撮影にもかかわらず、俳優陣は抜群の演技力を発揮してくれました。みんな、ヘタクソなオレの演技に付き合ってくれてありがとう!