御晨朝から御機嫌よう
今日は年休を取ったので今日から4連休です。
ありがたいですなぁ。
折角なので御本山の御晨朝に。
当門樣御調声で讃仏偈と正信偈。和讃は「阿闍世王」から。
朝から法話に泣かされました。なんまんだぶ。
晨朝後の帰敬式も当門樣御出座。なんまんまぶ。
さて、御本山の両御堂で輪灯の彫り文様が違っていて、
阿弥陀堂は菊蔓、御影堂は牡丹蔓というのは最早常識と言って良いのかなと思いますが

阿弥陀堂

御影堂
笠の造りも違っています。
阿弥陀堂は、笠の釣輪が棒状になっていて、蛸の間吊を掛ける吊金具を
内陣中央側から余間の方向へ楔で固定する形式。
御影堂は、笠の釣輪が擬宝珠状になっていて、蛸の間吊を掛ける吊金具を
外陣側から内陣奥側へ楔で固定する形式。
阿弥陀堂の笠の造りは東本願寺とよく似ていて、
楔の方向が逆になっていること以外は東本願寺御影堂と同じです。
東本願寺阿弥陀堂の笠は楔が外陣側から内陣奥側に入ります。
そんな訳で、西本願寺の輪灯については
御影堂よりも阿弥陀堂の形状のほうが古式が残っていると考えています。
現在市販の輪灯は、造りがかなり華美になっていますが、
御本山両御堂の輪灯はすっきりとしていて、とても好きです。

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