御機嫌よう
京都の寒さにやられそうになっていましたが
ユニクロのダウンに窮地を救われました。釋證眞です。
さて昨日は1月の第4土曜日ということでこの日を心待ちにしていました。
まずは衣紋始。
衣紋の初稽古です。
古式ゆかしいおまつりから。
独特のリズム感の祝詞、毎年作成されているそうなんですが
何となくこう峻厳な気持ちになります。
生憎右手をやっているのでお稽古はできなかったのですが
今年一年、更なる精進を誓いました。
さて、夕刻からは西六條魚山会様の「聲明の夕べ」へ。
今年は昨年に引き続き「修正大導師作法」のおつとめ。
現在の本願寺では修正会が元日のお日中になってしまいましたが
もともとは元日一番におつとめされていた「修正会作法」の原作法ですね。
フルでやると3時間くらいになるそうなので
いくらか略儀にされながら、それでもたっぷり1時間半の御法要。
お洒落なお御堂。座敷御堂です。
卓類の意匠の統一が面白いですね。
あまり詳しくないのでアレなのですが
「三十二相」の本曲は散吟打毱楽という雅楽の曲に合わせて唱じられるそうで
奏楽員さん達大活躍のおつとめです。
それにしても半分くらい仲良くさせていただいている方々なんですが
この方達の奏楽はいつ聞いても本当に上手い…素人感想ですが。
雪洞の灯りの中での御法要。佳き佳き。
次第取、現在依用の本願寺のおつとめは割と短いものばかりですが
このお作法の次第取すごい。すごいよ。(←語彙力の欠如)
みんなで楽しくおつとめするだけがおつとめじゃないんだぞと
改めて実感できました。
しっとり聞き惚れる御法要、とてもよい。
お浄土の中に抱き取られているような、そんな時間でした。
しっかりとちゃんとしたおつとめの「力」のようなものを
感じることのできる御法要でした。

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