今年の御取越報恩講のお荘厳をご紹介します。
お内仏の背面は金張附にしました。
本棚の裏にベニヤを貼り金色の壁紙を貼りました。
それっぽく見えますね。近くで見るとアラが見えるのですが….
御本尊前は御供物三具。
彩色餅(団子)、チョコ桟木盛(明治)、紅梅香の各八寸。
この写真では横一列になっていますが、威圧感がすごかったので
角置きにしました。
勾欄と同じ高さの供笥台(代わりの発泡スチロール)を使っています。
上卓のみにて前卓略之、香炉舗設。
祖師前。
御供物二具。白雪香と紅梅香。各六寸。
供飯台に打敷。
前卓五具足。
この五具足は今年初登場です。蝋型でしょうか、佳いデザインです。
土香炉と香炉台の高さがほぼ同じになっているのが良いバランスです。
御代前。御供物一具。青白桟木六寸。
前卓三具足如常。
お花は梅擬の軒真にしてみました。
まとまりとしては非常に整然とした御荘厳になったと思います。
飾り立てたい気持ちとゴチャゴチャさせたくない気持ちのせめぎ合いがお荘厳の難しいところですが、たいがいは1、2要素をマイナスすると上手くいく感じがしています。

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