御機嫌よう
聊かばかり前の話ですが、五月末に執行された「源信僧都一千年忌」の話題を。
今年は源信僧都の一千年忌にあたり、ご縁の各宗派から出向し、比叡山延暦寺で御法要が行われていました。
これは、天台宗で平成24年から平成30年まで厳修されている「祖師先徳鑽仰大法会」の一環で、平成25年の慈覚大師一千百五十年御遠忌を皮切りに、伝教大師御生誕一千二百五十年、建立大師一千百年御遠忌などがお勤めされます。
ということで、我が本願寺からも錚々たるメンバーが御出向。
御法要は「十二礼作法」で、早引源信章が挟まれました。
延暦寺書院から庭儀。
さしずめ本願寺オールスターですな(笑
朱傘をかざされているのは本日の御導師、富田本照寺の御前です。
もちろん顯証寺若御前も。
事務方の方々。
天台宗の方々。
襴(裳、とも。裾の襞)が本願寺派の色衣よりも多いです。古式ですな。
首元の帽子がゆったりと雅やかです。
庭儀の列は根本中堂に入り、御法要。
御法要中の写真はございません。あしからず。
根本中堂外陣正面には御本尊が奉懸され、三具足、打敷、供物。
梨地塗に間違われる白檀塗の箱型礼盤舗設。打敷。
御本尊の傍ら向かって右側に源信僧都の御影奉懸、三具足、打敷、供物。
なお供物は彩色餅一具だったと思います。
本願寺で源信僧都の御法要が無いとすると残念至極ですが
源信僧都一千年忌のご縁、比叡山の新緑の中すがすがしくお参りさせていただきました。

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