御機嫌よう
年末にお戻りになった阿弥陀様は、一月末、二月頭と
御本山にて木仏点検を受けました。
本願寺派における木像本尊は、木仏点検を受けることが
約束事となっています。
色々と決まりごとがあるので、それを満たすもののみ
安置するにあたって証書を下していただけます。
大谷派は御仏体のみの点検ですが、
本願寺派は台座御光も点検の対象です。
一月末は写真審査。こちらは無事に通り、
二月七日に実品の審査でした。
御本山の龍虎殿で審査が行われます。
審査自体は公開されず、仏匠講の仏師さんにより審査が行われます。
今回は、かの高名な江里さん、須藤さんのお二方により審査が行われました。
私たちは龍虎殿ロビーで待機。
審査後、職員さんが結果を伝えに来られます。
このたび当家の御本尊は無事にお認めいただきました。
然るのち、私たちも立ち合わせていただいて、御仏体の足ホゾと御光のホゾに
御門主樣の証印が捺されます。
捺印後、冥加金をお納めし、証書が交付されます。
緊張しましたが、無事にお認めいただけてひと安心です。

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