夜分こんばんは。釋證眞です。
今日は7月20日。
本願寺16代湛如上人御祥月の日ですが
ワタクシこと釋證眞の「帰敬記念日」ということで
一月振りに御本山に上がりました。
御忌前。
御影奉懸、三具足に打敷。
御仏供一服と白餅一具が上がっています。
湛如上人は20代で御遷化になったので
お一人だけ、袴が紫地白鳥襷紋様浮織です。
白餅に関して…
『法式規範』に即して言ってみれば
八角形、極彩色(蓮華唐草紋様)の供笥に
金地赤縁の方立に小餅を串盛、ということで良かろうと思います。
御門主樣の御焼香があるので
香炉転置、高麗大紋縁紋二つ半の御畳が賦してあります。
御真影樣前は特に荘厳に変更はありません。
菊灯が木製黒塗になっていたり
礼盤畳が染大紋一つ半になっていたり
前卓の上の御導師用の香盒が朱筋入になっていたりしています。
つまりこの時点で御親修では無いと判断できます。
御歴代御祥月の日中法要のお作法は讃弥陀偈作法です。
結衆は略正装第二種、黒衣に結衆五条(橙地雪花地紋白紋)
讃嘆衆も付きません。
御導師は池上侍真。調声衣体です。
御門主樣御出座。
ちなみに、御出座かどうかは法要15分前にはわかります。
御出座ならば向畳のさざえに点火されるので。
閑話休題。
先述の通り、讃嘆衆(奏楽員)が付きませんので
喚鐘入堂ということになります。
結衆入堂に引き続き、御門主樣御忌前御焼香。
後門を抜けて御入堂になります。
御着座の後、御持念。
一同も合わせて持念します。
南側の結衆末臈が総礼頌を発音し
同音より御導師は礼盤に向かいます。
(つまり、総礼頌中に登礼盤の作法を全うするのです)
磬一音をしてから一同は御経本を頂戴して開きます。
ということは総礼頌は無本です。覚えましょう。
次いで御導師が頂礼文を誦します。
博士は宗祖讃仰作法と一緒ですが、御文が違います。
讃弥陀「南無至心帰命礼西方阿弥陀仏」
宗讃「南無帰命頂礼極楽能化弥陀如来」
次いで十二光讃。譜は十二礼と同じです。
場数を踏んでおかないと間違えるかもしれません。
最後は回向句。
「哀愍覆護我〜」からの六句。
御文自体は礼讃でよく見ますね。三重のところで。
御導師が降礼盤の作法を終えて、自席に還着し一同持念。
御門主樣が御退出になり、結衆も順次退出します…。
…………
…何この勤式ブログ。
御法要の後は、有縁とひたすら法義示談?をしていました。
ええ。場所を変えながら20時半過ぎまで喋りっぱなしでした。
我ながらちょっと引くレベルです(!?)
ですがこういう時間が至福のひと時なのです笑

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